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【訃報】漫画界の伝説逝く

去る3月1日に漫画界の伝説:鳥山明氏が亡くなりました。

享年68歳でした。急性硬膜下血腫だったそうです。
皆さん、ご存じの『Dr.スランプ アラレちゃん』『Dragon Ball』の生みの親であり、『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターデザインを担当された方でもあります。
関連記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/8d1627868c67df7c562a017e7894968ad79c4a5f

https://dragon-ball-official.com/news/01_2499.html

私の少年時代は初回作の『Dragon Ball』が週刊少年ジャンプで連載されており、ファミコン版のドラゴンクエストⅢが店頭に並んでいた時代です。
学校での話題は来週のDragon Ballはどうなるか?とか、ドラクエⅢのモンスターが手強くて倒せないとかばかりでした。(当時の私はジャンプも買えなかったし、ファミコンも持っていなかったので、話題に取り残されていて、販促用のチラシなどで絵を見る事しか出来ませんでしたが…)
それでも、鳥山明先生の絵に憧れて、自由帳や理科のノートに『まもの』や『モンスター』をたくさん描いた物でした。
鳥山先生は、元々、イラストレーターやデザイナーを目指していらしたそうで、「漫画家だけにはなりたくなかった」と仰っていたそうです。
イラストやデザインのコンペに参加しても、当時は、なかなかそちらでは芽が出ず、食うに困って、雑誌社主催の漫画コンクールの賞金に目がくらみ、作品を出品したところ、それから注目を受け、漫画家としてデビューする事になったそうです。
デビュー当時担当していた、集英社の担当編集は「鳥嶋さん」と言う方で『Dr.スランプ アラレちゃん』に登場した悪の天才科学者『Dr.マシリト』のモデルになった方でした。(鳥嶋(トリシマ)を逆から読むと「マシリト」になる事から命名)
また、同じ頃週刊少年ジャンプで連載をしていらした『桂正和先生』(『ウイングマン』『電影少女』など)とも交流があり、お互いをリスペクトしており、仲が良かったそうで、お互いの漫画作品の内容について、アイデアを出し合っていた事もあったそうです。
鳥山先生の漫画の凄い所は、イラストレーターやデザイナーを目指されていた事もあり、コマの1つ1つ、個々のキャラクターの衣装や配置が洗練されていて、お洒落でかっこいいし、魅力的なところです。
さらに、当時の漫画は今とは違い、ほとんど手描き原稿だったにもかかわらず、トーン(スクリーントーン)をほとんど使っていなかった事です。(Dragon Ball連載終盤、ベジータがバリアを張ったシーンに1度のみ使用)
このトーンを使わなかったのにも伝説があり、スクリーントーンは高価で購入するのがもったいないと言うのが理由だったそうです。(ベジータのバリアのシーンで使ったスクリーントーンは友人の漫画家の桂正和先生から頂いた物だったとか…)
そして、Dragon Ballでは死後の世界から宇宙・魔法の世界まで広大な世界をコミカルにお洒落に描いていました。
死後の世界をあれほどユニークに描いたのは鳥山先生が初めてではないでしょうか…?
鳥山先生曰く「イラストレーターやデザイナーは1つの作品(絵)を高く買い取ってもらえるけど、漫画家は絵をたくさん描かないと買い取ってもらえないので、割が合わないし、自分の絵はそんなに安値で売るつもりで描いていない」とのこと。
…その話を聞いて、当時は、確かに!と思ったものでした。

今月の20日からは『SAND LAND(サンドランド)』のアニメ配信が決まっており、今年の秋には完全新作アニメ『Dragon Ball DAIMA(ドラゴンボールダイマ)』の放送が予定されているのですが、それはどうなってしまうのでしょうか?
ご本人もこの秋のDragon Ballの新作には、かなり力を注いでいて、楽しみにしていたそうなので、放送開始前に亡くなってしまったのは、残念でなりません。
関連HP:
https://dragon-ball-official.com/news/01_2187.html

手塚治虫先生・藤子不二雄両先生・石ノ森章太郎先生・赤塚富士夫先生・さくらももこ先生…などなど、漫画界をけん引し、名作を生み出された偉大な先生方が次々と亡くなってしまいます。そして、またも、偉業を残した方が亡くなってしまいました。

現実にはDragon Ballも仙豆も存在しないので、鳥山先生が、復活したり、生き返る事はありませんが、鳥山先生なら、あの世でもきっと、閻魔大王から懇願されて漫画を描かされている事でしょう。

今までたくさんの夢や希望・ワクワクをありがとうございました。お疲れ様でした。安らかにお休みください。
ご冥福をお祈りいたします。

アバター
2024/03/13 20:48
「急性硬膜下血腫」漫画、一部の出版関係者の間で鳥山先生が2月末に転倒して救急搬送されたとの情報が流れていたり、昨年に体調を崩したとの声もあり情報は錯綜しています。
関連記事を拝見しました。
鳥山先生は、元々、イラストレーターやデザイナーを目指していて、「漫画家だけにはなりたくなかった」と仰っていたことに大変驚きました!
雑誌社主催の漫画コンクールに作品を出品したところ、漫画家としてデビューする事になった凄いですね!
人生は何が起こるか分からないですね。
関連HPを拝見しました。
今年の秋には完全新作アニメ「Dragon Ball DAIMA(ドラゴンボールダイマ)」の放送が予定されているのですね。
完全新作アニメ「Dragon Ball DAIMA(ドラゴンボールダイマ)」見届けたかったと思います。
ニュースで観ましたが鳥山先生のサイン色紙がフリマアプリなどで高額取引されている、真贋は不明ですが、悲しい気持ちになります。
名作を生み出された偉大な先生方がお亡くなりになるショックが大きく、悲しくもあり寂しいです。
偉大な先生方々で漫画談義に花を咲かせているかもしれません。
鳥山先生大変お疲れ様でした。
安らかにお眠りください。
ご冥福をお祈りいたします。
アバター
2024/03/09 22:01
まさしくドラゴンボール世代です。ジャンプ買って読んでいました。
アバター
2024/03/09 15:43
『Dr.スランプ アラレちゃん』が大好きで
その当時、年賀状は、わざわざ手書きで
Dr.スランプ アラレちゃんのイラストを年賀状に描いていたゆこたんでした。
突然の訃報に驚きましたし
次の作品をとても楽しみにされていたというのに
こころざし半ばでの突然の死亡という悲報に本当に残念でなりません。




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