マッチングの神様S2,10話
- カテゴリ:コーデ広場
- 2024/02/26 21:42:34
ビーチ・ショップ:キラキラ
もらったステキコーデ♪:17
このリアリティショーは、1話約60分に込められた情報量が多いので 連ドラにありがちな一気見ができない。
一つには 白人さんの顔の区別がつきにくいというのもあって
かなりの集中力を要する。
なので 話の展開が気になるけど ちょこっとづつ 見ている。
現在10組20人が出演しているのだが、そして各自個性的な顔立ち・体形なので 見間違えようがないはずなのに、なかなか顔と名前と設定を組み合わせて記憶することがむつかしい。
けっきょく 見慣れない顔ばっかりだからなんだろうなぁ
これが日本人だったら 一目で覚えられるのに
「相貌認識」と一言でいうけど、実は 生まれた時からの経験=見慣れた顔の学習経験の集積なんだろう、たぶん。
・さて ハネムーンが終わり第1回目の全体会を終え、アパートで同居を始めた各カップル
①2歳児双子の母ポピーと思春期の娘二人を持つルーク
マッチング段階から、この二人がほんとに結婚したら破綻の確率高いのでは?よくもまあ こんな組み合わせをするなぁと私は思った。
だって、妊娠中に夫が浮気して捨てられた妻、
実家の支援があるとはいえ 一人で双子を産んで今まで子育てを懸命に続け、でも 子供に父親を与えてやりたいからとこの番組に応募。
応募面接のときも 夫の浮気と離婚について語る時には涙があふれる彼女。
傷心をいやす間もなく 必死の子育て。
子供が独り歩きを始め、日本でいえば3歳の幼稚園デビューを迎える前の ちょっとした一息タイムに これからのことを思って再婚したいと思う女心は、わかる。
それはまた 子供が公園デビュー~通学と社会参加するときに 自分もまた保護者として 家庭の外に出ていかなければいけない、その時自分は 独りぼっち 周囲は夫婦で子育てするカップル、そんな中で味わう孤独を予期しての不安、これまでは とにかく必死で わき見をする余地すらない乳幼児の子育てという労働環境&必然的に家庭に引きこもり状態だったけど
これからは 子供と共に 子供のために社会に再び 一家として再デビューしなければいけないという自覚があればこその不安、それゆえ 再婚を願う その気持ちは よくわかる。
しかし そこで マッチングされた相手が、思春期の娘二人を持つ父親って・・
一般論として言えば 義理母としてどんだけ義理娘二人に気を遣うか・・
そしてまた 娘二人を大切に思う男性と 思春期の義理の娘たちが どれほど 我が息子(幼児)さんのことをおもいやってくれるか・・
心配にならない方が不思議
でもこんなこと 初対面のしかも疑似結婚パートナーに言えるバズも無かろうに・・
と。
普通 再婚相手として夢見るのは、自分と息子を第一に考えて 守ってくれる・助けてくれる・自分の社会復帰と子供の地域デビューを後押ししつつ一緒に踏み出してくれるパートナーでしょう、
娘二人としっかりと地域に根付いている所に 居候のように親子3人ひきとられることではなくて・・
と私は思いました。
このマッチング会議の時に、S1でも控えめながらも情のあるコメントをしていた女性が、「ポピーが 子供二人を置いて長期間の実験宿泊に参加できるかどうか心配」と短くコメントしていましたが・・
いざ番組収録が始まると、ポピーはハネムーンの時から泣いてばかり。
そして 同居生活が始まって、彼女は なんとか二人の関係を深めようとルークに声をかけるも、ルークは 形の上では ポピーを気遣って 自分が買い物と料理をすると言って、全然ポピーと一緒に何かをする気配なし。
本当なら ゆっくりと彼女のペースにあわせて 一緒に買い物にでも行けばいいのに、せっかく彼女からルークに話しかけても 彼女を置き去りにして一人で買い物に
おかげで 彼が家に戻れば 彼女はすっかり引きこもりモードにもどって 食欲ないとのお返事
完全に これ マッチングミスですね
形式的に相手に何かしてやることで己の気遣いを示しているつもりの男、 実は 直接的接触を継続する努力皆無 相手からの弱弱しい働きかけもあっさりスルー
これでは 二人の心の結びつきなんぞ構築できようもない
外見的には 泣き続ける女が悪いってことにされるんでしょうけど・・
優しそうなふりして 本質的には彼女の心に触れようとしない 自分にとって楽なかかわりしかしていない男がダメねというのが私の評価。
しかも 頓珍漢ルークは、「これから1週間~」と どこぞのワーカーからの助言をそのまま口にして、ポピーの心を切り裂いている
「1週間で 私が 彼の心に沿わなければ切り捨てられるの?」 と傷つくポピー。それに気づかないルーク
②海洋生物学を専攻しているコニー。しっかり者の母親はS1を見ていてこの番組に否定的ながらも 娘の意志を尊重して応援:ハンサムな遊び人でSNS中毒のジョネセン
ジョネセンは面接では 番組の応募理由として父親が脳卒中で片麻痺になったので 自分も家族を持ちたくなったと言っていたが・・
なんかとってつけた理由のように感じた。
真面目なコニーに 遊び人をマッチングするなんて、母親が 番組に否定的見解を述べたから わざと 番組の盛り上げ役に破局マッチングしたの?と思いました。
ところが ハネムーンでは 甘々の理想のカップルのようにふるまうジョネセン
コニーもうれしそう・・
しかし 同居生活をはじめるや・・ジョネセンが「理想の男」を演じる時と、本音の不満があからさまに表情が出るときとの落差の激しいやっちゃなぁという素顔が あからさま。
しかも SNSへの投稿に 脚色までしているジョネセン
それを コニーから指摘されて、「そんなのあたりまえ」とばかりに開き直るジョネセン
それでも コニーは、二人の絆をつくろうと、積極的に提案をなげかけ、ジョネセンは しぶしぶ かっこつけてそれに応じるという不自然さ・・
もしかして ジョネセンのこの番組への応募は 自分のSNSのネタにするためだったの??という疑問すらわきました。
真面目なコニーをコケにして番組を盛り上げるためのマッチングのようで
彼女が気の毒です
③新米弁護士・たらこ唇(欧米では人気の整形)・巨乳のステイシー:28歳の見栄はり労働者 一応会社経営者らしい 本質的に見栄えのする整形美人を従えて虚栄心を満足させたい・女を見下す系のマイケル。結婚4年で妻に去られた子持ち男マイケル
・初対面の結婚式では ステイジーもその友達もみんな 彼は彼女の好みではないと一致
一方のマイケルは 外見が自分の理想そのものステイシーに大喜び
披露宴までに ステイシーの友達が、ネットで調べたらマイケルはお金持ちみたいとステイシーにささやき 彼女は 一転してマイケルに愛想がよくなる、
この様変わりっプリがすごい!
マイケルの方は 初対面の時は自分が彼女から好まれていないことに気付いているが、ひたすら彼女を持ち上げ、愛想のよくなった彼女を歓迎し・・(このあたり 営業の手腕を発揮かもw)
お熱い二人のハネムーン~同居生活
(コメ欄に続く)
アマンダなら 自分が求める親密な関係を得るためには 自分の心の奥を語ることにより相手の共感を引き出す手法を実行する力があると思うけど、そして そこまでやっても 彼女の願う結果に至らなかったとしても そこから 新たな人生観を気付いていくだけの力がある人だと思うのだけどなぁ・・
一方のターシャは 自己完結してるから、これ以上成長することもなく 心に深い傷を負うこともなく、マイペースな幸せな人生を泣いたり怒ったりしながらも続けていくのだろうなと思う。
逆に こういう人が グループワークに参加しても ほかの参加者の負担になるだけ、ほかの参加者の成長の機会を奪うだけとも思うのだが・・ なんで この手のタイプを番組によんだのだろうか??
ターシャとアマンダなら 画面写りの良いペアになるからかな??
というわけで グループセッションの教材・討論素材としては
このシーンは 非常に面白いと思った。
(参加者の気づきを促すと言いながら、ファシリテーターの自己保全を最優先して 上っ面の指摘ですませ(それが今回あのセッション)、
ひどい場合には参加者を責めるだけのグループセッションあるあるの世界だから)
その一方で 本気で ターシャとアマンダの関係を深めさせようと思っているのなら、ターシャの本音を引き出してアマンダに突き付けたほうが 波乱万丈の展開になったかもと思うのだけど・・ オーストラリアTVの映倫コードに引っかかるから無理だったのかな? あるいは そこまで露骨な話は視聴者に受けないとみなしたのか・・
そういう意味では 無難な番組構成なのかなぁ?アマンダとターシャのケースの扱いは・・
出演したお二人には気の毒だけど。
だって ターシャにとったら 単なる不愉快な経験にしかならず、
アマンダに取ったら 己の求愛行動を反省して成長する機会を逸したうえに 彼女自身が抱える疎外感を増すだけの結果になりそうだから。
・ここまでのところ S2は 編集がうまいなと思った。
でも 出演者は・・この放映されていない部分で しっかりと アフターケアを受けていることを願う
あるいは・・やらせなら やらせでもいいかな・・
でも こんな 迫真の演技ができるのかな?
うーん リアリティショーって 虚実がの境目がほんとわからないわ・・
恋愛において 「本質的にこの人嫌」と思ったら
どう転んでも 親密にはなりえないのに。
ファシリテーターとしては メンバーをコース終了まで走らせるために介入する、
メンバーもセッションを最後まで潜り抜ける努力をする
形式的にはそれがワークのお約束みたいなものだけど・・ それでも リタイアの自由は参加者に保証されていなければならないし、
この番組が 一応「疑似的結婚・恋愛」をテーマにしている以上、性愛部分で会わぬカップルに継続を求めるのは 人倫にもとると思うのだけどなぁ。
(そういう意味では ターシャかわいそう・・)
逆に 女・女のカップルだから 最後までがんばれ!と言いたいなら・・
アマンダが ワンパターンでターシャに迫り続ける背後にある彼女の感情、「期待・寂寥・失望・疎外感」といった感情にアマンダ・ターシャ双方に目を向けさせるとか、
「ターシャ」が本当に拒否しているのはどこなのかをもっと アマンダに気付くように提案するとか
すればいいのにと思うけど、それをやらない あくまでも行動と態度のみに焦点を当てるのが この手のグループセッションなんだよなぁ・・ 不毛だ。
アマンダの行動改善ということだけをテーマにするならば
アマンダが なぜ 自分が ターシャに迫り続ける言動しか取れないのか、むしろ そのエネルギー源である疎外感の払しょくのための親しい接触を求めているのだと彼女自身の言葉で彼女の感情の深い部分を語ることによりターシャの共感をよびよせるのではないかと気づかせることが 一つの手として考えるのだけど・・ジョンは絶対にそこまでの介入をしない
④アマンダ&ターシャ
ハネムーン中も同居開始後も 一貫してアマンダとのかかわりを拒否するターシャ
とうとう マッチングコーディネーターのジョンをはさんでの話し合いに臨む。
・アマンダは かかわりの進展を求め、
ターシャは嫌悪感を表情に出して拒否
拒絶しないでと言い募るアマンダを拒絶しつつアマンダを責めるターシャ
それを 典型的な喧嘩のパターン「要求撤退パターン」と解説するジョン
この3者のやりとりをしていると 40年前と変わらぬグループワークセッションだなぁと思う。
S1でもそうだったが、ジョンが問題とするのは、メンバーの態度(行動様式)のみ
視聴している側からは アマンダの表情が 期待・失望とめまぐるしくかわりつつ 常に感情を抑制する動きを見せているのがまるわかり
それに対してターシャは 嫌悪・怒りの表情が次々と表出されている。
そのくせ ターシャは アマンダの「何が嫌なのか」ということを具体的に言わない。
なので アマンダは 自分が全否定されていると寂寥感もちらつかせながら あくまでも 「対話」を求め続ける
「求め続けるアマンダの行動が 自分を責めているように感じる」と言い募るターシャ
「私の態度が あなたを責めているように感じさえたことは謝る」とアマンダが言ったときだけターシャは勝ち誇った顔
しかし (番組として)「対話を続ける姿勢を持つ」という時のターシャの表情は「いやいや言わされてます感」がただよい
アマンダは 「続ける」ということばに ほっとした表情を浮かべて幕
不毛なセッションだなぁと思う
しかしマイケル君、同居生活における番組からの課題「自分の弱さを見せて 互いの絆を深める」を悪用して
ステイシーから化粧をはぎとり、彼女の髪をぶっさいなみつあみにして町に連れ出す(朗らかに陰険嫌がらせでマウントをとる)
一方 ステイシーは 嫌がりながらも朗らかにマイケルの好意を受け入れて見せ・・
(この男を捕まえると決めたら けっこう 相手のわがままも受け入れて 相手を気分良くさせるための我慢もするステイシー)
うまくいっても不健全なカップル
ステイシーの精神がまともなら これ 最後は破局しかなさそうなカップル
これもマッチングにおける女性出演者への悪意を感じました
この番組に出演したことにより 彼女の今後の職業人生に大きな不利益が生じなければ良いのですが・・
○他のカップルについては略 いろいろ思うところは多々あれど・・