Nicotto Town



どう生きる?第三十五章 スペインバルセロナへ


第三十五章 スペインバルセロナへ


旅行会社にお金を支払い、

旅行の日程表や予約していた航空券、

オプショナルツアーのチケットを手に入れ、

準備は整った。


私たちは10日間の旅に出発した。

スペインではガウディ建築を堪能し、

ピカソ美術館では若きピカソの作品を鑑賞した。

カタルーニャ美術館ではロマネスク美術に触れ、

カタルーニャ広場からランブラス通りを歩けば、

バルセロナに来たという実感が湧いた。


Spotifyカンプノウスタジアムでの

FCバルセロナ対セビージャFCのサッカー公式試合は、

満員の観客が送る声援に圧倒され、

スタジアムでそのエネルギーを体全体で感じ取った。


「ねえ、海斗、スペインでの旅行、楽しかったね」

とマヤが私の手を握りながら言った。


私はほほ笑みながら答えた。

「本当に楽しかったよ。ガウディの建築に感動したし、

ピカソ美術館で若いピカソの作品を見て、

その才能には驚かされたよ。

それにカタルーニャ美術館のロマネスク美術も素晴らしかった。」


「カタルーニャ広場からランブラス通りを歩くと、

バルセロナに来たって気分になるんだよね。私はあそこが大好き」

とマヤが言った。


「そうだね、本当にすてきな場所だった。

それにスタジアムでのサッカーの試合も最高だった。

観客のエネルギーを感じることができて、

すごく興奮したよ」と熱く語った。


スペインの旅を終え、

次の旅先であるパリへの飛行機の中で、

楽しい会話が続いた。


マヤと出会ったのは、偶然だった。

だが、その偶然が私たちを一緒の旅路へと導いた。

今、再び二人は旅を続けている。


私にとって、どこへ行こうと、何をしようと、

マヤと一緒にいることは幸せの絶頂だ。

彼女と共有する時は、喜びに満ち、幸福感が心を包む。

彼女にこの感情を分かち合うと、

彼女も同じように感じていると言った。


スウェーデンでの日常は心地よく、

幸せな時間が流れる。

だが、旅先で彼女と同じ景色を目にし、

同じ感動を分かち合うことは、また格別だ。


新たな地を歩みながら、

私たちは驚きと感動に満ちた瞬間を共有する。

そこには、日常の喜び以上の魅力があり、

私たちの絆を一層深めていく。





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