年賀郵便特別扱い始め
- カテゴリ:勉強
- 2023/12/15 01:25:18
こんばんは!15日(金)は、西日本では雲が多く、雨の降る所があるでしょう。
東日本から東北南部は広い範囲で雨が降り、東北北部では雪や雨が降る見込みです。
北海道は雲が広がりやすく、日本海側を中心に雪の降る所がありそうです。
南西諸島は概ね晴れるでしょう。
【2023年のベストコーデは?】
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【年賀郵便特別扱い始め】 ねんがゆうびんとくべつあつかいはじめ
☆年賀郵便特別取扱は、12月15日から受付が始まります。
地域や地方の郵便事情にもよりますが、
一般的には12月25日までに投函すると元旦に届くといわれています。
<概要>
〇年賀郵便特別扱い開始日
12月15日は、年賀郵便特別扱い開始日です。
2023年12月15日(金)~12月25日(月)までに
差し出された年賀状は、2024年の元日に届けられます。
逆に・・・
12月14日【年賀郵便特別扱い開始前)に差し出された年賀状は、
通常の配達日数で年内に届けられます。
[JP 郵便局]さん
2023年用
年賀はがき販売中!
お求めは郵便局・郵便局のネットショップ・コンビニなどでご購入いただけます。
〇年賀郵便特別扱い開始後に、年賀はがきを通常の配達日数で届けてほしい場合
両額面下部の「年賀」の文字を二重線等で消して差し出せば、
通常の配達日数で先方に届きます。
*年賀はがきを、締め切りのある懸賞応募に利用する場合等
@料額印面(りょうがくいんめん)
年賀はがきの表面に印刷された郵便料金を示す証票のことです。
一般的に切手と似た図柄になっています。
ーーーーー 郵便はがき
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┃ ←ーーーー料金印面
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ーーーーー
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ー年賀ー ←ーー「年賀」を二重線で消すと、
ーーーー 通常の配達日数で届けられる
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▲二重線での消し方の例
〇年賀状の起源は平安時代
郵便制度の発足は明治時代の初めですが、
年賀状の起源を辿(たど)ると、平安後期の11世紀中頃まで行き着きます。
平安時代の学者であります藤原明衡(ふじわらのあきひら)さんが著した
『明衡往来(めいこうおうらい)「雲州消息(うんしゅうしょうそく)」】に
年末年始の挨拶、即ち年賀状の例文が書き残されています。
*藤原明衡『明衡往来』東京芸術大学付属図書館所蔵 CC BY 4、0
《藤原明衡》さん
長和3年(1014年)日付不詳ー長元5年(1032年)7月8日
平安中期の貴族で儒学者、文人です。
藤原式家さん、山城守・藤原敦信さんの子です。
[明衡往来]
平安後期の往来物です。
二又は三巻あります。
11世紀中頃の成立で、寛永9年(1642年)刊。
男子用の手紙文例集です。
延臣生活(えんしんせいかつ)に必要な内容を変換漢文で綴(つづ)りまして、
進状と返状で並列します。
典拠の明らかな故事成語を多く用いまして、
日常生活に欠かせない事象や文字を学ぶ為の教科書の役割をもっていました。
現存最古の往来物で、後の規範となりました。
当時の年賀状は公家や殿上人(てんじょうびと)といいました身分の高い人達が、
使者を使用して届けていました。
@公家
朝廷に仕える役人のことです。
@殿上人
天皇側近に仕える資格のある貴族のことです。
〇明治時代、年賀状の特別扱い開始へ
時は流れまして、明治時代。
近代郵便が明治4年に創業しますと、年末の挨拶を郵便で送る習慣が広がります。
明治6年(1873年)に封書よりも気軽に差し出せる
郵便はがきが発行されたことも流れに拍車をかけました。
@日本近代郵便の父・前島密(まえじまひそか)さん
(昭和27年発売 1円普通切手)
《前島密》さん
天保6年(1835年)2月4日ー大正8年(1919年)4月27日
日本の官僚で政治家、そして華族です。
前島密さんは欧米社会を見聞きしまして、
広く世間の出来事を伝える新聞が必要なことを痛感しまして、
その発達を助ける為、1871年(明治4年)12月、
新聞雑誌の低料送達の道を開きました。
郵便関連の他・・・
・江戸遷都 ・国字の改良
・海運 ・新聞
・電信 ・電話
・鉄道 ・教育
・保険
その功績は多岐にわたります。
「縁の下の力持ちになることを厭(いと)うな。
人の為によかれと願う心を常に持てよ」
このような信条どおり、
近代化が進む日本でまさしく陰ながら、
より快適な暮らしの方法を提案し続けました。
@明治時代の一般家庭
元日の午前中に近所への挨拶回りを済ましまして、
その後に年賀状を書くことが多かったといわれています。
中にはお正月の書き始めと合わせまして、
1月2日に年賀状を認(したた)める人もいました。
このような背景により、年始の時期に郵便局に年賀状が殺到するようになり、
対応が困難になりました。
そこで生まれたのが前年に出された年賀状を元日に配達する
「年賀郵便特別取扱」です。
年賀郵便特別取扱は明治32年に一部の指定局で実施された後、
明治38年に全ての局に広がります。
制度として確立されましたのは、
念が特別郵便規制が施行されました明治39年12月のことでした。
当時は差出通数10通以上の制限がありましたうえに、
年賀状の束に「年賀郵便」の札をつけて、
郵便局の窓口に差し出す必要がありました。
問題 昭和時代のお年玉商品についてです。
昭和24年(1949年)に、
初のお年玉付き郵便はがきが発行されました。
アイデア主は郵便局員ではなく、
京都在住の民間人でありました林正治さんという方です。
最初の特等を教えてください。
1、車
2、砂糖1年分
3、高級ミシン
<昭和24年(1949年)初のお年玉郵便はがきの賞品>
等 賞品(本数)
特等 ???(18本)
1等 純毛洋服生地(360本)
2等 学童用本皮グローブ(1440本)
3等 学童用洋傘(3600本)
4等 葉書入れ手箱(7200本)
5等 便箋封筒組合せ(54000本)
6等 記念切手(3600000本)
ヒント・・・〇最初の特等
当時の特等は、会社員の初任給が3000円~4000円でした。
特等は18000円という高価な物でした。
@日本の特等国産化年表
1868年:ドイツ人アープリヒさんが、
ドイツ製環縫特等を輸入しまして、横浜で陳列販売します。
1924年:蛇の目系本縫特等「パイン」製作開始。
お分かりの方は数字もしくは昭和24年(1949年)、
初のお年玉付郵便はがきが発行され、その最初の特等をよろしくお願いします。