アーティスト紹介 14
- カテゴリ:アート/デザイン
- 2023/08/06 22:52:20
さて、14人目の今日は、「Gerhard Richter」
以前もドイツのアーティストは2人紹介したけど、リヒターもドイツ人のアーティスト。
まあ、かなり有名だから、ご存じの人も多いでしょうね。
たぶん、もう今は90歳過ぎてて、ドイツに住んでるのかな?
彼は何というか、絵画の可能性を一人でぐんぐん押し広げている人。
ロック好きな人なら見たことがあるであろうSonic Youthの"Daydream Nation"のアルバムジャケットにリヒターの作品が使われてることは有名。
余談だけど、ちなみにSonic Youthのキムも実はビジュアルアートをやってて、何年か前にチェルシーの小さなギャラリーで個展してたよ。
彼女らしい面白い作品でした。
そのジャケットに使われてる蝋燭の絵は、写真を元に精密に模写したフォト・ペインティングと呼ばれる技法。
まるで写真みたいに絵を作るのね。
リヒターのフォト・ペインティングのシリーズは、あえてクリアーな描写を避けて、ぼかされた残像のようであったり、記憶の中にある古いフィルムのようでとても面白い。
おれはかなり好き。
リヒターのフォト・ペインティングのシリーズは、あえてクリアーな描写を避けて、ぼかされた残像のようであったり、記憶の中にある古いフィルムのようでとても面白い。
おれはかなり好き。
https://www.youtube.com/watch?v=oP9t216ORuQ
そして、やはり代表的な作品シリーズは彼のアブストラクトペイントだろう。
そして、やはり代表的な作品シリーズは彼のアブストラクトペイントだろう。
大きなキャンバスに油絵具で色を塗る。
一層目の色の上にまた次の色を塗る。
一層目の色の上にまた次の色を塗る。
そうやって何層にも色の層を作り、最後に、巨大な木のヘラで、画面を削るのだ。
すると、削られた画面の下の層の絵の具が顔を出し、独特の荒々しく美しいテクスチャーを作る。
これは彼の発明した技法。
このような技法を使って、実際の写真の上に絵の具を載せる作品も作っている。
すると、削られた画面の下の層の絵の具が顔を出し、独特の荒々しく美しいテクスチャーを作る。
これは彼の発明した技法。
このような技法を使って、実際の写真の上に絵の具を載せる作品も作っている。
彼は多彩な表現でもって、絵画表現の可能性をぐいぐい広げている新しい実験が大好きな博士的アーティストなのかもね。
https://www.youtube.com/watch?v=jF4SAmtCyLg
ピカソはある時期、中心の自分をしっかり描いて、背景はあえてざっと仕上げる描き方をしていました。
それによって、人物によりフォーカスが行くし、画面もスッキリします。
あの描き方はピカソならではの感覚だな〜。と思います(^ー^)
小学生の時の写生大会の時、手抜きで目の前の木を1本ドーン!と書いて先生に最初怒られたんですが(笑)、教室の後ろに張り出すと「この絵は迫力あるな~」と変な感心されたの思い出しましたw