Nicotto Town



国を持たない人々

かつて、武力や宗教が「王」の権力の礎であった時代から

武力には武器(資材)、宗教には免罪符、という象徴的な
ものから見てとれるように、
すべてのことに「お金」というものが重要な要素になってきました。
そして、その「お金」の絡みを主に引き受けていたのが
ユ・ダ・ヤの人達です。

(ここで言うユ・ダ・ヤの人達とは、とんがり帽子に顎鬚つけた
 そういう人達ではありません。他の宗教に属さずユダ〇教を
 信じると名乗って生活していた人達、またはそれを母にもつ
 人達です)
(これについてはなかなか難しいので、金融系につながった一族
 とだけ、ここでは扱うことにします)

彼らはもともと、しいたげられていた者たちでした。
当時・・
皇族や宗教者といった上位の者は「お金」などという
不浄なものには手を付けない。という考えがあったと聞きます。

「そのよう不浄のものは、あやつら(ユ・ダ・ヤ人)にまかせておけ」

そうやって、ユ・ダ・ヤの人達は「お金」を独占的に扱うように
なっていきます。

そして、国同士の争い「戦争」がおきると、そこで大きな「お金」が
動くようになります。時には王国が破産寸前になることも・・・
そんな時に、「お金」を都合付けることが出来たのは、この
ユ・ダ・ヤの人達でした。

当然「王」は彼らからお金を借りなければなりませんでした。
そしてまた、当然のことながら、利子が発生し、これがユ・ダ・ヤ
の人達に大きな利益をもたらすことになりました。
もちろん、彼らがお金を貸すのは片方だけではありません。
国を持たぬ彼らは、相手国にもお金を融通しました。

「しいたげられていた自分達が、王達の命運をにぎることができる」

これが、彼らの錬金術のはじまりでした。






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