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どんぐりやボタンとか


アーティスト紹介 9


さてと、今日もアーティスト紹介。
前回、前々回とシュルレアリスムの画家を紹介したので、今日もシュルレアリスムの画家を紹介しようかな。

今までのアーティスト紹介は、日本に住むみなさんにとってそれほど馴染みがないであろうアーティストを紹介したいと思っていたので、日本ではたぶんそれほどポピュラーで無いであろうアーティストばかりをあえて紹介していたんだけど、たまには日本でも人気のあるアーティストも紹介してみよう。

ということで、「René Magritte」

みなさんもご存知、マグリットは1920年代くらいが特に活躍していたベルギー出身のシュルレアリストの画家。
彼がまだ12歳くらいの頃、母親が自殺で亡くなっている。
その経験は彼にとって当然大きなもので、のちの彼の絵に影響を与えているそうだ。

愛する人がいつかきっと戻ってきてくれる。という願いと、愛する人はもう永遠にこの世にいない。という二つの矛盾した彼の中の思いが彼の絵の中で調和しているそうだ。
彼は戦時中、ベルギー軍の歩兵として従軍していたそうで、その間、上官の肖像画などを描いていたらしく、それはのちの彼の画家としての活動に貴重な経験となったそうだ。
そして、彼は従軍後、画家として活躍していく。

彼の作品にはデペイズマン表現がよく使われている。
日常的な物をあえてあり得ない状況に置くことで画面に奇妙な印象を持たせる手法だ。
おれは個人的には、彼のデペイズマン表現こそ、シュルレアリスムの真骨頂の一つだと思うし、それが後々のアーティストたちに多大な影響を与えたことは間違いないと思う。

マグリットの作品、例えば「恋人たち」は顔が布で覆われた男女がキスをしている。
この布で覆われているのは、母親が自殺した遺体にかけられたドレスを目にしたトラウマが現れているらしい。

彼は自身の心の傷や経験と共に自分の芸術世界をどんどん広げていく。
彼の若い時の作品を見てみるとやはりまだ模索しており、自分の芸術が確立されていない。しかし、ひとたび自分の芸術を確立させてしまった後の彼の芸術は無限に思えるほどの広がりを見せていて、一枚一枚の絵の中に見るものを驚かせる世界を作り上げていった。
彼の作品は見るものを驚かせ、そして、考えさせる。
禅問答のようでもあり、一つの詩のようでもある。

シュルレアリスム画家で最も好きなアーティストの一人。

おれの好きな作品の一つに「光の帝国」シリーズがある。
街を描いた作品なのだが、立ち並ぶ家々は暗い夜なのに、空は明るく晴れている昼間。
完全に矛盾していて、それが実に奇妙な世界を作り出している。
マグリットの「光の帝国」シリーズに関する自身のコメントを読んだことがあるのだけど、正直、何言ってるのかよくわからなかった部分もあるけど、一つ分かったのは、彼が「夜」と「昼」という事象に畏怖の念を持っていて、それが画面に現れているそうだ。
何はともあれ、彼の絵には言葉では説明できない力があって、しかもその力がとても強く、見るものを一気に絵の中に引き込んでしまう。

たぶん、日本の美術館にも展示されている機会は多いと思うので、ぜひ見にいってみて下さい。

https://www.youtube.com/watch?v=7c4oyCyFmR0

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2023/08/01 08:16
rihitoさん、
もしかしたら、画集ではなく、本物を見たらまたその感動が蘇るかも知れませんね!
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2023/08/01 06:18
久しぶりに画集を見ましたが、昔見た感動はないなぁ。感性弱くなったか
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2023/07/31 22:23
rihitoさん、エルンストやキリコも大変有名なアーティストですね!
おれもルソーの絵は大好きです!
ところで、静岡にあるビュッフェ美術館は行かれましたか?
もし、まだでしたら、おすすめです!
https://www.buffet-museum.jp/
とっても素敵なところですよ!
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2023/07/31 22:18
なほさん、読んでいただいて、ありがとう!
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2023/07/31 20:10
へー
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2023/07/31 19:48
こんばんは、なるほどね、見たことあるような気がします。ぼくは若いころ、マックス・エルンストが好きでしたね。一部の作品ですが。それから、アンリ・ルソーの夢のような世界。ちょっと違うかもしれないですが、若いころのベルナール・ビュッフェはいいですね。もちろん、若いころのキリコの作品は最高です。あの、時間が止まったような恐怖の陰に、都会の孤独が足あとを響かせているようです。



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