第十一章 　ハリー・ポッターエリアへ

開園の瞬間、ハリー・ポッターエリアへ、

私たちは手をつないで走り出した。

彼女の金髪が風になびき、

楽しそうに走る姿が印象的だった。

「こっちだよ、早く行こう！」

と彼女を引っ張りながら走ると、

彼女は笑顔で応えた。

「はい、急いで行きましょう！」

人々が喜びに満ちた声を上げながら、

私たちは一目散に目指した

ハリー・ポッターエリアへと向かっていた。

彼女の笑顔と楽しそうな走る姿が、

私の心に一層の興奮を呼び起こしていた。

そびえ立つホグワーツ城が、優美な姿を誇示し、

その向こうには魔法使いたちの住む

ホグズミード村が広がっていた。

「見て、あそこがホグワーツ城だよ！」

と指さすと、

彼女は目を輝かせながら城を見上げた。

「すごい…本当にホグワーツだね」

この村には、ライド・アトラクションや

数々の魔法のお店が立ち並び、

まるで映画の中の世界に飛び込んだかのような

非日常的な体験が待っていた。

「どのアトラクションに乗ろうかな？」

と彼女が、興奮、気味に尋ねると、

私もワクワクしながら答えた。

「何でもいいよ、Maja（マヤ）と一緒なら！」

二人でホグズミード村を歩きながら、

映画の世界に迷い込んだような不思議な気分に浸った。

「ハリー・ポッター・アンド・

ザ・フォービドゥン・ジャーニーは、

特にその中でも際立った体験だった。」

と言うと、彼女も同意の表情を見せた。

「ホグワーツ城の中にあるこの乗り物は、

驚異、的な動きをするだけでなく、

リアルな立体感のある映像や再現された構築物を通じて、

まるで実際にその世界にいるかのような

感覚を味わうことができた」と続けると、

彼女は目を輝かせてうなずいた。

スリルと興奮が体中に駆け巡り、

絶叫と歓喜の声が漏れる中、

私たちはまるで魔法の世界に飛び込んだかのような

体験を味わっていた。

「すごく楽しかったね！」

と彼女が言うと、私も笑顔でうなづいた。

「本当に最高だった。次はどのアトラクションに乗ろうかな？」

彼女とのUSJでの冒険はまだ続いており、

私たちは次の体験にワクワクしながら、

新たな世界へと向かっていった。

そして、このアトラクションを一緒に楽しむことで、

一体感が生まれた。

私たちは同じ興奮や驚きを共有することで、

心の距離が一気に縮まり、

親密度が増していくのを感じた。

この非現実の世界での冒険が、

私たちの心を結びつけるきっかけとなったのだ。

「すごく楽しいね」と彼女がほほ笑みながら言った。

「本当に最高だ」と答えると、

彼女は幸せそうに笑った。

「この思い出はずっと大切にしようね」

と付け加えた。

私たちはお互いの手を握りながら、

次の冒険に向かうために歩みを進めた。

このUSJの冒険が終わっても、

私たちの思い出は永遠に心に残り、

固く運命の糸が、結ばれるであろう。