Nicotto Town



どう生きる?第五十一章 Majaからのメッセージ


第五十一章 Maja(マヤ)からのメッセージ



海から帰って車の中で携帯を見ると、

マヤからメッセージが届いていた。

お父さんの仕事でクライアントがハッカーの攻撃に遭い、

手助けが必要だという連絡だった。

スウェーデンまで来てほしいという内容に驚きながらも、

すぐに彼女に詳しい状況を尋ねるメッセージを送った。


「マヤ、大丈夫?どうしたの?詳しい状況を教えてくれる?」


海からそのまま、東京に戻ることを決めた私は、

まずは東京の部屋のパソコンで対応することにした。

そして、翌日スウェーデンに向かうことをマヤに連絡した。


東京に到着するのは23時半ごろ。

スイス時間では午後の3時半くらいなので、

まずは東京から連絡をとることにした。


「スイス時間だとまだ日中だから、東京から連絡するね。」


急に東京に戻らなければならなくなった私は、

友人に関西国際空港まで送ってもらうようお願いした。

彼らは快く引き受けてくれ、

空港までの道中で航空券をスマートフォンから予約しておいた。


関西国際空港21:05発の便で

東京(羽田)へ向かい、22:15に着陸した。

その後、羽田から電車を乗り継いで約1時間かけて、

東京の家に戻ることができた。

「マヤ、東京に着いたよ。パソコンで対応して、

明日の早朝にはスウェーデンに向かうよ。」

と連絡した。

彼女からのメッセージが東京の家に戻る途中、届いた。


「ロシア政府のハッカーが、

お父さんの会社のクライアントに攻撃を仕掛けている。

今、会社のスタッフと私が必死で防戦している。」


私はそのメッセージを読んで、状況の深刻さを感じた。

すぐに彼女に航空券の予約が取れたことを連絡した。


「マヤ、シンガポール航空の16時40分の便で羽田を出発し、

翌日の11時35分にストックホルム・アーランダ空港に

到着する航空券を取れたよ。」





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