シャーロック・ホームズ 隠居絵具師
- カテゴリ:小説/詩
- 2023/11/10 18:01:51
https://youtu.be/DIJv6Au3p9s?t=2263
シャーロック・ホームズ 金を持ち逃げされた男が、ホームズに犯人を探してくれ、というのだが
金持ちの男が妻と友人に裏切られ、金を持ち逃げされたとホームズに助けを求める。
そこで私などは「持ち逃げした犯人はすでに外国に逃亡したのかも知れないし探しようがない」と思う。
ホームズ小説の後期になると、他の捜査で忙しいからとホームズが最初から調査に加わらない事が時々ある。
そうなると、事件の調査や事件のアラマシは伝聞で聞くしか無いのだ。
今回はワトソンが単独で依頼人の家に行き、自分なりの方法で調査するのだが、事件の手がかりになりそうなものは何も手に入らない。
ところがホームズはワトソンの報告を聞くだけで、事件の大体の話は把握しているし、事件の真相も分かった風な感じなのだ。
小説だから主人公の推理が外れる訳はないし、必要な手がかり等は自然と手に入る筋書きなのだろう。
ホームズが実際に依頼人の家に行き、捜査すると 実は依頼人が妻と友人を殺した犯人だったことが分かる。
そして盗まれた金は依頼人が隠していたのだ。
こうして事件は解決するのだが、警部「何で依頼人はわざわざホームズに捜査の依頼をしたのだろう」と不思議がる。
せっかく警察がお手上げになっていたのに余計な捜査を追加する依頼人=犯人は自分で自分の首をしめるようなものだ。
そこでホームズは「彼は自分の完全犯罪にウヌボレていたのだ」と言い放つ。