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初の女性受刑者受け入れ 長野、少年刑務所内の中学校(共同通信) - Yahoo!ニュース 

4/9(火) 15:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/9bd0bf130d2305bfef7bf6e1da8b4f46423b6bc8

 長野県松本市の松本少年刑務所内にある「市立旭町中学校桐分校」に9日、20~60代の女性受刑者5人が入学した。十分な教育を受けられなかった受刑者が希望して1年間学ぶ学校で、女性の受け入れは初めて。これまでは男性に限っていた。

 入学式で代表の60代女性は「勉強に付いていけるか不安はある。育った環境や性格は違っても、思いは一緒の5人で協力したい」と意気込みを話した。中道徹所長(53)は「世間には学びたくても学べなかった人がたくさんいる。学び直しの機会を得られたことの意味をよく考えて勉強に励んでほしい」とあいさつした。  桐分校は全国で唯一、刑務所内にある中学校で、1955年に開校した。

◇ ◇
・以前 識字教室でボランティアをしていたことがある。

 高齢者が多く 読み書きや知識を教えるというよりは、
 日常生活で 「常識」とされている情報への接し方を伝えると言った活動が多かった。

例えば、医者が 懇切丁寧に治療法を説明していてもその内容がわからなかったというご老人。
 その方は 医師の言葉のかなりの部分を暗記してこられたが
その意味が解らないというのだ。
 お孫さんの教科書の内臓などの図のあるページを開いてもわからないという。

そこで私が、その図に絵が描かれた器官が 体の中のどの部分にあるのか、最初は自分の体の各部を押さえながら、次に(対面では左右逆になるのでわかりづらそうだったので)、その方の体にも軽く触れながら説明すると はじめて「わかった!」とほっとした顔でおっしゃった。

「いやぁ お医者さんは 図まで書いて説明してくださったがわからなくて、孫の教科書を見てもピンと来なくて
 なるほど 体のこの部分の奥とか 体の中で こんな風にかさなりあっていたのか」と、とても活き活きした表情で、体を押さえながらおっしゃった。

私自身 人体図を見てもさっぱり模型を見てもさっぱりと
子供の頃10年くらい悩んだあげく 医学部のテキストを見て初めて納得した口なので、うまく お伝えできてよかったと思う。

これは、実社会での経験・感覚の蓄積が、子供向けの通り一遍の説明では納得できずに「わからない」になってしまう一例ではないかと思う。

・一方 夜間中学や識字教室への受講対象者とみなされずに教育の機会を得られないまま生き続けなければいけない人もいる。

・1979年、障碍者の就学猶予が全廃され、日本国民は、生障害(ハンディキャップ)の有無に関係なく教育を受ける権利が完全補償されることになった。

「人権」を唱える運動家たちは、これを障碍者差別だと騒ぎ立て、いまだにそれを信じている人も残っているようだが、
これまで「猶予」という呼称によって、ハンディキャッパーが教育を受ける権利を阻害してきた法令が全廃され、どのような条件を持つ者であっても、9年間 現在は12年間の教育を学校もしくは自宅で受ける権利を完全補償することを 日本国の法律により宣言したのが1979年の養護学校義務化の目的であった。

 ただ 戦後すぐは 国民の教育を受ける権利を保障しつつも学校整備が間に合わないので当面の間「猶予」という名目でハンディキャッパーへの教育活動を行わないと法に明記して、政府が責任逃れの根拠としていただけのことなのである。
 その責任逃れの根拠を撤廃したのが、1979年の「猶予」の廃止であった。

・しかしながら、日本の法律には、日本女性と外国人男性との婚姻により生まれた子供に 日本国籍を付与できないという欠陥があった。
その欠陥が解消されたのは21世紀になってからである。

・しかしながら 約半世紀にもわたって、日本国内には 母親が外国人男性と正式に婚姻したがゆえに、無国籍児として生まれてしまった子供たちが発生してしまった。

 この子たちは 日本国生まれ日本国育ちであっても、日本公民としての恩恵を受けることができず、当然公教育を受ける機会を得ることもできなかった。

 どころか、今も 日本国籍取得できずに居る人もいる

・さらにまた、1980年代ごろより、ローン破産後も借金取りに追い回されている人間が続出し、親と一緒に日本各地を自家用車で転々としながら育った子供たち、この子たちは当然学校教育を受けることができないまま 育っている。

しかも 借金取りから逃れるために 親は嘘の住民登録をして逃げ回っていたから、形式的には その子たちは 不登校の末に住民票のある土地の中学校を卒業した扱いになっているので
成人後自活して夜間中学に行きたいと思っても 入学資格がないという 救いのない状況に置かれて 今に至っている。

2010年になって やっと利息制限法が施行され、親がこさえたローン地獄にとらわれて、教育の機会をはく奪された子供の発生を建前上は防げるようになったのだが・・

・ほかにも細かな事情で 教育を受ける機会を奪われたまま成人してしまった人は多数いる。

 私が 自己都合で登校しなかった人、
せっかく院内学級で入院中も勉学の機会を得ながら、親子で派遣されてきた教師の足元を見て(教諭が派遣されてきたらゴマをすり)講師が派遣されてきたら 遊び相手を務めるようにわがままを言いたい放題で毎回講師が自腹を切っておもちゃを買ってくるようにゆするこどもと、それに応じない講師を誹謗中傷する抗議電話を学校長にかけまくる保護者など、
義務教育制度を悪用する輩に対して私が冷淡なのは、法の落とし穴にはまって 教育を受ける機会をはく奪されたまま成人せざるを得なかった大人たちの存在を多数知っているからだ。

(ちなみに その母子のケースに関しては、退院しても地元中学になじめないという本質的な悩みを口にできなかった母親のプライドの高さと、通り一片の対応で校内での覇権を維持していた派遣教諭が一番の問題だったのだが。

そういう意味では しばしば入院治療を必要とする子供たちへの院内学級は、学力補償よりも 退院後 地元の学校になじめるような人間関係構築に向けたスキル教育にもっと力を入れるべきではないかと 私は考えている。)

(それが まだ就学年齢であったら あらゆる伝手を駆使して
その子らが教育を受けられるように 関係各所に働きかけ、また法改正につながるように事例報告もせっせとしてきたのだが
成人後に知り合ったケースに関しては、ほんとに打てる手がなかった。 ただただ 話の聞き役を務めるしか)

・現役を離れた今となっては、冒頭の記事を見ても
え~ 今まで女子受刑者には 教育を受ける権利が保障されていなかったの====!
 ほんと どこまで続く女性差別
 それでも やっと 女性受刑者にも、これまではく奪されて生きた教育を受ける権利を補償する機会が得られるようになってよかった。
 (校長は 彼女たちに対して補償がこれまでなおざりにされてきたことを詫びるべき立場であるのに 何を上から目線で偉そうなことを言ってるんだ!!)

 受講生たちに いささかなりとも 明日への希望の光が届きますように。
 彼女達が このチャンスを活かせるように、周囲からの理解と思いやりが充分にありますように!

と願うだけです

アバター
2024/04/10 08:11
(本文の事例の補足)
 
 空間把握・空間認知に関しては、生活年齢とともに発達・変化するので
  図解に関しては その年齢に応じた あるいは 認知の発達年齢に合わせたテキストを使用しないと
  「理解」には つながらない。

 このことを 正しく理解している教員は 現状ほとんどいないのが問題であるし
 今の教科書会社・教材会社の中に 一人でもいるのかどうか はなはだしく疑問だと私は感じているが
アバター
2024/04/10 08:03
なぜなら 医師にとっては 短期入院(1か月程度)ですむ子供とその家庭とは
特に 日ぞゆ生活に配慮する必要のない存在でしかないから。

医師の関心は 常に 加療の必要な「病人」に向かう
 そのような人間を劇的に改善してこそ 医師の実績につながるから。

患者とその家族にとり日常生活のコントロールにより 小康状態を保つ(日常生活を送れる)存在は
タダの金づるか、あるいは 日常生活のコントロールをサボって体調を悪化させる厄介者程度に思っている医師も結構いるのが 今の日本の医療業界の問題なのである。

実際には そういう 長期通院患者によって 業界が支えられているにもかかわらず、
アバター
2024/04/10 07:58
病気によっては、毎年のように2週間~1か月程度の入院が必要な子供もいる

しかし きっちりと加療を施して退院させるので、地元の学校に通っているときは 「健康そうな普通の子供」に見える

すると 地元の義務教育校の教師も児童生徒も タダの 不登校児と問題家庭扱いをするのだ

一方の母親が 毎年のように入院治療が必要なくらい体調を崩しやすい子供の健康管理に気を遣うわ
その必要性に関して 周囲からは理解を得られないわ
誹謗中傷・陰口には悩まされるわで
神経の休まることのない 子育て期間を長期(おおむね10年~20年)過ごすことになる。

一方のこどもも 毎年のように 1か月前後長期欠席していたら、その亜大に クラスの人間関係は変化しているし、入院中は 毎日 点滴が必要なほど肉体的に苦しい思いでベッドに横他割る生活を1か月近く過ごし、やっとそこから解放されて 日常生活に戻れると思って 喜び遺産で登校すると ハブられたり 無視されたり 奇異の眼で見られて困惑するし、そもそも こどもに 自分の病気がわかるわけもなく、教師は偏見の度塊で、暴力的に「躾」怒鳴りまくって性格矯正をほざくよう人が担任団(小学校でも 今や音楽・家庭科など教科担任制が多数導入されている。そして強化担任達は 複数のがくねんの子供たち全員を週に1回ぐらい担当するので 子供の把握ができず、思い込みで「学習指導」という名のいびりをやる人が多い)がいると・・・

そして 保護者も 入院中の子供の世話、退院後も続く子供の体調に合わせた生活管理、そして 安定することのない子供の病状からくる精神的負担で手がいっぱいで、地元の義務教育校の教師たちの 興味本位の質問・詮索に対応する心のゆとりがなく ますます 一家そろって 孤立に追い込まれて行ったりもする 

連続した長期入院の必要な子供を抱える家庭に対する対策は ゆっくりすすみ
それなりの圧力団体もバックについているが
実際には 医療が進むにつれて 従来なら長期療養・入院が必要とみなされていた子供たち
短期間の入院の繰り返しと 10年前後にわたる通院で 
一見「普通の子供」として日ぞゆ生活が送れるようになっている子が多いのが現実であり
今では そういう子供と家庭が ケアの網目から落ちこぼれていたりもする。



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