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どう生きる?第三十四章 ヨーロッパの旅の計画


第三十四章 ヨーロッパの旅の計画


マヤの大学の休みを利用して、

私たちはヨーロッパを旅行する計画を立てた。

お互いに行きたい国をピックアップして、

プランニングは私に任された。

スウェーデンからスペインに行き、そこからフランス、イタリアを訪れることにした。


1日目:バルセロナ


ストックホルム発のバルセロナ着の直行便。

フライト時間は約5時間で、フライト料金は約4000円ほどだった。

バルセロナではまず、サグラダファミリアやグエル公園との

セットのガイドツアーを計画した。

優先ツアーに申し込むことで長蛇の列を避け、

ガイドに案内してもらいながら詳細な図像を楽しむ。

グエル公園はエウゼビ・グエイ伯爵とアントニ・ガウディが作り上げた特別な場所で、

1900年から1914年の間に建造された。

カサ・バトリョやカサ・ミラも訪れ、ガウディの建築を堪能する。


2日目:美術館と観光


ピカソ美術館:ピカソの若い時期の絵画が多く展示されている。

カタルーニャ美術館:バルセロナ最大規模の美術館で、

特に11世紀から12世紀のロマネスク美術を鑑賞できる。

ランブラス通り:カフェやショップが軒を連ね、

ショッピングと食事を楽しむ。

スペインリーグのFCバルセロナの試合を

Spotify カンプノウ スタジアムで観戦。

3日目:パリへ移動


翌日、バルセロナからパリへ直行便で約2時間のフライト。

パリでは2日間をかけてルーヴル美術館やモンマルトルの丘でパリの町を満喫。

エッフェル塔や凱旋門を眺めながらのんびり過ごし、

セーヌ川クルーズも体験する。

オペラ座でシャガールの夢の花束を鑑賞し、

ノートルダム大聖堂も訪れる。


6日目-10日目:ローマ、フィレンツェ、ベネチア


パリ発ローマ着の直行便で約2時間。

ローマ、フィレンツェ、ベネチアでの観光を計画しています。

プランをマヤに確認すると、彼女はとても喜んだ。

早速ツアー会社に行き、出発日と旅行プランを伝えた。

後日、旅行日程と旅行にかかる費用の連絡がツアー会社からあり、

10日間1人60万円旅費がかかる、詳細なツアー内容も送られてきた。


「旅費は2人分、私が出すから」と私が言った。

「それは悪いから自分の分は、自分で出します」と言った。

今回の旅行は私が彼女を連れて行きたかったので、

私は譲らなかった。


「スウェーデンで泊まる場所を提供してもらい、

仕事までマヤの母親のところで働かせてもらい、

旅行代は一人で生活することを考えたら安い金額だよ。」

私がそう言うと。

渋々納得してくれた。

マヤは興味津々の表情で、ふと口を開いた。

「18歳の海斗がどうしてそんな大金を持ってるの?」


私は思わず笑みを浮かべ、彼女の目を見つめながら答えた。

「18歳の時に証券会社の口座を作って、

母から自分の大学費用はこれで稼ぎなさい、と言われて、

20万円をその口座に入れもらったんだ。」


驚きを隠せない彼女の表情を見て、私は続けた。

「今では口座残高が500万円近いんだ。」

驚いて、「海斗、あなたはすごいね」と言った。



大学受験に落ち、進むべき道が見えずにさまよう私。

未来に何が待ち受けているのか、

何をすべきか、模索する日々。


マヤに会いたい一心で、

スウェーデンにワーキングホリデーでやってきた。

彼女に未知の土地で暮らす場所や働く場所を提供してもらっている。

母からの勧めで投資を始めた。

大学費用を自分で稼ぐよう言われ、

20万円はじめた投資が幸運なことに利益を生み、

今や500万円にも迫る。

だが、その未来は見えない。

成功するか、それとも失敗するか、分からない。





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