りり小説を書いてみる③その1
- カテゴリ:自作小説
- 2023/12/16 01:38:43
3部作の③です
物語を描く才能のないりりが
頭の中で妄想して書いています
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パラレル・ワールド
そんなもの、どこにもない、と僕らは思っていたんだ
僕は、なぜか、一年間の記憶がはっきりしないんだ。
小学5年生の夏から6年生の夏までの記憶。
友達がそのころのことを話すのを聞くと
ぼんやりTVの中の物語のような
フィルター越しのような映像が思い浮かぶ
現実かもしれないけど、現実じゃないみたいな。。。
僕は、その頃、幼馴染のしいちゃんの家でよく遊んでた
でも、しいちゃんのママはすごく苦手だった
ひっつめ髪で、お化粧をしてなくて、
いつも不機嫌そうで怖い顔をしていたから
それでも僕がしいちゃんの家に遊びにいくのは
ふたつ理由があった
一つ目は、しいちゃんが僕んちのおばあちゃんが苦手で僕の家に
来なかったこと
二つ目は、しいちゃんの家には、優しい叔父さんが同居してたこと
しいちゃんの叔父さんは、いつも家にいた
左足が悪くて引きずるように歩いていたけれど
僕らが小さいころからそうだったので
誰もそのことを話題にしなかったと思う
それが普通のことだったから
ある日、しいちゃんの叔父さんが
僕らにチェスを教えてくれながら
ふいに言った
「不思議の国の話を知ってる?」
「アリスの話?」
叔父さんは僕にうなづいて話の続きをはじめた
「あれは、おとぎの国に迷い込んだ話だったとおもうけど、
おとぎの国以外にも別の世界があるんだよ。それはパラレル・ワー
ルド」
パラレル・ワールドって聞いたことあるけど
そんなもの、どこにもない、と僕らは思っていた
頭の上に?がでている僕らに叔父さんは話をつづけた
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このつづきは、また今度。
気が向いたら①と②も読んでね^^
にゃん♪
謎が謎呼ぶ不思議な世界だね。