Nicotto Town



初恋



久しぶりに小説を書いてます。

初恋

プロローグ


「女の人はね、自分を愛してくれて守ってくれる人が
必ず現れるって信じて生きているの、
ラフ・キャット君には、わからないと思うけど」



ラフ・キャットは、僕の中学校生の時のあだ名。

中学校一年生の二学期に僕は、彼女のいる中学校に転校した。

本名は、微笑 猫太この名前のせいで
誰が付けたのか転校先の中学校で僕は、こう呼ばれている。

彼女の名前は海原靖子。あだ名はカーコ
僕が、転校して1週間くらいたった休み時間に
階段の踊り場で同じクラスの松本さんと話している彼女と
目があってしばらく立ち止まって
目を外せなくなっていた。

松本さんが、「初対面?同じバレー部海原靖子さん」と
僕に彼女を紹介してくれた。
「あだ名は、カーコ小学校からの親友」
「転校生の、微笑 猫太君あだ名は
ラフ・キャット」
カーコは、ちょこんと首を縦に振って
照れくさそうに声をかけてくれた。
「ラフ・キャット君どうして私の目をずっと見つめてたの?」
身体が熱くなって多分僕の顔がみるみる赤くなってるはずだ。
松本さんがクスクス笑ってる。
「海原さんが可愛いからかなあ」
勇気を振り絞って僕が、言うと今度は、カーコの顔が赤く染まった!
二人の顔を交互に見ながら松本さんは、今度は、声を出して笑った。

僕とカーコは、クラスが違うだけではなく
僕と、松本さんのことクラスは2階でカーコのクラスは1階だった。
カーコの顔を見るには、1階に行かないといけない。
カーコに見つかるとまた「私に会いに来たの?」
ってからかわれそうだったので、
なかなか会えない日が続いた。




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