げそハンバーグ
- カテゴリ:日記
- 2023/10/26 00:56:51
あれは私が小4の頃だったでしょう 母が父と私達4人姉弟に供した料理
母はどっかの本で見たのだろうか 誰かから伝授されたのだろうか
突然 晩御飯の食卓にこの料理が登場したんです
正式名称とか 母が何と呼んでいたのかは覚えていません
けれど私は自分勝手にこの料理を「げそハンバーグ」と命名しました
至上の美味しさでした
そもそも我が家では 通常の肉を使ったハンバーグという
その当時流行り始めてきていた料理もありませんでした
昭和40年初頭の頃です
もちろん日本中のどこを探してもマクドナルドなる店舗は存在していません
(と思う)
この料理について説明しましょう
メインはイカです それも足です ゲソです
胴体は刺し身用で別扱いです
8本の足と2本の触腕を俎板に載せてひたすら2本の包丁でたたきます
あとはハンバーグと同じで 色々混ぜて 成型して 焼くだけです
私は片手間に勉強してひたすら遊ぶという能天気な小学生でした
帰宅して目一杯腹をすかし食卓に付きました
(幼少時の小食振りは克服していました)
初めて見る料理 いい匂い ブルドッグソースをかけていただきます
今でも時折後悔する
どうしてあの時 もっと
「美味しい!」とか
「すごい!」とか
母に言って 感謝しなかったんだろう
後日談
それから二十数年後 母は私の生涯独身の気配を感じたのでしょうか
生イカのさばき方を伝授してくれました
独り身でもイカくらい いつでも容易に食べなさいと
それからさらに三十数年経ちました
今でも覚えているのは 皮を剥くときには手に塩をつけてやること
それくらいだけなんですwwww
もう一度あなたの息子(娘でもいいよ)に生まれたなら
絶対 目を見て 大声で 笑顔で こう言います
「美味しい! いつでもいいからまた作って! 本当に美味しい!」
あ そうか 少し肩の重みが軽くなりました
ありがとうございます
こちらこそありがとうございます
当時言葉に出さなくても綺麗に食べて貰ったお皿を見て
お母様には「美味しい」て伝わってたかもですね(^-^)
僕も嬉しい事、感謝の気持ちはその時その時に
言葉に出していきたいと思いました。
煎兵衛さんのお母様との温かいお話有難うございます(^-^)
でもまあいいかと思うこと
すべては記憶や思い出の中に収斂します
最終的には自分の気持ち次第なので
日々を楽しく 慎み深く生きていけたらいいなと思っています
我楽多煎兵衛さん 私が沸々と感じる 不信感を
見事に溶かしてくれた コメント有難うございます
実母が 病で 看病している時
迷惑かけられてるかなぁと思い返したりしていました 解決済
「美味しい! いつでもいいからまた作って!本当に美味しい!」
私も 母に夢でもいいから 会って 言いたいです
また食べたいよ~
すごく大事です
どんな些細な事でも
良いと思ったら、、大袈裟に言葉にしましょう
あります♪ おいしかった。
イカの皮をむくときに手に塩つけるのは知りませんでした。
人生で2回しか(たぶん)イカの皮むいたことない・・・気がする。
言わなくてもわかってるだろう、って思っても、やっぱり言ったほうが
いいですよね。いいことはとくに。