Nicotto Town


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知らないこと

こんばんは。


久しぶりに筆をとります。

母親の話。


私の母親は頭がよく、物知りです。
テレビのクイズ番組とか、やたら張り切って回答してます。
(小さいころ、それで答え言われてしまって号泣した記憶……)

完璧主義で、間違いが嫌い。
努力できることならなんでもする。
まあ、そんな人。

それ自体はいいのですが、そんな母が身近にいたおかげで、
私にも少なからず影響があるのですよ。


小さいころ、勘違いして覚えたことを披露すると

「え?!○○だよ?!?!?!?!?」


小さいころ、知らないことを知らないと言うと

「え?!知らないの?!!??!?!?!」


こういった、間違えていたり、知らなかったりすることを
全力で否定されてしまった経験のせいで、
「間違えること」と「知らないこと」を悪いことだと思い込んでいました。

今なら、間違えても、知らなくても、改めて認識すればいいとわかります。
てか、それが中高生で行う勉強だよなぁと思うのですが……
当の中高生時代、私はそういったことを取り繕うために、嘘ばかりついていました

大きな嘘ではありません。
その場の発言だけ取り繕うような、知ったかぶりのための嘘。

たとえば、友達と好きなゲームやアニメの最新情報について話していたとして。
忘れてしまった情報や、知らなかった情報を「知ってる?」と聞かれて、
咄嗟に「知ってる!」と答えちゃうみたいな。

再三言いますが、社会人になってからはマシになりました。
今なら「えーそうだっけ」とか「知らなかった!」と言えます。

でも、当時は否定されるのが怖かった。
私の周りの友達は、決して母と同じ物言いはしないはずですが。
信用出来なかったのかもしれませんね。


つまり、総じて。

知らないうちに、私は母と父から束縛されていたのだと、
この年になってようやく気付き始めました。
(父の話は、また今度。)

いろんな友人に指摘されて、やっと気づきました。

そして今は、私の子に同じことをしてしまうのではないかと、怯えています。
そういうことも含め、私はパートナーを探すことにも臆しています。


両親の思い通りの、「いい子」に育ちました。
生きづらくて、身動きの取れない、家族から離れない「いい子」。

変えられない過去が、歯がゆい。




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