Nicotto Town


ぴのぴののなんでも日記


やっと『どうする家康 史上最大の決戦』考察です


 今回は帰省先からの携帯入力なので、このようにしか打てませーん。観るのもNHKプラスなので苦労しています。

 まずは、結局最後まで観てタイトル負けじゃん。「史上最大の決戦」って関ヶ原級ってこと??またまた次回も時系列さかのぼりの伏線回収型の見せ方かな。

 さて気になったポイントは
・石川数正の妻、若過ぎ。父娘だ。
・秀吉のバックで造っていたのは大阪城?いつ本拠地がここに変わったのか。
・はつはな?は、ググらないと経緯がわからない。
・三法師はどこに??
・軍議中に使っている本多正信の地図を止めて見ると、右側の北条、上杉以北が態度不明のまま。これじゃあ挟まれたら終わりじゃん。
・今回もスタジオ内の蛇行行軍が気になるなあー。
また、本多正信の太腿をさするのがウザい。

かな。


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2023/08/18 22:54
石川数正は家康より10歳上なので、小牧・長久手の戦いの頃は51~52。
当時は歳の差婚など珍しくもなかったですから、奥方が若すぎる、ということは無いと思います。
木村さんは綺麗な女優さんで若く見えますけど。

数正が秀吉に戦勝祝いを告げた時のバックは大坂城ですね。
天正11年(1583年)に築城開始なので、数正が秀吉に会った頃に天守が既に形になっていたかどうかは怪しいです。
ちなみに秀吉は、大坂城築城前は山崎城(山崎の合戦があったあたり)を本拠地にしてました。

初花は、楢柴肩衝・新田肩衝と並ぶ天下三肩衝と称される茶器の一つで大名物です。
格としては、新田に次ぐ二番目。
元々は楊貴妃が使用していた油壺だとか。油と言っても食用や灯火用ではなく体に摺りこむ香油を入れていたのだろうと思いますが。

初花は信長が所有していたもので、嫡男の信忠に他の名物の茶器と共に譲られましたが、本能寺の変の後に流出。
徳川家臣の松平親宅(ちかいえ)が入手し家康に献上。
本来なら織田家に返還するべきものですが、家康はちゃっかり私蔵してたんですね。
しかも、シレっと更に秀吉に贈ってしまうという、現代人にはちょっと真似できない行動です。

初花は織田家相続の象徴と言って良いものなので、贈られた秀吉も大喜びしました。
茶会を開いた時は必ず初花を茶席に置いていたらしいです。

北条以北の勢力は、佐竹や最上、伊達に南部とかだと思いますが、当時の東北衆は柵や対立でワチャワチャしてましたので、南進する余裕は無かったのではないかな、と思います。
この時点では、ほぼ視野に入れる必要が無いのでは…

森長可を演じた城田優氏は、三国志で呂布を演じられたそうですね。
槍捌きがカッコ良かったです。
長可の槍は「人間無骨」という銘で、本多忠勝の「蜻蛉切」と同様に有名。
人の体を、まるで骨が無いかのごとく易々と貫いた、とされてます。
ちなみに「蜻蛉切り」は槍の穂先に止まった蜻蛉がそれだけで切り裂かれたから、らしいです。

ドラマには出ませんでしたが長可の愛馬は百段と言う名で、主が討ち死にした時には首を取らせまい、と暴れて敵を寄せ付けなかった、という話があります。
出来たらやって欲しいですが、ちょっと無理でしょうね。

合戦シーンは悪く無いと思いますが、カメラアングルがちょっと画一的?
もう少しバリエーションが欲しいです。
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2023/08/18 22:05
そういう人物なので、味方してくれると信じ込んでいた池田恒興にあっさり見限られたんでしょうね。
恒興は信長の乳兄弟ですので、もう少し信雄に人徳があれば味方になっていた可能性はあったのでは。
実際は、尾張・三河を与える、という秀吉の調略に乗って秀吉についてしまうんですが。

この時、秀吉には実子がおらず信長の4男(秀勝)を養子にして家督を相続させる事にしてましたので、恒興としては一旦秀吉に天下を預けるとしても、いずれ信長様のは血筋の秀勝様が全てを受け継ぐ事になる、とでも考えていたかもしれません。
これはあくまでも私見ですが。

恒興は美濃大垣城城主でしたので、そこから尾張(信雄の領地)の犬山城に兵を進めこれを占拠。
恒興の娘婿である森長可(本能寺で討死した森乱こと森成利の兄)も、舅に従う様に居城の美濃金山城から犬山城に入り、更に小牧山城を押さえる為に進軍しますが、家康がその前に小牧山城を占拠してしまったので、替りに羽黒城に入ります。
この羽黒城、あの梶原景時の孫・景親によって築城された城で、代々梶原氏が受け継いでいましたが、最後の城主梶原景久が本能寺で信長と共に亡くなったので廃城になっておりました。

徳川軍は森軍の動きを察知しており、酒井忠次・榊原康正が率いる(他にも奥平信昌、松平家忠も参加)徳川軍5千が羽黒城のやや南(?)の八幡林に布陣していた森軍を奇襲。
戦いは鬼武蔵の異名を持つ長可に率いられた森軍が最初は優勢になるものの、側面に回り込んだ鉄砲隊に攻撃され、更に酒井隊に後方に回り込まれかけた為に森軍は撤退を開始。
撤退戦なので被害を出したでしょうが、長可は無事犬山に撤退します。
これを羽黒の戦いと言い、徳川軍の勝利です。

ドラマで忠次が、これが最後の戦になる、と死亡フラグを立てながら出陣してシレっと生き延びてましたが、彼は目を悪くしている様で小牧・長久手の戦いの後は一線を引くので、最後の戦というのは嘘ではありません。

初戦を勝利したのは徳川ですが、羽黒の戦いの後秀吉が3万の兵を率いて大坂を出立、羽黒の戦いの十日後には犬山城に着陣し、更に兵を進めて楽田城に着陣。ここを前線基地として小牧山の徳川軍と対峙します。
それぞれ砦を築いて守りを固める為、戦いは膠着状態に。

ドラマとは時系列に若干違いはありますが、流れはこんな感じです。
次回は小牧・長久手の戦い後半戦。
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2023/08/18 21:16
こんばんは^^

今回の「史上最大の決戦」は小牧・長久手の戦いの事だと思いますので、タイトル負けはしておりません。
天下分け目の戦いというと関ケ原の戦いを思い浮かべる人が大多数だと思いますが、実はこの小牧・長久手の戦いこそが真の天下分け目の戦いだった、と言う人も少なからずいます。
何しろ、後の天下人となる秀吉と家康の直接対決は小牧・長久手の戦いのみですので。

さて、柴田勝家を滅ぼし織田信孝を切腹させた後、織田信雄は修復が成った安土城に三法師と共に入城して政務を始めます。
信雄としては、これで自分が秀吉や家康、その他の諸将を従えられると思っていたかもしれませんが、秀吉にそんなつもりなどなく、まもなく安土城から追放されます。
三法師は秀吉の手で近江坂本城(元々は明智光秀が築城した城。安土城に次ぐ天下第二の城、とルイス・フロイスに言わしめた豪壮華麗な城だったとか)に移されます。その後更に京に移されたりもしますが、ドラマの頃はどちらでしょうか? 既に京にいるかもしれません。

安土を追い出された信雄は当然腹をたてますが、秀吉相手に単独では勝てませんので「どうする~」で描かれた様に家康に助けを求めます。
ちなみに、ドラマで信雄に対して秀吉と争うな、と諫めていたのは全部で4人いる信雄の家老のうち秀吉に調略されている3家老の誰かです。
この3家老は、秀吉からの調略を受けた者の靡かなかった滝川云々という家老が信雄に仔細を報告したので、信雄によって斬首されるんですが、これは信雄の秀吉に対する宣戦布告になります。
ただ秀吉としては、信雄を討つ口実になったのでむしろ歓迎していたかもしれません。
殺さずにせめて軟禁くらいにとどめておけばねぇ…
こういうところが、武将としても政治家としても駄目駄目な信雄らしさと言うのか何なのか。
暴君のイメージがある信長ですが、実は家臣を殺した事は無い筈なんですよね。
隠居させたり追放したりはしましたけど。
裏切りに対しても割と寛容で、二度裏切った松永久秀ですら大名物の平蜘蛛の茶釜を献上すれば許すつもりだったらしいですし。
信雄は信長の短気なところを受け継いで更に悪化させた感じですね。
文化人としては優れていたらしいんですが、戦いや政治のセンスは受け継がなかった様です。


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2023/08/15 00:14
天下を取るかな(*^_^*)




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