【京都新聞杯】３年ぶりに京都外２２００で開催された去年は前後半差５秒以上のドスローでほぼラスト４Fだけの競馬。世代限定の中距離戦で直線の長いコースともなるとそういう流れが基本形になりそうなもんやけど過去５年の前後半５Fを比較すると２年で前傾ラップになってるように展開はバラバラ。ただまぁ、今年は逃げ馬不在やし普通に考えたらスロー濃厚。スパート地点が京都外回りらしい４F地点になるかもう少し遅い３F地点になるかかな。血統ではディープインパクトの血が特注。あとはトニービンあたりも目立つ。好走馬の多くが後にもっと長めの距離で活躍してるのも示唆に富んでるなと。

ヴェローチェエラは前走ゆきやなぎ賞でショウナンラプンタと僅差の２着ってことで想定１番人気なんかな。ただこのレースはスローやったとはいえ時計やラップ的には平凡やし見た目以上にショウナンラプンタに余力があった印象。弱いとは言わんけど重賞で人気するほどのパフォーマンスはまだ見せてへんのかなと。アドマイヤテラは前走若葉Sでは勝ったミスタージーティーは抜けてたから仕方ないけど、枠やコーナーでの立ち回りの差が大きかったとはいえ今回も登録のあるキープカルムにも完敗。母系を見ると広いコースで逆転に期待したくなるけどレイデオロ産駒ってのがね。そのキープカルムはカナロア×バクシンオーという字面だけ見たらスプリンターっぽいけど３代母がダンスパートナーで中距離もこなせてるんかな。強い相手にそこそこやれたるのは評価したいけど相手が弱かった前走は辛勝。良くも悪くも相手なりっぽい。ベラジオボンドは前走毎日杯では本命打ったけど血統や馬体からは将来的にはマイラーっぽく見えるだけにこの距離でどうかな。狙いたいのはインザモーメント。ホープフルSは厳しい流れを先行して０秒８差８着ならそう悪くはないし、きさらぎ賞はスローの流れを後方から外を回してタイム差なしの４着。前走アザレア賞ではゆきやなぎ賞でヴェローチェエラとタイム差なしやったモンブランミノルを０秒５突き放して完勝。全兄リビアングラスは去年のこのレース３着馬で後に菊花賞も好走と血統からも京都の中長距離への適性も高そう。穴っぽいところではハヤテノフクノスケ。前走ゆきやなぎ賞は斬れる脚のないこの馬にとっては流石に上がりが速すぎた。惰性で加速してロンスパ戦になりやすい京都外回りなら巻き返す可能性は充分。最後にウエストナウ。既走馬相手のデビュー戦やった前走の勝ち時計1.45.4は前が速いペースで引っ張ったとはいえかなり優秀。めちゃくちゃ強い可能性はあるけどキャリア１戦だけで現時点では正直まだ見えてへん部分が多すぎて何とも。