ブラックフライデー
- カテゴリ:日記
- 2023/11/24 22:54:59
って何?
知らないので調べたら、アメリカでは感謝祭(11月の第4木曜日)は休日で、
翌日から大規模なセールが始まって、どの店も黒字になるんだとか。
それで、その風習がヨーロッパに広がり、日本にも入って来たんだと。
「ブラック」って、いい意味だったのね。良かった良かった。
私の行きつけのスーパーは昨日までセールをやって、
今日から普通に戻ったんだけど…
でも、甘存とか今日からセールをやっているみたいだし、
ちょっと見に行くかな…
アメリカのブラックフライデー関連の買い物は去年より増えたそうで、
NHKは「インフレが続く中でも底堅い個人消費」と伝えていましたが、
インフレが続いているからこそセールに客が殺到するんだと思います。
日本でセールが常態化したりしていたのは、
それ自体がデフレの一部だったのではないかという気がしてきました。
閉店セールと書いてあって、(あ、このお店はなくなるんだ…)と思ったら改装のための閉店セール。
あれ?これ、前もやってなかったっけ?って思うこともしばしば。←しかもセール期間が長い!
スーパーも、どうせなら昔みたいに、歳末にどどーんと大きなセールをやって、正月はどの店も数日間休めば、みんなもいっぱい買い込むのになぁ。
年間に何度もセールをやったり、毎週特売日を設けたりすると、普通に買い物するのが馬鹿馬鹿しくなりますよね。
ついでにアウトレットの店もあちこち乱立しすぎです。
戦国時代の領地争いじゃあるまいし、何故、必死に出店数を競うんでしょうね~。
ブラックフライデーは日本では外資の日本トイザらスが2014年に最初にやり、
2016年にはイオンやユニーが始めたんだそうです。やっぱり小売業界主導です。
で、国民は意味も分からないのに、ただそれに乗せられて…という国民性。
(私はイオン、ユニーには行かないから知らなかったんですね)
アメリカでは、感謝祭向け商品の売れ残りを感謝祭の翌日から大安売りするから、
多くの客が店に押し寄せる…というのが元祖ブラックフライデーの正体だそうです。
日本では感謝祭なんてないのに、ただブラックフライデーと名付けたセールだけやるわけです。
2016年には経団連の会長が消費喚起策として政府に働きかけを行って、
それを受けて翌年2月から始まったのが、あのプレミアムフライデーだと…
(ブラックフライデーから始まった話だとは、今回調べるまで知りませんでした)
プレミアムフライデーはまったく広がりませんでしたが(趣旨も業種も違うし)、
ブラックフライデーも、例えば家電など、時期的に年末商戦の先食いになるだけだから、
イオンなど一部の小売業者が熱心な割には、それほど広がらなかったようです。
ただ、その後、楽天とかアマゾンとか、
ネット上でブラックフライデーのセールをやるところが増えてきたため、
一般の認知度も上がってきたのでしょう(セールの名前だけは。私もそれで知りました)
そうなると今後、これに追随してセールを始める商店街などが出てくるかどうか、
…というのが、この先、何年かの間の見所ですね。
そもそも彼の地の「感謝祭」の意味をこの地(日本)では
ほとんど理解されないまま「ブラックフライデー」の
商売スローガンだけ取り入れているような気がします。
バレンタインデーやハロウィーン、クリスマスもそうですが、
日本って国は「宗教色を強力に脱色していいとこどり」するのが
とてもうまいですね。そういう文化というか、国民性でしょう。
対照的で興味深いのが「イースター」でしょうか。
これに関しては商売ネタにならず、目立った面白いコトもない
ので、この地ではぜんぜん普及しません。
欧米人が見たらとても不思議に思えるでしょうね^^;
ブラックマンデー(1987年の株価大暴落)の記憶が残っているし、
近年はブラック企業という言葉がよく使われるので、
「ブラック〇〇」と言えば悪いイメージが先に立ちますよね。
ブラックフライデーのセール、日本でも広がって来たようですが、
うちの地域ではまだほとんど誰も知らない感じです。
野菜や果物を持ち寄り講壇に置いて、
食べ物の収穫を得たことを感謝する
宗教の意味合いでした。
海外では、クリスマスに向けたプレゼントの販売が
この時期から開始する時期で、
何でブラックになったんだろう?
と思っていました。
ブラックフライデー、意味が分かりました。
黒字のブラックでよかったです^^