第十七章　甘い夜

部屋に戻り、彼女はもう一度シャワーを浴びた。

「さっきのステーキ、本当に美味しかったね。」

彼女がほほ笑みながら言った。

「美味しかったね。おおきに！」と、私は言った。

彼女はベッドに座り、手で髪を整えながら

「今日は本当に楽しかったね。おおきに。」

と言った。

「明日もディズニーランド、楽しみだね。」

彼女がワクワクとした表情で言うと、

私もうなづいた。

私もシャワーを浴びに浴室に行くと、

熱い湯が体を包み込む中、

日々のけんそうを一時忘れ、心が落ち着くのを感じた。

「さっぱりした？ワインでもどう？」

彼女はゆったりとした椅子に腰掛け、

手には赤ワインを握りしめていた。

「静かな夜を過ごすのにぴったりの時間だね」

と言った。

「いいね、ありがとう。」僕が言うと、

彼女は、ほほ笑みながらワインを注いでくれていた。

彼女の視線は何かを思い巡らせているようで、

しばらく沈黙が続いた。

彼女の目が艶めかしく潤んでいた。

彼女は僕のそばに寄りかかり、耳元でささやいた。

「あなたはどうして私を抱かないの？私って魅力がないの？」

その問いかけに、私は一瞬、驚きながらも、

心の中で葛藤が渦巻いた。

彼女の魅力には確かにひかれていた。

しかし、今の状況で進むべきかどうか、迷いがあった。

「君は魅力的だよ。ただ、今は少し、酔っているかもしれないね。」

と私は優しく笑みを浮かべながら答えた。

彼女はほほ笑みながらうなづいたが、

そのほほ笑みには少し、寂しさもひそんでいた。

2人は静かに乾杯を交わし、ワインのおいしさを楽しんだ。

彼女の問いに直面し、私は、素直に事実を告げた。

「まだ女性と経験がないんだ」と、彼女に伝えた。

その言葉を聞いた彼女は、驚きの表情を浮かべたが、

すぐに優しい笑顔に戻った。

「そうなの？大丈夫だよ。そんなこと気にする必要はないわ。

経験っていうのはだいじなことだけど、焦らなくてもいいんだよ。

大切なのはお互いがリラックスして楽しむことよ。」

と、彼女はそっと手を伸ばし、

私の手を包むように握ってくれた。

その温かな手の感触が、

私の心を少しずつ安らかにしていくのを感じた。

彼女は優雅に服を脱ぎ、

次は、私の服に手を伸ばした。

そっと服を脱がせる彼女の指先に、

心がざわめいた。

そして、二人は抱き合い、熱いキスを交わした。

その瞬間、時が止まり、

世界が二人だけのものになったかのようだった。

心臓の鼓動が高鳴り、

不思議な興奮が全身を駆け巡った。

この美しいスウェーデンの女性との関係が、

まさに夢のような驚きの連続だった。

彼女の柔らかな肌に触れる感触、

彼女の甘い吐息、彼女の熱いキス。

それら全てが、まるで別世界にいるかのような

感覚を呼び起こした。