アーティスト紹介 23
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2023/08/24 11:31:46
「Cy Twombly」
バージニア州出身の画家であり、彫刻家。
「めちゃくちゃ」「ぐちゃぐちゃ」
彼の絵を見た時の人々の印象はたぶん、こんな感じだろうか?
彼は画面を掻きむしる。
鉛筆、絵の具、オイルパステルなど、多様なマテリアルを使い、掻きむしり、作り、壊して、再生して、また壊す。
その中に美しさを見出して、それをそのまま、ありのまま、絵になる。
マーク・ロスコもそうなのだが、サイ・トゥオンブリーもまたこの絵画はどんな手法のどんなカテゴリーですか?と尋ねられたら、「サイ・トゥオンブリーです。」と答えるより他にない。
確か、アッパーイーストサイドのギャラリーに行った時、その日は平日で、特にアッパーイーストサイドのギャラリーということもあってか、人が誰もいなかった。
ギャラリーの2階へ、階段を上がり、展示スペースに入る。
確か、アッパーイーストサイドのギャラリーに行った時、その日は平日で、特にアッパーイーストサイドのギャラリーということもあってか、人が誰もいなかった。
ギャラリーの2階へ、階段を上がり、展示スペースに入る。
正面に、トゥオンブリー特有の漆喰と白いペンキで固められた彫刻がある。
誰もいない。
音もない。
まるで、その彫刻とおれの二人きり。という感じだった。
他にも彫刻作品は展示されていたが、その瞬間はそんな感じだったんだ。
つまり、彼の彫刻は、とても不思議なもので、オブジェクトを漆喰や白いペイントで固めた抽象的なものがおおよそだと思うのだが、そこに"人"を感じさせるのだ。
この人も、おれがニューヨークに来て、初めの方に衝撃を受けたアーティストの一人。
https://www.youtube.com/watch?v=X-nJNcE4uKs
https://gagosian.com/exhibitions/2019/cy-twombly-sculpture/
それは言えてるかもです。
原始的な感じもあるかも。
何かしら、不思議なパワーを感じますね