読書
- カテゴリ:日記
- 2023/08/13 14:26:37
ちょっと眠れないから、少しブログでも書いてみようかしら。
おれは本が好きだ。
というと、たぶん、おおよその人は、ああ、この人は小説を読むのが好きなんだなぁ。と思うだろう。
ところが最近(ここ10年くらい)はそうではなくなっている。
おれは子供の頃、まだ幼稚園も行ってない頃だと思うが、うちには世界の童話全集があった。
確か、20冊くらいの全集じゃなかったかな?
1冊に一つ世界の(確か日本のは無かったと思う)童話が絵付きで載っている。
1冊に一つ世界の(確か日本のは無かったと思う)童話が絵付きで載っている。
アリババと40人の盗賊(イスラム圏の話)や、雪の女王(デンマーク)などなどだ。
そして、一冊一冊に全て、レコードもセットになっている。
レコードのA面は童謡が入っていて、B面がその巻の童謡の読み聞かせが入っているというわけだ。
しかも、情感たっぷり臨場感たっぷりの読み聞かせで、確か、効果音まで入ってたように思う。
しかも、情感たっぷり臨場感たっぷりの読み聞かせで、確か、効果音まで入ってたように思う。
おれはそれが大好きで、うちにはパンダの形をしたレコードプレイヤーがあったのだけど、それでいつも本を読みながら(読みながらというか、字は読めなかったはずだから、絵を見ながら)聞いていた。
初めに童謡を聴き、それが終わると、お庭で洗濯物を干してるお母さんを大きな声で呼ぶ。
おかさ〜ん!!
(おれは幼い頃から母親をママではなく、お母さんと呼ぶ子供だった。)
するとお母さんは、はいはい。と言いながら来てくれて、レコードをB面に変えて針を落としてくれるのだ。
おれはいつもいつもそれを聞いていて、それがおれの本好きの原点となっているように思える。
そして、小学校の図書館で「ズッコケ三人組」シリーズに出会った。
これがもう、漫画よりもずっと面白くて、夢中になって次々とその図書館にあるシリーズを全部読んでしまった。
そして、もう一つ、「おおどろぼうホッツェンプロッツ」。
これはもう、本当に夢中にさせてくれたおれの中では伝説の一冊だ。
ドイツの美味しそうな食べ物が出てきたり、コーヒーひきが盗まれたり(盗まれたものがコーヒーひきというのがものすごく”よい”のだ。)、子供向けの本のくせにホッツェンプロッツや魔法使いがやたら怖かったり、そして、とても独特な挿絵は、もう、おれの心を鷲掴みにした。
ドイツの美味しそうな食べ物が出てきたり、コーヒーひきが盗まれたり(盗まれたものがコーヒーひきというのがものすごく”よい”のだ。)、子供向けの本のくせにホッツェンプロッツや魔法使いがやたら怖かったり、そして、とても独特な挿絵は、もう、おれの心を鷲掴みにした。
(う〜ん、おおどろぼうホッツェンプロッツ買っちゃおうかな?また読みたい。。)
そんなこんなで、おれは物語、小説というものにハマっていく。
同時に漫画も大好きだったけど。
そして、いつしか、中高生くらいから自分でも本を買うようになる。
そして、いつしか、中高生くらいから自分でも本を買うようになる。
西村京太郎(時刻表トリック以外が好きだった)、コナン・ドイル、江戸川乱歩、星新一、椎名誠、筒井康隆、宮部みゆき、吉本ばなな、村上春樹、はじめはミステリーから、そして、どんどん読む小説の幅が広がっていった。
それからも大人になってもずっと読書は続けていた。
ところが、30代頃かな?
なぜか、あまり読みたいと思う本がなくなってきた。
何かの小説を手に取って、数ページ読むのだが、以前と比べて、どうにも入り込めないのだ。
そして、ふと思ったのは、もしかしたら、自分が現実の方が面白いと気づき始めているのではないか?ということ。
なぜか、あまり読みたいと思う本がなくなってきた。
何かの小説を手に取って、数ページ読むのだが、以前と比べて、どうにも入り込めないのだ。
そして、ふと思ったのは、もしかしたら、自分が現実の方が面白いと気づき始めているのではないか?ということ。
誰かが頭の中で作った物語に付き合うよりも、現実の方がより興味深い物事がたくさんある。ということ。
もちろん、小説を否定するわけではないし、必ずしも現実の方が面白いわけではない。
ただ、その時はそんなふうに思ったのだ。
そして、それからは、エッセイ、旅行記、冒険記などの実際の現実のことを書いてある本を好んで読むようになったし、その方がワクワクするようになった。
そして、なぜか、今度は自分で小説を書くようになった。
そして、なぜか、今度は自分で小説を書くようになった。
偉そうで申し訳ないが、誰かが書いた小説を読むと、いや、こうゆう展開の方が面白いのになぁ。と思ってしまうようになり、じゃあ、自分で書いちゃえばいいじゃん。とそうなったわけだ。
もちろん、おれはど素人だから、プロの皆さんの書いた小説の方が世間的には面白いのだろうと思うのだが、おれ個人、このたった一人だけに限定した場合に限って言えば、おれは自分が書いた小説の方が面白くなってしまったのだ。
だから、おれはおれのために小説を書くことが趣味になった。
そして、僭越ながら、おれがおすすめしたいエッセイ、旅行記、冒険記をここに少しばかり紹介してみようかしら。
・「ラオスに何があるというんですか?」村上春樹
もちろん、おれはど素人だから、プロの皆さんの書いた小説の方が世間的には面白いのだろうと思うのだが、おれ個人、このたった一人だけに限定した場合に限って言えば、おれは自分が書いた小説の方が面白くなってしまったのだ。
だから、おれはおれのために小説を書くことが趣味になった。
そして、僭越ながら、おれがおすすめしたいエッセイ、旅行記、冒険記をここに少しばかり紹介してみようかしら。
・「ラオスに何があるというんですか?」村上春樹
世界中のあらゆる場所に住んだり、仕事で行ったりした村上春樹の旅行記。
出だしのボストンから、もう、ボストンのあの独特の香りが漂うようで流石。
出だしのボストンから、もう、ボストンのあの独特の香りが漂うようで流石。
・「ユーコン漂流」野田知佑
ガク(椎名誠の息子岳の名前からとったカヌー犬)と一緒にカヌーで川を下り、それを旅行記として執筆していた作家。彼の数々の旅行記の影響で、おれはユーコン川やカナダの自然にとても憧れを持っていて、自分でもいつかカヌーでユーコンを下りたいと思っている。ご冥福をお祈りします。
・「世界のスープ図鑑」
これはもうエッセイでもなくて、タイトルの通り、図鑑。
世界各地のあらゆる国々のスープが全て(と言っても過言ではないほど)網羅されている。美しい写真とレシピ、その解説まで、読んでいたらキリがなく、読み物としてとても面白い。
世界各地のあらゆる国々のスープが全て(と言っても過言ではないほど)網羅されている。美しい写真とレシピ、その解説まで、読んでいたらキリがなく、読み物としてとても面白い。
・「食卓の情景」池波正太郎
彼の独特の語り口で、昔の日本のレストランや食べ物について書かれており、読んでいて、すご〜く食べたくなる一冊。
・「もっと遠く!―南北両アメリカ大陸縦断記・北米篇」
「もっと広く!―南北両アメリカ大陸縦断記・南米篇 」開口健
カラー写真付きの彼の釣り旅行記。開口健独特の言い回しの濃厚な旅行記で、すごく面白い。
・「世界ぐるっと朝食紀行」西川治
・「世界ぐるっと朝食紀行」西川治
この本も「世界のスープ図鑑」のように、世界各国の朝ごはんのみを集めて紹介している本。ロンドンで買って、旅をしながら読んだ一冊。
めっちゃ美味しそうだから、オススメです。
う〜ん、また本を読みたくなってきたぞい。
めっちゃ美味しそうだから、オススメです。
う〜ん、また本を読みたくなってきたぞい。
ガラダの豚、、一気読みしてしまいました
中島らも、面白いですね〜。「ガダラの豚」が好きです。エッセイも面白いし。
星新一は、初めて読んだとき、衝撃でした!
たったの数行ですごいインパクトで一切の無駄がなくて。。
彼はものすごい量の試作を書いていて、その中で厳選したものしか発表しないそうです。
彼の小説は一つの革命だろうな〜。って思います。
あんな小説家は、世界中見渡してもなかなかいないんじゃないかな?
ユニークな本屋さんってどんなのですか?気になります。
それからお顔、どこかに落としたようで、早く見つかるといいですね(^ー^)
確かに、私も 小説読まなくなりました、、
事実は小説よりも奇なり、、
子供の頃は、童話集とかありましたね家に
貪る様に読んで 図書館とかよく通いました
小学生の頃は、図書委員ばかりやるはめになり、、、本当は放送委員になりたかったけど、倍率高くて
そそ、ちょっとユニークな本屋でも働いていた事があります
仕入れとか、面白かったなぁ
今も図書館にはたまに行きます
料理本 健康本 実用書が多いかなぁ
確かに。
自分がたくさんのことを経験してきている分、その一つの小説の作家だけの価値観にだけ付き合うには、よっぽどその小説内の価値観がユニークであったり、柔軟であったり、緻密である必要があるのかも知れないですね。
はい、現実は大変なことが多いです。
同感です(涙)
世界のスープ図鑑、マジオススメです!
紹介していただいて、ありがとうございます。
おれも先日見た動物のドキュメンタリーで、人間って動物の中で最もひどいことするよね。。って思いました。
人は他の動物に比べて、脳が発達して頭が良いです。
しかし、頭が良いというのはいわば、道具であって、その道具を素敵なことに使えてないのがとても愚かだと思います。
幼児にナイフ持たせたら危ないし、酔っ払いに車を運転させたら危ないように、ちゃんと「大人」じゃないと、この頭の良さは上手に使えないんだと思うんです。
長年生きて、色々経験すると「そうとも言えないんだけどなぁ」って感じ(何様かという話ですがw)になって、素直に入り込めなくなった気が(^^;
いやケニーさんみたいに現実が面白いというより、大変だったことのほうが多いんですがw
世界のスープ図鑑はちょっと面白そうだなと思いました♪
マリーナ・チャップマン著『失われた名前 サルとともに生きた少女の真実の物語』
「サルなりに思い出す事など ― 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々 」ロバート・M・サポルスキー 著
「象にささやく男」ローレンス・アンソニー著です。動物関連が多くなっちゃったなv