いい曲紹介 (15)
- カテゴリ:音楽
- 2023/10/21 08:48:17
冬の寒い夜、ミッドタウンの歩道を肩をすくませながら早足で帰りの地下鉄の駅へ向かっていた。
すると、美術学校の前のショウウインドウに飾られた絵を見てる背の高い女性がいた。
なぜだか彼女に妙に惹かれた。
背はおれよりも少し高いかも知れず、金髪の白人女性で、優しそうな表情で絵を興味深そうに見上げている。
ねえ、その絵が好きなの?
おれは思い切って声をかけてみた。
おれは思い切って声をかけてみた。
ええ、結構好きだわ。
彼女は気軽に答えてくれた。
この美術学校の人?と聞くと、彼女はたまたま通りすがっただけだと言う。
寒いからさ、コーヒーでも飲みながら話さない?
と誘うと、彼女はあっさりと、ええ、いいわね。と答えてくれた。
と誘うと、彼女はあっさりと、ええ、いいわね。と答えてくれた。
コロンバスサークルのスターバックスへ行き、コーヒーを頼んで、二人向かい合って座る。
彼女はコートを脱いで、ようやく一息つけた。といった感じで、おれの正面に座った。明るい店内で改めて見ると、彼女の長い金髪は少しゆるやかにウェーブがかかっていて、目は穏やかでとても美人で、優しい雰囲気の女性だった。
そして、2月のニューヨークの厳しい寒さで、彼女自身が気づかないうちにほんの少しだけ透明の鼻水が出ていて、それさえもチャーミングに見えた。
寒かったね。
お互いにそう言い合いながら、コーヒーを飲む。
何をやってる人?
と彼女に聞く。
と彼女に聞く。
彼女は元モデルだが、今はもう辞めて、次の仕事を探している最中らしい。
モデル業界は過酷で、競争が激しく、ストイックで我が強く、人を蹴落としてでも上へ行くような人じゃないと成功しないらしい。
とてもじゃないけど、私には向いてないわ。と彼女が言ってた。
確かに、会った時から彼女はとても柔らかな雰囲気を持っていて、おれの下手くそな英語にも丁寧に相槌を打ってくれるような人だ。
優しく繊細な人にはそんな熾烈な世界は向いてないのだろう。
それから、、、確か、アートの話でもしただろうと思う。
何せ、15年以上も前のことだから、うる覚えなんだ。
確か、4〜50分もそこで話しただろうか、それで彼女とスターバックスの前で別れて、もうそれっきり。
そのスターバックスもいつの間にかあの場所から無くなってたなぁ。。
そんなことを思い出した。
そんなことを思い出した。
ふふ、これ、小説風に書いてるけど、実話ね。
あの時、まだまだニューヨーク来て数年で、英語も本当に下手くそだったおれに優しくコーヒーを付き合ってくれた彼女は、なんか、すごく印象に残ってるんだよ。
電話番号聞いておけば良かった〜〜〜!!ってたまにめっちゃ思う!
まあ、あんな素敵や優しい人はきっと今頃優しいママになってそうな気がするな。
こないだ、たまたまひょんなことで、このことを思い出したので、おれの淡い思い出の一つとして紹介してみました。
まあ、あんな素敵や優しい人はきっと今頃優しいママになってそうな気がするな。
こないだ、たまたまひょんなことで、このことを思い出したので、おれの淡い思い出の一つとして紹介してみました。
今日の良い曲紹介は、たまに見たくなるこの動画。
とっても素敵だから、ぜひ動画を見ながら聴いてみてね。
Beethoven Symphony No.9
https://www.youtube.com/watch?v=kbJcQYVtZMo
https://www.youtube.com/watch?v=kbJcQYVtZMo
はい、良い思い出です〜(^-^)
まだニューヨーク来て数年だったので、新鮮な時でしたね。
確か、そんなふうにアメリカ人女性と二人きりでデートみたいにおしゃべりしたのはそれが初めてじゃないかな〜?
今でもたまに思い出して、彼女元気かな〜?って思います(^_^)
もう覚えてないけど、たぶん、英語でお話しすることに必死で余裕なかったんだと思います〜(^-^)
はい、子供たちがオーケストラを楽しんでるのが可愛いですね。
年末だなぁ〜って感じました
良い思い出ですね
なんか映画のワンシーンみたいです、、こんなBGMはどうかしら?
https://www.youtube.com/watch?v=HnxVwTiO-Uo
でも、だからこそ記憶に残ってるものなのかもね。
街角で演奏されるこの曲も新鮮!カジュアルな雰囲気もいいですね。