Nicotto Town



ナナイロ同窓会【3】師匠と弟子とゆかいな仲間たち

トリオンたちは二日酔いが残ったまま、メンドーサ隊事務所に帰ることになった。ゲンサイも一緒に。

「お帰りなさい!ゲンサイ師匠!ナナイロピーマンはすでに選別を済ませてあります!」
武闘家の男「アキヒロ・グリリバ」がモンク特有の一礼をしてから、大きな声でゲンサイに報告をした。
「アキヒロ…あまり大きい声を出すな。頭に響くじゃろぅ~」

「トリオンはん達がナナイロ村に里帰りしてる間に「ゲンサイの弟子とゆかいな仲間たち」が来たんや」
「俺ら3人を「ゆかいな仲間たち」で片づけるんじゃねぇ!」セリカの雑な説明にツッコミを入れるシンジロー。
「俺はシンジロー・シックザール。アキヒロとは腐れ縁で相棒だ」憮然と自己紹介するジンジロー。
「んもう、シンジローさんったら…もう少し愛想良く出来ないの~ん?」シンジローに絡むタンゴ。
「余計なお世話だ。ていうか、離れろ!タンゴ!」シンジローはタンゴに絡まれて気持ち悪そうにしている。
「アタシはタンゴ・ピスケス。踊り子よ~ん♡」網タイツの脚線美が眩しいオネエなタンゴ。
「あん、タンゴちゃん!ずっる~い!アタシもアタシも~♡シンジローさんにスリスリする~♡」
右にタンゴ、左にアニス。二人のオネエに挟まれてシンジローはブチキレて、二人をハンマーでどつく。
「やめんか!オトメン共!」
「ああ、シンジローさんの愛が頭にクリティカル~♡」頭に大きなたんこぶが出来てるアニス。
「あ、タンゴにゴン♡」どつかれても嬉しそうなタンゴは目を回している。
「相変わらずだな、アニス・エルフィール…」ブランは3人の茶番劇に呆気に取られている。
「え?ブランはん、アニス先輩と知り合いかいな?」セリカが聞いた。
「知り合いも何も、僕が新入生の時のルームメイトだった」
「いやん♡ブランちゃん、久しぶりね~ん♡」いつの間にか復活しているアニス。

そんなワケで、メンドーサ隊に新たに5人加入した。個性的な男ばかりだ。
「メンドーサ隊にはカワイイ女の子がいっぱい居るのぅ~。
ハーレムハーレム♪酒池肉林♪よりどりみどりじゃ~♡」小躍りするゲンサイじいさん。
「はいっ!みなさん、よろしくお願いしますぅ~!」
手を合わせて笑顔で迎え入れるマリアであった。

ーおわりー




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