オッペンハイマー見てきましたその1
- カテゴリ:日記
- 2024/04/14 19:12:07
まず、映画館で驚いたのはキャップを被った「プロ市民」
と呼ばれる人々で座席が埋め尽くされていたこと。
普段、映画館で見かけないような人たち。
映画の内容はだいぶ間違って喧伝されていて、決して
日本人ざまあと言う内容ではなかったし、オッペンハイマーの
名誉を回復する内容でもなかったし、広島・長崎への
原爆投下を正当化する内容ではなかった。
これは強調したいです。
むしろ原爆投下に反対する科学者や軍人がいたことがわかって驚きました。
負けが確定している国に爆弾を落とす必要はあるのか?
という疑問が広がり、シカゴ派の科学者たちは原爆投下反対の署名活動を
していたこともわかりました。
広島・長崎の惨状を聞いた政府高官、科学者たちが顔色を変え
突然オッペンハイマーに罪をなすりつけ、オッペンハイマーを断罪する
ことで世界からの批判をかわそうとしたように感じられました。
ラストシーンは妻のキティが「世界はあなた(私たち?)を許さない」と
泣いて、オッペンハイマーが狼狽しているシーンで終わりました。
欠片も日本人を侮辱する内容ではありませんでした。
オッペンハイマーの狂気が感じられる内容でした。
オッペンハイマーが精神的に不安定で、女癖が悪く、不倫を繰り返し
愛人を自殺に追い込んだ事もわかりました。
映画では何回かオッペンハイマーに、罪と向き合え偽善者めと罵倒する
シーンがあり、これのどこがオッペンハイマー礼賛なのかと思いました。
むしろ墓を暴いて裁き直すような内容でした。
オッペンハイマーは物理屋というより政治屋的な要素のある人物です。
それとこれから鑑賞する予定の人に一つ注意。
かなりのポルノシーンが入ります。
さすがに早くこのシーンが終わってくれと思いました。
日本人を嗤ってやろうと思って映画館に入った人は意気消沈したと
思います。
オッペンハイマーは性的にだらしなく倫理観が壊れている癖に
原爆投下が成功すると罪の意識で狼狽したということがよくわかりました。
逆にオッペンハイマーが墓から引きずりだされて
裁かれてるように思いました。
実は何も知らなくて、なんか話題になってるな程度(笑)
わたしのターゲットには入らない映画だと最初から思ってるので
いまのところ見に行く予定はないのですが、内容が分かって感謝ですー♪