Nicotto Town



どう生きる?⑲


第十九章 スウェーデンに到着


ストックホルム・アーランダ空港に、飛行機は無事に着陸した。

入国手続きを済ませ、ゲートを出ると、

そこには4ヶ月ぶりに再会するMaja(マヤ)がいた。

彼女は私を見つけると、

笑顔で近づき、ハグしてキスをした。


「来てくれてありがとう、会いたかった」

と彼女は言った。

その瞬間、長い旅路が嘘のように、

私たちは再び一緒にいることが実感できた。


彼女の両親が住む家に車で向かった。

「わぁ、ここが私の家だよ。

緊張しないで。

みんなで待ってるって言ってたし、

きっと喜んでくれるよ」

とマヤが笑顔で言った。


今頃になって、彼女の両親や姉さんたちと

会うことがとても緊張してきた。

私はぎこちなく言った。「そうだね。」


彼女は安心させようと笑顔で言った。

「大丈夫だよ。みんな気さくだから。」

私はぼそりとつぶやいた。「それでも、緊張するよ。」


彼女は私の手を握り、

勇気づけるように微笑んだ。

「一緒に行こう。きっと楽しいよ。」


中・高と特に彼女というのはいなかったので、

こういう経験は初めてだった。


彼女からそれぞれの好きなものを聞いていたので、お土産を持ってきた。

「あれ?お土産、忘れちゃった?」と彼女が首をかしげた。

「いや、忘れてないよ。バッグに入れてある。」

それを渡してフレンドリーに振る舞えばいいかな、

なんて簡単に考えることにした。





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