かまぼ…
- カテゴリ:日記
- 2023/11/25 22:25:06
大相撲中継を観ていたら、
呼び出しさんの着物の袖に「かまぼ」と書かれているのが見えた。
何? もしかして「かまぼこ」?
…と思いながら観ていたら、やっぱり「かまぼこ」だった。
反対側の袖には「小田原」、そして背中には大きく「鈴廣」とある。
小田原の「鈴廣」というかまぼこ屋さんなのか…
関東では有名なのかもしれないけど、私は知らない。
呼び出しさんの着物広告で一番多く見るのは「紀文」。
他に「永谷園」、「なとり」、「救心」、「スギヨ」がある。
広告契約だから、日によって何人がどれを着るか決まっているのだろう。
ちょっと調べたら、一番古いのは「紀文」で、終戦直後の物資不足の頃、
相撲好きだった紀文の創業者が、呼び出しさんに着物を贈ったのが始まり。
当初は広告ではなく、相撲協会が感謝のために「紀文」と染めたとか。
それから最初に書いた小田原の鈴廣さん、社長一族は鈴木さんだけど、
明治時代の常陸山という大横綱と血縁関係があって、
ちょっと他社とは違う特別な関係ということだ。
ところで、いろいろ調べている途中で、
2010年に相撲界の野球賭博が発覚したり、
その捜査過程で八百長まで発覚するという大事件があった時、
全社が一時、着物広告を中止した…ということが分かった。
そう言えば、そんなこともあったのかな…
何しろ本場所が中止に追い込まれたほどの大事件だったから、
着物広告の話なんてまったく関心の外で、きょう初めて知った。
…「かまぼ」の話が思ったより広がってしまった。
どうでもいいような話はこれくらいにして…
この九州場所は土俵際でもつれる際どい相撲が多く、面白かった。
永谷園は黄色い着物で目立ちますね。
1つの取り組みに懸賞をいっぱい出して、旗を何本も並べて目立つようにしたのも、
永谷園が最初じゃなかったかな…(これは未確認です)
昔は国道一号線を走っていると「鈴廣」のデカい看板が見えた気がします。
美味しいけれどお値段もいいので、
お正月料理のカタログに出てくるときぐらいしか買えません…(^^;
お相撲の呼出しさんの着物に書かれている文字は余り意識したことなかったのですが、
あの大きな旗(懸賞旗というのだそうですね)をもって土俵を一周するシーンでは、
一番印象に残ってるのは「永谷園」です。
あのお茶漬けの袋そのものが歩いているように見えて、かなりのインパクトですよね(笑)
神奈川の知り合いが、お土産に蒲鉾を持って来たことがあって、
(鈴廣のものだったかどうか分かりませんが)
それがすごく美味しくて、いつも食べている蒲鉾とはまったく別物で、
蒲鉾の概念が変わりました。
相撲との関係は知りませんでした。