Nicotto Town


☆ ドリーム・スター ☆


春の風を感じて


忙しさの毎日に追われ
何処かへ逃げ出したくなって
とにかく海が見たくなった

雨模様の日が続き
ようやく晴れた
空は青い、澄んだ空気が漂う
海に向かう電車
胸が何故か?わくわくするのは何故だろう?
車窓から時々、見え隠れする海
目的の駅へ到着して下車する

潮の香りがしている
海へと歩いていくと
水平線に太陽の光を浴びて水面が光る
毎日の追われた生活、仕事のストレスなど
もう、そこには無い

向かう途中の植物も新芽が出ていたり
素敵なくらい花を咲かせている
少し、早歩きになって
海の海岸線近くまで来た!

あぁ波の音が聞こえる
海の潮の匂いが身体中で感じている
潮風が優しく頬を撫でるように吹いてきた

まだ誰もいない浜辺を見つけ
一番乗りだぁ!と心が騒ぐ
砂浜に一歩足を踏み入れ
ザクッ、ザクッ
砂浜は太陽の光で温かい

別に目的と言うものは無い
ただ、海を見たかった
少し歩いて、ちょうど腰掛けるのに
良い場所を見つけ座った

海を意味も、無く見つめていると
よく来てくれたね!
君が来てくれるの待っていたよ。
そう、自分に言ってくれているように感じた

そうだ、もう春なんだ
そして夏が来る
今までの過去の海での想い出が頭をよぎる

ゆっくりと深呼吸してみたら
不思議な事に自然と涙が溢れ出した
それは、悲しみでも無く喜びでも無い
何故?涙が、、、

こんな瞬間に身体も心も浄化されて
僕はリセットされていくと感じている

自然と急に喉が乾いてきたり
食欲が増してきてしまうのだ!

自分がちっぽけな生物で
些細な悩みに迷い生きている事に
大自然の海を目の前で感じ
迷ったら、またおいで!
海の潮風に波の音が僕に囁いている

なんて素敵なんだろう!
ありがとう
苦すんだ気持ちが、いつの間にか消えていて
美味しい食べ物でも食べて
いい湯の温泉にでもつかり帰ろう!
そう思うのだった。

素敵な彼女を見ていると
どうしても、抱きしめたくなる
顔を合わせ鼻を擦り合うように
ずっと、そうしていたいと願う

あれも、これも全てがあれば幸せ?かと
思っていたけれど、そうじゃない
彼女が笑顔でいてくれさえいれば
それだけで、幸せなんだ

私のこと好き?好きなら好きと言って!
そんなの当たり前じゃないか
照れくさいから、面と向かい言えなくて
あぁ、好きだよ。
本当は、人目も気にしないで君を抱きしめ
キスして、君の瞳をじっと見つめて
好きだよって言えれば、良かったのに

そう、言ってあげれば、、、良かったのに
帰りの電車の車内でひとり想い出に
少し、にやけて黄昏れているなんて
春の風、良かったなぁ。。。

また、行こう素敵な海へ





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