Nicotto Town



合唱

こんばんは^^


先日、知り合いの方にご招待いただいて合唱のコンクールを見に行きました。なんとその知り合いの方がコンクールに出演されるとのことで、ぜひ見に来て欲しいというお声がけでした。素敵なご縁が光栄で、そして知り合いの方のご厚意が嬉しく、さらに何より大好きな合唱を聞くことを楽しみに、意気揚々と会場へ向かいました。
合唱が好きになったきっかけは学生時代にあります。さかのぼると、中学時代の合唱の経験から。生徒数の少ない中学校でしたが、合唱をする機会がたびたびありました。当時は下手でしたが、50人ほどでひとつの歌を完成させることが楽しく、また歌うことが好きだとも気づき、音楽の授業を心待ちにしていました。
そして高校時代、満を持して入学した学校に合唱部がありました。僕は迷わず入部を決意し、10人にも満たない合唱部での活動を始めました。
実のところ、入部するまでは大人数で歌うことを夢見ていました。ですが、少人数での合唱にはそれ以上の魅力がありました。例えば、大人数での合唱より精度の高さが必要であること。ひとりひとりの声が重なる瞬間がとても美しいこと。これらに気付けたことが、学生生活で得られてよかったもののひとつです。
また、大人数での合唱も、学生生活の中で一度だけ叶いました。他校の合唱部が集まってひとつの歌を歌ったのです。難易度の高い外国の歌だったため、練習は非常に厳しかったのを覚えています。限られた全体練習のなかでも、徐々に200名ほどの声がまとまっていき、本番では最も美しい音を歌うことが出来ました。200名の声の重みは、あの頃も今も形容できずにいます。反響する声に囲まれていて、スポットライトの熱さも相まって、なんだかぼうっとしてしまって……夢だったのではないかと今でも思います。

これらの経験から、僕は歌うことが好きでい続けてます。大人になった今でも、どこかの合唱団に所属したいと志願してはいますが、今のところご縁がありません。人生の目標のひとつです。
もちろん合唱を聞くことも大好きなので、お誘いいただいた合唱コンクールでは知り合いの合唱団もさることながら、いろんな団体の合唱を聞けることを楽しみにしていました。
しかし、本番の数日前に知り合いの方から連絡があり、発熱してしまってコンクールに参加できない旨を知りました。悔しさの滲むメッセージをいただいた時は、僕も少し悲しい気持ちになりました。ですが、知り合いの方の所属する合唱団は変わらずに舞台に立つとのことでしたので、知り合いの方の分も演奏を楽しもうと決めました。
当日。コンクールのプログラムを見ると学生の部や、大人の部など、色んな区分がありました。僕は最初から最後まで見ることにし、合計20団体分ほどの演奏を聞きました。
最初は学生の部から。華麗で繊細な歌声かと思いきや、若さの滲む力強さも混在していて、心の芯に響くような合唱でした。美しい声の響きを聞いていると、僕は勝手ながら自分の青春時代を思い出しました。今を生きる彼らの歌は眩しくて、僕もあんな風に輝いていたのだろうか……そんなことを思ったのだと思います。不思議なことに目の前が霞んでしまいました。
続いて大人の部が始まりました。知り合いの方の合唱団はプログラムの最後の方に発表されていて、出番が来るまでの緊張感を想像してしまいました。大人の声は精度の高い正確な音程と表現が美しかったです。女声の高音の安定感と、男声の低音の響き方が、ひとつひとつの歌の完成度を格段に上げているように感じました。
大人の部で発表している方たちは、いわゆるプロではありません。普段は自分の生活をしながら、趣味として合唱に取り組んでいる方たちです。練習時間だけで見れば、かなり少ない時間をやりくりしているのだと思います。にもかかわらず、表現の精度の高さと、楽しみながら歌う姿勢に、僕はひたすら尊敬しながら見ていました。
知り合いの方の合唱団も、突然の欠員を思わせないほど立派な合唱をされていました。女声のみで構成された合唱団でしたので、高音の美しさを心地よく感じながら聞きほれてしまいました。
プログラムが終了し、用意していた差し入れを知り合いの方の合唱団の皆様へ渡してから帰宅しました。知り合いの方へは「素敵な合唱でした」と、お礼と共にメッセージを送信しておきました。

合唱が好きだからこそ、知り合いの方とのご縁もつながりました。さらにその方を通じて、僕はまた合唱を楽しむチャンスを得ました。
常々思っていましたが、やっぱり合唱がやりたい。そう再認識した一日でした。

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2024/01/04 00:59
Tacoさん、こんばんは^^
グループに所属されていたのですね。そして解散してしまったとのこと、とても残念ですね。
次なるグループを探されているTacoさんは、行動力を持っていらっしゃいますね。僕も見習わせていただきます。

貼っていただいたサイトを見てみました。人間の体は不思議ですね。口を動かす動作だけでも、生物学的には健康になりそうなものですが、「自分の好きな歌」を歌うことも心の健康に繋がるのですね。加えて、自分の好きなグループ内でそれが出来たら、どんなに健康的になれてしまうのでしょうか。想像して、とても明るい気持ちになりました。

ありがとうございます。素敵な縁が結ばれますよう、初詣でお参りしたいと思います。Tacoさんにも、素敵な出会いがありますように^^
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2024/01/04 00:52
波音さん、こんばんは^^
1万人の第九、会場へ聴きに行かれたのですね。僕は興味がありながら実際に聴いたことがありませんので、次回は聴きに行ってみようかと触発されてしまいました。
美しい歌声もさることながら、舞台に上がった方々の晴れやかな表情を見ていると、目頭が熱くなることが多々あります。合唱だけでない、歌の持つ力かもしれませんね。

嬉しいお言葉をありがとうございます。もし次に舞台にあがることがありましたら、ぜひご招待させてください^^
ありがとうございます。今はまだ強く打ち込めていない趣味も、2024年からは少しずつ取り組み始めてみようと考えております。日記に書くこともあるかと思いますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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2023/12/31 10:46
私も合唱が好きです!
昨年はご縁があって所属したグループで発表会にも出たのですが、
今年、人数減少によりグループが解散してしまいました。
私も所属団体を探す1人です。

歌うと元気が出るのは気のせいじゃないようですね。
https://oshiruco.com/column/5316/

蛍さんも良いご縁がつながりますように(^人^)
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2023/12/31 08:01
1万人の第九を毎年楽しみにしていて、今年は会場へ聴きに行ってきました。
大人数も少人数も、心がこもった歌声には感動し、何度も目を潤ませて聴きます。
もちろん独唱もとても良いですけれど、合唱って胸に響くものが多いですよね。

蛍さんの晴れ姿を、ご縁があったら是非お見受けしたいな、と思いました^^
本当に蛍さんのご趣味は素敵なものが多く、読んでいて心があたたまります。
合唱を再び楽しめる日が来るのを願っています。 良いご縁があるといいですね^^
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2023/12/30 21:43
シーニュさん、こんばんは^^
細かく覚えていてくださって光栄です。件のクリスマスコンサートでの合唱団は、その年のクリスマスのためだけに集まった方たちで結成されたものでした。
大人になってから集団で何かに取り組む経験は、今まであまりありません。だからこそ思い出の中の「こころを一つに」の経験が輝かしく見えているのかもしれません。
ありがとうございます。生活が軌道に乗ったら、また良い縁がありましたら、ぜひ参加してみたいものです。
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2023/12/27 13:07
いつかの年にはクリスマスコンサートの合唱団に参加されていましたね。
けれどこの記事を読んで、想像以上に蛍さんの合唱への愛着が深いことを知りました。
合奏とか合唱の舞台って、その日その瞬間にしか実現しない神がかりな感動が生まれることがありますね。
大人になるとみんなでこころを一つに合わせるという機会はなかなかありませんが、合唱というのはそんな数少ない神聖な儀式のようにも思えてきます。
蛍さんもぜひ美しい合唱に参加して心を洗われてみてはいかがでしょう。
そちらの方面でもよい出会いがありますように。



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