今年の栗は小さい
- カテゴリ:日記
- 2023/09/22 23:02:24
やっと栗農家から「栗が用意できたよ」と連絡がきたのは、昨日だった。
病院に4時過ぎまでいたので、とても買いに行けず、今日受け取ってきた。
本来、渋皮煮を作るときには鮮度がものを言う。
前日の栗なんて範囲外なのだが、仕方ない。
今年は不作で、買えるだけでも御の字なのだ。
とはいえ、やはりたった1日で傷んでしまっていた栗がそれなりにあった。
だけどそれ以上に、スカスカの栗が多かった。
生の栗をぎゅっと握ったとき、ふかふかしていたら、中身のない、茹でたら縮んでしまうやつに決まっている。
クリームくらいにならなるかもしれないが、とても渋皮煮には回せない。
粒もかなり小さい。
「これは小さすぎて売り物にならないから」という袋もいただいて帰ったが、その中の栗なんて、アーモンドチョコくらいの大きさしかない。
ひどいのなんて、チョコボールくらい。
正直、こんなに小さい栗なんか初めて見た…いや、天津甘栗はこんな感じか?
和栗で見たのは初めてだ。
正直、渋皮煮になる1軍選手は今までで一番少ないだろうが、マロングラッセになら耐えられそうなものも少なからずある。
ゆっくりじっくり楽しもうと思う。
痛みそうなところはあらかじめ傷テープを巻いておいたが、左手の親指の腹は軽い水膨れになった。
クリは、鮮度がものすごくものをいう食べ物です。
トウモロコシと栗とブロッコリーは朝どりを食べるのが最高! と私は思っています^^
渋皮煮は、鬼皮だけを丁寧に削り、薄い重層水に一晩つけてから5分だけ沸騰させ、渋皮の表面についたモロモロしたところや筋を丁寧に取り去り、つるっと美しいものだけを何度も水にさらします。
皮が変色したり分厚くてごつごつしたものは、渋皮も剥いてみると、中が変色して傷んでいたり、渋皮が分厚くなりすぎていていることが多いのです。
前者は傷んでいるところを削ってクリームに、後者はガーゼでくるんでマロングラッセにする予定です。
何度も水を換えていると渋が抜けるので、最後に柔らかくなるまでゆでて砂糖を含ませたのが渋皮煮です。
茶色くてお高いモンブランの上に茶色い栗が乗っていることがありますが、あれが渋皮煮です。
残念ながら焼いてもいないし、渋くもないですね。
ただ、うまく作ると栗の味がしっかりするのに柔らかく、黄色い甘露煮とは全く異なるおいしさなので、5日くらいかけて作るのが毎年の恒例です。
ちなみにマロングラッセは1週間くらいかかります。
趣味としか言えない、狂気の沙汰です^^;
栗にも鮮度があるのですね^^!
・・・少し考えれば、栗も・・・、果実?、野菜??・・・陸生のウニなので、当然ありますよね^^b
渋皮煮、栗に渋皮があるのは知識としては知っているのですが、渋皮煮は鬼皮(ん?違ったかも^^;)は剥いて渋皮は残して、焼くのですね^^b
多分、「渋皮」の(微妙な?渋いのかな?)味が「命」なのか「妙」なのでしょう、「和」の料理ですね^^。
マロングラッセも美味しいですが、和食ではなくフランス料理、しかもヌーベルキュイジーヌ ではなく古典的な、という感じですね^^。
夏野菜も夏負けしてズタボロのまだ終わらない夏、栗は確か「夏負け」するウニだったと思います^^;
地球温暖化も関係あるとして、十年後、栗林では栗が沸騰・爆発して陸自が「地雷処理」する事にならなければ良いなぁ・・・。
ヒトの鮮度って、・・・、食中毒になるのもするのもヤだなぁ・・・¥