Nicotto Town



乗り過ごし

今日は電車で降車駅を乗り過ごした

そこからが最低だった

あらましはと言うと、土曜ダイヤの出勤から始まる
バスを降りてホームに向かうと電車がやってきた
乗り込んで発車時間待ちなのだが予定の時間になっても発車しない
どうやら一分遅れの運航をしているらしい

それで一つ謎が解けた
折り返しの乗り換えでは定刻だと降車から、そのまま同じホームの対面にやってくる電車への乗車までに二分間の猶予がある
土曜日で乗り降りも少ないのにその猶予の二分を過ぎて駅に着くこともある
乗り換え案内で表示される予定時間を過ぎて、乗り換えの発車に間に合わないことがあるのはそれが原因かもしれない

一分遅れで折り返し駅について乗り換えまでの猶予は一分
これなら余裕だ
そこで最近使っているノイズキャンセリングを付けてアラームをセットする
このアラームが乗り過ごしの原因だった

折り返しで間に合うか間に合わないかで最終降車時間が大きく違う
平日よりも早く着くか少し遅く着くか
いろいろと確認しながら余裕のない中でセットしているうちに、そのどちらでもない平日の時間をセットしてしまった

ノイズキャンセリングイヤホンをノイズを流しているのでアナウンスはよく聞こえない
そろそろだろうかと思い時間を確認してみるとアラームをセットした時間の一分前
イヤホンを外してアラームを解除する
そこで早く着く予定だったのにアラーム時間は平日になっており、乗り過ごしたことに気づいた

それでもそのまま戻るならそれほど大きなロスはない
電車待ちの時間と乗り過ごした分の時間が掛かるだけで
電車を降りて会社に十分遅れることを連絡する

ホームの表示を見て元の方面に戻ることを意識してそのまま向かいからやってきた電車に乗り込んだ
普段使わない地域なので駅名を聞いてもピンとこない
知っている地名を聞いたがその方面なのでおかしいと思わない
そこに誤算があった

明らかにおかしい地名が流れた
そこで気づくと名鉄のはずなのにJRに乗っている
どうやらその駅は寂れているのにターミナルになっていたようだ

反対側に向かうようで別路線で環状線になっており、元に戻るつもりが別ルートでさらに遠くに向かっているようだ
そうなるともう時間が読めない
乗り換え案内で出てくるのは乗り継ぎ・乗り降り駅で途中駅がわからない
とりあえず先ほどの乗り過ごした駅まで戻る
その為には一度下りて逆方面だと思う方向に戻ることにする

今度は間違いなく確認する
そして乗り過ごした駅で待っていると名鉄と書かれた電車がやってきた
発車待ちしているのでその運転手に降車予定の駅に向かうことが確認できた

遅刻としては一時間
周囲は通勤ではなく遊びに出かけるような装いの人ばかりだ
全く縁のない地域で縁のない路線に乗っている
そしていつもと違いわけのわからない乗り換え

まるで今日は異次元にいるようだった
今日は休んでもよかったのだがちょっとしたことが重なり、それを他人に任せるのも面倒なのでカレンダー通り出勤した
今更ながら休んでもよかったと思いながら、出勤前にすっかりと疲れてしまった
会社に着いたら予定を前倒して手掛けている、月曜日分の仕事をそこそこ進めて帰るだけだ





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