アーティスト紹介 27
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2023/10/09 11:45:36
ところでみなさんは自分のオリジナリティとはどんなものだと思う?
土の中に含まれた養分と、その土地じゃないといない微生物や昆虫たちや植物たちの影響や、そして、育っていく上での気候や環境によって、一人ひとり違った形と色、匂い、音を持つ生き物となっていく。
それがオリジナリティだと思う。
もちろん、国籍や人種、宗教なんかでも、おおよその人間性というのは確かにあるとは思う。
「日本人って、」とか、「アメリカ人って、」というのは、まあ、あるよね。
偏見ということじゃなくてさ、大まかな国民性というか、そうゆうのね。
んで、今言ってるオリジナリティにもそれは多少は含まれる部分もあるのかもしれないね。
まあ、とにかく、人にはそれぞれのオリジナリティがある。
きっと、それを言葉にしてください。と言われても、大方の人は結構難しいんじゃないかな〜?と思う。
場合によっては、「私は保守的な考えを持ち、古き良き日本の文化を大事にし、〜」なんていう文章になるのかも知れないし、歌や詩、もしくはアブストラクトな散文のような形になる人だっているのかも知れないが、いずれにしても、その文章、いや、音楽でも絵画でもいいけど、それで自分のオリジナリティを見せる。ということは、実は簡単ではない。
しかし、それをやってるアーティストがいる。
Maria Lassnig
オーストリア生まれの画家で、確か2014年くらいに亡くなってる。
かなり長生きだったんじゃないかな?
彼女の作品は、とてもユニークだ。
彼女の作品は、とてもユニークだ。
そのユニークさは、まさに彼女のオリジナリティで、上記に書いたように、彼女こそ、オリジナリティを芸術で存分に表現したアーティストの一人と言えるだろう。
ものすご〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く好きなアーティスト。
彼女のコメントは、
彼女のコメントは、
「私はいわば裸でキャンバスの前に足を踏み入れます。 目的も計画もモデルも写真も決まっていません。 私は物事が起こるままにしました。 しかし、私には出発点があります。それは、唯一の本当の現実は、私の体の範囲内で展開される私の感情であるという認識から来ています。 それは生理的な感覚です。座ったり横になったりしたときの圧迫感、緊張感、空間の広がりの感覚です。 これらを描写するのは非常に難しいのです。彼女の有名な肖像画や自画像は、老化した身体や心理的混乱の描写においてさえ、しばしば遊び心のある皮肉で扱われます。」
だって。
まさにその通り。
まさにその通り。
とてもうまく言葉で彼女の作品プロセスを説明してると思う。
あ、おれがその通りなんていうのは、偉そうだけど。
マリア、ごめんなさい。あなたじゃないのに、勝手に言っちゃった。
でも、マリアはたぶん、すごく優しい人だから、そんなことは気にしなさそうだけど。
でも、マリアはたぶん、すごく優しい人だから、そんなことは気にしなさそうだけど。
彼女もまた、一度、じっくりお話ししてみたいアーティストの一人。
彼女の場合は、暖炉の前で、ワインでも飲みながら、チーズつまみながら、お話ししたいなあ。
https://www.youtube.com/watch?v=cjhR3YEOoK8
最後の方に彼女のインタビューの動画あるけど、優しそうな人だな〜。
一番最後に、最も重要なアーティストの一人だってHauser & Wirthギャラリーのコメントが出るけど、その通り。
彼女はペインティングの可能性を広げた。
一番最後に、最も重要なアーティストの一人だってHauser & Wirthギャラリーのコメントが出るけど、その通り。
彼女はペインティングの可能性を広げた。
しかも、彼女の好きなようにやって、追求して、自然に広げたんだよね。
その、自然に広げた。というところがポイントで、なぜ、"自然に"なのかというと、そこに彼女のオリジナリティがあるからで、オリジナリティとはカッコつけることでも無理することでもなくて、本当にただただ、追求することなんだよね。
カッコいいなぁ、Maria Lassnig.
その、自然に広げた。というところがポイントで、なぜ、"自然に"なのかというと、そこに彼女のオリジナリティがあるからで、オリジナリティとはカッコつけることでも無理することでもなくて、本当にただただ、追求することなんだよね。
カッコいいなぁ、Maria Lassnig.
はい、この作品がとても有名です。
https://hyperallergic.com/159289/maria-lassnig-in-new-york-1968-1980/
色彩も豊かですね