御神渡りは今年も絶望的
- カテゴリ:日記
- 2024/02/01 23:24:46
異様に暖かい2月の始まり。
今朝の飯田は曇っていたので放射冷却がなく、
朝の最低気温は4.1度と4月上旬並みでした。
夜遅くなって気温が下がり、マイナスになっていますが…
諏訪湖の御神渡りはどうやら今年も絶望的。
諏訪では1月下旬、最低気温マイナス7度前後の日が続き、
ほぼ全面結氷するところまではいったようですが、
そこからもう一段冷え込まないと、御神渡りは出現しません。
今朝あたりはもう全面、波が立って氷の欠片もないようでした。
過去にはごくまれに2月の立春過ぎに御神渡りが現れた年もありますが、
今年はそれもないでしょう。
諏訪湖の御神渡りは約580年前の室町時代から記録があります。
昔は御神渡りの出現しない「明けの海」の方が珍しく、
江戸時代まで「明けの海」は10年に1回(時期によっては100年に1回)、
明治~昭和は増えたり減ったりですが、それでも平均5年に1回くらい。
それが今では、御神渡りが出現する方が5年に1回以下になっています。
私は2~3歳の頃、諏訪湖の近くに住んでいて、
諏訪湖の氷の上に立っている写真があります。
御神渡りも見たはずだと思いますが、残念ながら記憶が残っていません。
毎回、同じような場所が割れてせり上がるから、
神様がこっちからこっちに渡ったという神話ができるわけで、
それには湖の形や凍り方が関係しているのでしょうね。
御神渡りの記録は過去~現在の気候変動の記録でもあり、
日本も温暖期と寒冷期を何度も繰り返してきたのですが、
現在の温暖化はそういう変動ではないだろうというところが怖いです。
温暖化で滅多に見られないものになってしまったのですね。
まあ、それ以前に寒さに弱くなって、極寒期にお出かけできなくなりましたが(^^;
偶然一か月ほど前に読んだ本に御神渡りのできる仕組みが書かれていて、寒くて湖全面が凍るだけでなく、それ以外にも昼と夜の気温差が大きくないとダメだとか、水深とか湖のかたちとか、なんかいくつか条件があるそうですね。
その条件に合う湖は滅多になく諏訪湖の御神渡りはとても貴重なものだそうで、それなのに温暖化のために見られなくなるのはとても残念だと思います。
諏訪湖を眺めながらお蕎麦をいただきましたが…諏訪湖大きい…(´艸`*)
今朝はいろいろ検索してみました。
2013年の写真はまさに「諏訪湖の御神渡り」ですね ( *´艸`)
今年の1/28の諏訪湖の御神渡りの観察動画も拝見しましたが…暖冬なんだなと感じました…
御神渡りの音の話が書いてありました。
すごいですね。
今年は暖かいので無理なのですね。
すごく寒くない、というのは、でも、長野の人にとっていいかもしれないです。