Nicotto Town



どう生きる?第二十一章  Majaのメッセージ


第二十一章  Maja(マヤ)のメッセージ


次の日の朝、私は市役所に向かい、

戸籍謄本を取得し、

パスポート用の写真を撮り、

パスポート申請所に行った。

手続きの途中で、

彼女からのメッセージが届いた。


「今、ストックホルムの空港に着いたよ。

私の住んでるところはここから車で約30分ぐらいのところです。

20時間のフライト、とても疲れました。

でもあなたとの思い出を考えてたら、

楽しくてあっという間のフライトだったよ。

もうすでにあなたと会いたくなってます。」

彼女の言葉は、

遠く離れた場所からでも私に届き、

心を温かく包んでくれた。


多くの人がいるパスポート申請所で、

メッセージを読んだ私は、

気づいたら涙がこぼれてきた。

私の心が喜びと感動で満たされ、

同時に少し、寂しさも湧き上がってきた。


マヤも同じ気持ちでいてくれた。

私たちは遠く離れていても、

この距離をこえて心がつながっていることを

感じた瞬間だった。

「長時間のフライトは、大変だったね。

同じ気持ちでいてくれてとても嬉しい。

マヤに会いたい」

「パスポートが出来次第、ワーキングホリデーの手続きをして

マヤに会いに行くつもりです。」

メッセージを送り終えた後、私は次の言葉を考えた。

スウェーデンへの旅行方法や手続きについて考えながら、

パスポート申請書を埋めていました。

将来の計画が少しずつ形になる瞬間でした。


「本当、本当なの?とても嬉しい。

あなたの決断力と行動力はとても素晴らしい。

初めて会った見知らぬ外国人の私に、

突然一緒に旅行に来てくれと言われて、

ちゅうちょすること、なく了解してくれて、

私の心配や、不安を吹き飛ばし、最高の旅行にしてくれた。

あなたのその決断と行動力は尊敬に値します。

待ってます。来てください。」

とマヤから返信が届いた。





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