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かきくけこのブログ。


ゲシュ崩ログ 351 埼玉県と匿名虐待通報

埼玉県の虐待防止条例は結果的に、不発に終わって、まぁこれがどういいのか悪いのか、ほっとしている人のほうが、多いと思う。

 個人的には、新しい条例ができて、新しい雇用ができて景気がよくなるという未来図の可能性もなくなって、少し残念な気もした。でもここで忘れてはならないのは、虐待防止条例はだれかが儲かるためにうたわれるものではなくて、「子供のすこやかな心とからだとたましいを守る」という一番最大のテーマを、政治家と民衆が忘れず、心をひとつにして考えないといけないことだと思う。仕事を失うから…とかじゃなくて、それをすると実績が増えるからとかじゃなくて。ただただ誰を幸せにするためだったのか、をもっともう一度よく考えてほしいと思う。いうまでもなく、虐待というのは悲しいものである。だからそれを阻止しようとした埼玉県はすごいと思う。田村議員さんは国家の父だと思う。結果こんなだけど、そのこころざしは子供を守りたかったんだと思えば、それは凄い行動だったと、勇気ある英断で、現代でもあんな熱い素晴らしい仕事をしようと意欲あるオトコはいるんだな~とうれしかったくらい。でもちょっと待て、とやっぱり今現在子育てしている人としては、ちょっと待ってまって…と言いたいわけですよねぇ~。

 いろいろあるけれども、私が一番怖いな~と思うのが、「虐待を匿名で通報しましょう」という機運があることだ。もちろん、本当に虐待されてる子供が、匿名通報で助かるということもあると思う。そういうケースに限って、そういうごくごくごくごく少数の宝くじくらいの確立に限って、匿名通報というのは正しいと思う。

 ただ、本当にそれは虐待として通報することが一番いいのか?という点において、匿名で通報が許されている現代は恐ろしいと思う。

 匿名で通報はだれでもできるという点。虐待をしてます、と言うのは簡単。言ってしまえば、匿名で通報が許されるならば、極端な話、「ホームレスであっても、通報できる」ということになる。ホームレスで、いろんな精神病や合併症を患っていて、正常な責任能力を有していない、という人間であっても、匿名通報は可能なんだ。それが一番恐ろしい。もっと恐ろしいのは、責任能力がない通報者ではなくて、「悪意のある通報」をするものに対しても、行政は悪意があると疑わずに行動せざるを得ない仕組みがあるところ。そこに恐ろしい問題点があると思う。

 通報するのはいいけれど、通報者が匿名である場合、通報者の過去の犯罪歴とか、病歴、疾患、職種職歴など、通報者の「健全な思考能力、責任能力」が問われないのは、あまりにも公平さに欠ける仕組みだと思う。酔った勢いで通報した、とかいう場合があったとしても、そんな通報にさえ、そういった通報に対して対処しないといけない行政で働く現場の下の人間がかわいそうすぎる。そんな下の人間のことなんか考えてないというのも、すごく納得いかないのですが、下の人間は上に対して文句なんて言えないから、そう決まったらそう動くしかないのだろう。そして何も改善されないのだろう。そんなトップダウンの行政のいや~~~~~な膿のようなものを最終的に引き受けるのが、家庭の親、じゃなくて、声なきこどもになってしまわないように、ここで国民一人ひとりに声があってもいいという、人権の大切さなんかをもっと強調しておくべきなのではないかと思う。せっかく人権がある国家にいるんだから。いまだそういうの無い国もあるというのに。おそろしい話だ…。

もっと言及すれば、匿名通報はなくして、通報者はきちんと名前性別病歴とか、まず通報者自体の健康かどうかを行政は聞き取り調査して、記録して、そこではじめて問題ないとされたら通報してもいいという仕組みをとらないと、これから超高齢化社会になるのに、最悪、認知症になりかけている人が通報したところで、それは正しい通報、問題ない行動とされるようなおかしな仕組みがあるのは、非常におそろしい。そういうイタズラ通報みたいな通報にかかずらっている行政の職員に対して支払われる給料は、我々の税金なのであり、そんなイタズラやらいやがらせみたいなものに、税金を使ってもいいみたいな仕組みがあるのは、損失としか言いようがないというか。まぁ、最終的に私はお金のことしか考えてなかったということになるんだけれども。
 もっと感情的に悪が許せないからとかそういう原理で行動したいんですが、なんだかそういうお金をもっと違うところに回して地域活性化できたらいいんじゃないかとか、そういう観点でしか私は結局、考えてなかったということばバレてしまった今日の日記でした。 




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