Nicotto Town



どう生きる?


今新しい小説を書いています。

これは長編になりそうな気がします。


どう生きる?

(風の吹くまま、気の向くまま)


第一章 プロローグ


大学受験を終え、失敗を胸に抱えた私は、

未来に対する選択肢の中で揺れ動いていた。

予備校に通うか、

それともこのまま就職するか。

私が受験した大学も、

心から行きたいと思っていたわけではなかった。

ただ、周囲が進む道を、

そのまま歩んできたにすぎなかった。


自分自身が本当に求めているもの、

何をしたいのか。

その答えをまだ見つけることができていない。

大学に入ることでそれが見つかるかもしれない、

そんな期待感で大学受験に挑んだ。

しかし、結果は失望に終わった。


選択肢の先にある道は明確ではない。

予備校に通うことで再チャレンジするか、

それとも現実の世界で就職するか。

私の心は揺れ動き、未来への不安が広がる。

だが、一歩を踏み出す勇気を持ちたい。

自分の道を見つけるために。


真面目に勉強に励んできた友人たちは、

それぞれが志望校に合格し、

胸に抱いていた夢を追い大学へと旅立った。


ある日、私は県外の大学に進学する友人たちを

空港まで見送るために駆けつけた。

彼らを見送った後、

一人空港のカフェでぼんやりとコーヒーを

飲みながら時間を潰していた。





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