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どう生きる? 第五十九章 北海道旅行四日目


 第五十九章 北海道旅行四日目


4日目、

旭川市のホテルを出発し、

午前中は旭山動物園で過ごした。

広大な敷地内で、さまざまな動物たちを見て歩く中で、

心がいやされる時間を過ごした。

「ぺんぎん館」で、360度見渡せる水中トンネルに入ると、 

まるでペンギンが空を飛んでいるかのような 

不思議な光景が広がっていた。

彼女は興奮しながら、 

「見て、あのペンギン、すごいでしょう!

空中を泳いでいるみたい!」 

と喜び勇んでいた。 


「あざらし館」に足を踏み入れると、 

水槽の中で優雅に泳ぐアザラシたちの姿が目に飛び込んできた。

彼女は興奮、気味に、「あざらし、かわいい!」 

と歓声を上げながら、水槽の前に立つ。


私も彼女の横に並び、「本当だ、すごくかわいいね」

とほほ笑んで答えた。 

水槽の中でアザラシたちがゆったりとした姿勢で

くつろぐ様子を見ながら、 

北海道の港をモチーフにした飼育場のデザインにも興味を持った。

「こんな風にアザラシがのんびり過ごす姿、 

なかなか見られないから貴重だね」と言いながら、 

私たちはその場面を心に刻んだ。 

「ほっきょくぐま館」へ足を踏み入れると、 

広大なプールの中で力強く泳ぐホッキョクグマの姿が 

目に飛び込んできた。

彼女は驚きと感動の表情で、 

「あの大きなホッキョクグマ、すごい迫力だね!」 

と声を上げた。


私も彼女の隣でその壮大な姿に見とれながら、 

「本当にすごいよ。 あの力強い泳ぎ、 

まるで自然の中で生きる彼らの本能が光っているみたいだ」 

と感嘆した。

周囲には多くの来園者が、 

ホッキョクグマたちのダイナミックな泳ぎに圧倒されながら、 

その迫力に魅了されている様子でした。 

「もうじゅう館」に足を踏み入れると、 

迫力満点のライオン、アムールトラ、 

ユキヒョウ、アムールヒョウが飼育されていた。


彼女は驚嘆の声を上げながら、 

「あのライオンの力強さ、本当に圧倒的だね!」 

と言った。


私も彼女の言葉に同意しながら、 

「そうだね、見事なまでに野生の力を感じるよ。 

おりの構造も工夫されていて、 

動物たちをさまざまな角度から観察できるのも素晴らしい」 

と答えた。


おりの中で、ライオンたちは威厳を持ってたたずみ、 

アムールトラは優雅に歩き回り、 

ユキヒョウとアムールヒョウは独特の雰囲気を醸し出していた。 

それらの動物たちの存在感は、 

訪れる人々を圧倒し、深い感動を与えていた。



午後からは旭山動物園を後にし、

留萌を経由して稚内へと向かうことになった。

道中、オロロンラインと呼ばれる道を通り、

その道路そのものが見どころとなっていることに驚かされた。

草原と海と空が広がる風景は、まるで絵画のような美しさだった。

特にサロベツ原野や

オトンルイ風力発電所で見る風車群は、

不思議な感覚を覚えさせる景色だった。

「この風景、本当に素晴らしいわね」

と言うと、マヤは満面の笑みでうなずいた。

「そうだね、こんな自然の美しさに触れられるなんて、

最高の旅だよ」

と応えた。

その言葉に私も同意しつつ、稚内への道を進んでいく。

辺りには静寂が広がり、海の香りが心地よく漂っている。

遠くに利尻富士が見える景色は、まるで絵画の中のようだった。

「この景色、本当に美しいわね。こんな自然の中で、

心が洗われる感じがする」

と言うと、マヤは深いため息をついた。


「そうだね、この美しい風景を見ていると、心が穏やかになるよ」

とほほ笑んだ。

その言葉に私もほほ笑みながら、

稚内へと向かう道を進んでいった。

利尻富士を眺めながら稚内に向かう道は、

壮大な自然に囲まれた素晴らしいドライブとなった。


7時間半に及ぶ長いツーリングの後、稚内に到着した。

その日の旅は、見所満載の素晴らしい景色とともに、

心に深い感動を残してくれた。





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