衝撃の一曲 2
- カテゴリ:音楽
- 2023/08/02 23:14:56
衝撃の一曲というのは、その一曲に雷に打たれたようなショックを受けたり、その一曲が何かのきっかけになったり、強い思い出となったりする一曲のことです。
私にとってのそんな一曲を紹介しているシリーズが「衝撃の一曲」です。
では、今日の衝撃の一曲は、
Fennesz "Endless Summer"
彼の本名はクリスチャン・フェネスで、音楽活動はFennszの名義で行ってる。
彼の本名はクリスチャン・フェネスで、音楽活動はFennszの名義で行ってる。
オーストリアのギタリスト/現代音楽家。
主に電子音楽、俗に言うアンビエントとか、実験音楽と言われる音楽を制作しており、坂本龍一とのコラボレーションも多い。
おれは10代の頃、パンクロックばかりを聴いてる少年だった。
しかし、あるバンドのおかげで、音楽を聞く幅がぐんと広がって、いろんな音楽を聴くようになっていく。
(そのバンドについてはまた今度書こう。)
そして、20代中頃だったかな?
いつものようにタワーレコード(日本にはまだあるのかな?)に行って、試聴機でいろんな音楽を聴いていく。
おれは10代の頃、パンクロックばかりを聴いてる少年だった。
しかし、あるバンドのおかげで、音楽を聞く幅がぐんと広がって、いろんな音楽を聴くようになっていく。
(そのバンドについてはまた今度書こう。)
そして、20代中頃だったかな?
いつものようにタワーレコード(日本にはまだあるのかな?)に行って、試聴機でいろんな音楽を聴いていく。
その中の一つに、Fennesz "Endless Summer"というアルバムがあった。
海に落ちていく夕暮れの写真のアルバムジャケットが美しく、ちょっと気になったので聴いてみた。
海に落ちていく夕暮れの写真のアルバムジャケットが美しく、ちょっと気になったので聴いてみた。
それまでのおれにとって音楽というのは、わかりやすいサビであったり、歌詞であったり、もしくはギターのかっこいいリフであったり、サックスやドラムの絡み付きであったり、何か、そこに「美味しいところ」を求めて聴くものだった。
すご〜くわかりやすく言えば、米米クラブの浪漫飛行を聴く時、きっとみんなが求めているのは、「君と出逢ってからいくつもの夜を語り明かした はちきれるほど my dream」のサビだろう。(懐かしいね〜!!)
すご〜くわかりやすく言えば、米米クラブの浪漫飛行を聴く時、きっとみんなが求めているのは、「君と出逢ってからいくつもの夜を語り明かした はちきれるほど my dream」のサビだろう。(懐かしいね〜!!)
ところが、Fenneszの音楽はそんなおれの音楽観を全く変えてくれた。
彼の音楽は、風景のようだった。
少しづつ変わっていく風景の中に自分もその風景の一部となっていくような感覚。
そこにはサビもなく、かっこいいギターリフも、弾けるドラムのリズムも、サックスの渋い旋律も、泣きのメロディもなく、ただの風景が広がっているだけなのだ。
彼の音楽は、風景のようだった。
少しづつ変わっていく風景の中に自分もその風景の一部となっていくような感覚。
そこにはサビもなく、かっこいいギターリフも、弾けるドラムのリズムも、サックスの渋い旋律も、泣きのメロディもなく、ただの風景が広がっているだけなのだ。
何か、世界の一部を切り取っているように思えた。
https://www.youtube.com/watch?v=lGcPwGqPHO0
おれはその"Endless Summer"を買って、家で何度も流しっぱなしにしていた。
それが、おれにとっての現代音楽や実験音楽も好きになっていくきっかけになった。
後に坂本龍一とのコラボレーションも聴くようになり、それから、おれは坂本龍一の現代音楽やAlva Noto、スティーヴ・ライヒなども好きになっていく。
それが、おれにとっての現代音楽や実験音楽も好きになっていくきっかけになった。
後に坂本龍一とのコラボレーションも聴くようになり、それから、おれは坂本龍一の現代音楽やAlva Noto、スティーヴ・ライヒなども好きになっていく。
https://www.youtube.com/watch?v=lGcPwGqPHO0
ところで、坂本龍一とAlva Notoは、メトロポリタン美術館でコンサートをしたんだよね。この二人のコラボもマジで大好物なのです。
観に行きたかったな〜!!
観に行きたかったな〜!!