『光る君へ 第17回』の即考察をします!!
- カテゴリ:テレビ
- 2024/04/28 22:48:06
♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡
別日記にしますが、この春の日曜劇場『アンチヒーロー』はあたまひとつリード!!これを観終わった直後の論理矛盾チェックに時間を使い、大河のポイント整理がとても大変です。忘れぬうちに考察です。
では「光る君へ 第17回」の考察を残します。
- ・「夫婦別資産管理」にはビックリ!!うーーむ、これ、いいんだか、わるいんだかは、わかんない。
- たくさんの妾を持つ費用は自腹ということか。
・さわの復縁にここまで割くのは、いよいよ将来、大作家になった時、筆跡も同じ代筆可能な友人の活躍の仕込みなのでは。
- ・ふたりの従者は、振り返ると主役級の登場回数。そこそこの有名役者ではダメな役回りだよな。抜け具合が良し。最終回まで持つかも・・・。
- ・清少納言は、1週間でもう一線越えてんじゃん。少し離れたけど節操ねえーー。
- ・明子兄・源俊賢は天皇の左右にいるくらい偉くなってるー。道長系だけど道隆が容認ということ??
・一条天皇が、藤原実資がさかんに「未熟、未熟」と連発するのを盗み聞きしてるのを強調してたのは、後にしっぺ返しを食う伏線か。
- ・4/5にユーミさんに補習頂いた『内覧』出ましたあー。しかし。関白生存時のみ時限措置だったから、逝去後は無効になるということで、道兼が継承可能となった?
- ・道兼は道隆に壮絶に詰め寄られても、「yes」とは言わなかった。ここで連呼する「我が家」とは直系血族の血ではなく、自分の一家だけを指してその延命を願った。小さい。
次週は、蔵之介がついに帰京。道兼が倒れる?サブタイトルなんだっけ。伊周とのバトルが白熱なのかあーー。
かな?
♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡・・*・・♡
ここに流れ着きました。「光る君へ」は、私も初回から毎週視聴しています。
このドラマで自分も…「内覧」という平安時代の朝廷の役割について
初めて知りました。いろいろ勉強になりますね。それでは…
なんというか、女子学生のスカートの丈を計ってネチネチと嫌味な指導をする風紀の先生みたいな事をやったみたいですね。
他にも、前例ありきの貴族社会にあって前例無視(というより、多分知らなかったのでは?)で儀式を執り行ったり、と経験不足を露呈した模様です。
関白病間の措置なので、道隆が亡くなれば内覧の役目はそこで終了。
関白位は道兼が継承します。
これは、関白は兄弟順番に継いでいくべし、という円融天皇の母后安子(兼家の妹)の遺言に則ったものですね。
道隆があと十年生きていたら、伊周への関白移譲もうまくいったでしょうし、十年あれば伊周も少しは経験を積めたでしょうから、中関白家が没落することも無かったかもしれません。
定子も皇子を産みますからね。
ところで、ドラマ内で伊周が先の太政大臣の三の君(ドラマ名光子)のところへ通っている、と語られていましたが、これは重要な伏線ですのでお忘れなき様に。
ここでの先の太政大臣とは、藤原為光(兼家の異母弟)のことで藤原斉信の父です。ですから、花山天皇の女御だった藤原忯子の父ですね。つまり光子は忯子の妹。
ちなみに、今のところ本人さえ出てきていないので仕方がありませんが、光子には妹がいて三の君の光子に対し、妹は四の君と呼ばれています。
道隆が道兼に、子供たちと家を盛り立ててくれ、と頼むシーン。
非常に見覚えのあるシーンでした。昨年の大河でもありましたよね、似た様なシーンが。
期せずしてどちらも地位は関白(600年後の方は関白→太閤ですけど)。
それにしても、井浦新さんの死期が迫った道隆の演技は鳥肌ものでした。
次回サブタイトルは「岐路」
色々な人物が岐路に立たされる、という意味でしょうか。
「夫婦別資産管理」は意外に思えるかもしれませんが、当時の結婚システムを考えれば割と納得できます。
飛鳥・奈良時代~平安初期は通い婚でしたから、夫婦といえども完全別世帯。資産も別個で当然。
平安中期になると婿入り婚が一般的になりますが、婿入り先の資産は妻が相続しますので、やはり資産は夫婦別個です。
妻が夫より先に亡くなった場合は、妻の資産は夫に相続されたみたいですけど。それも、子に相続させる様に手続きしていれば相続者は子になる…のかな?
これは嫡妻・妾妻いずれも同様かと。
夫が自腹で面倒を見なければいけないのは、妾妻でさえない囲われ者の愛人の場合だけかと思います。
さわが今後どのように活躍するのかは、正直言ってわかりません。
まひろからの手紙を全て書き写していた、というさわの言動は、日記を書く事で自身の悲しみを癒したと言っている寧子(藤原道綱の母)の言と共に、まひろの未来の文筆業への動機付けになるとは思いますが。
二人の従者は、二人合わせて「乙百舌」→「おともず」→「お供’s」になる、とネットの一部界隈で言われてるらしいです。
彼らはシリアスな展開が続いた際の癒しなので、今後も出演が続いて欲しいですね。
清少納言と藤原斉信は、どうやら深い仲になった事もある模様。
まぁ、放送回では一週間しかたっていませんが、実際には相応の時間経過がありますので特に不思議はないです。もともと斉信は清少納言ことききょうにご執心でしたし。
ちょっとネチっこい斉信をあしらう清少納言が良いですねぇ。
源俊賢は道隆に接近して蔵人頭に出世してましたし、妹の明子女王は道長の妻ですが、彼自身は16~17回の時点では道隆派と言えるのでは?
一条天皇が藤原実資の「未熟」発言連発を聞いていたシーンは、関白道隆の言いなりの自身を内省し、今後の天皇親政を志す伏線かな、と思ったりします。
とりあえず、実資がしっぺ返しを食らう事は無いと思います。
藤原伊周の内覧就任は、「関白病間」の但し書き付。伊周は甚だ不満で、ドラマでは出ていませんが、伊周の母方の叔父が内覧宣旨を作成した大外記中原致時に訂正を求めて却下された、という裏話があります。伊周はこれで一条天皇の不興をかっています。
また内覧就任後の彼は、衣服の裾の長さ等細部に至るまで厳しく制限した為、他の公卿達から批判され