Nicotto Town


どんぐりやボタンとか


アート紹介 5


今日は、「Roni Horn」

この人はたぶん、日本人も好きになる人が多い作家だと思う。

おれはいつだったか、チェルシーのギャラリーで見て、元々知ってはいたけど、本物を見るととても良くて、それからすっかり彼女のファンになった。
ニューヨーク出身の女性アーティストで、自身がゲイであることを公言してる。
(ちなみに、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンも同性愛者であったし、画家のCy Twomblyもそうだったかな?たぶん、自分で気づいているいないに関わらず、性別というのは私たちが思ってるよりずっと不確かなもののような気がするのは私だけだろうか?←ちょっと脱線)

彼女の最も有名な作品は、やはり、ガラスの彫刻。
巨大なガラスの器のようなものを作り、その中に水を入れる。
ただそれだけの作品だ。
その他にも結構ミニマルな表現の彫刻作品も作っているし、どれも素晴らしいのだけど、彼女もまたRichard Serra同様、おれ個人的には「ミニマリスト」という言葉だけで片付けることの出来ないアーティストだ。
(そもそもミニマリストなどのカテゴリーだけで片付けられるアーティストは存在していないと思うが。。)

まあ、彼女の場合は、明らかにミニマリストのそれとは違い、はっきりとした有機的な表現が見られるからね。
誰が見ても明らかにね。

それから、チェルシーのギャラリーで見た作品は、それ以外にも写真の作品があった。
彼女の自宅にある、(ちょっとうる覚えだけど)確か、彼女が今までの人生で受け取ったプレゼントばかりを撮って並べた写真の連作作品ね。
例えば、本、ラブレター、おもちゃの人形、友人の絵や写真、恐竜の石化した卵、白鳥の剥製など、美しいそれらの写真を並べているだけなんだけど、それがなんか、一人の人間の内省的な歴史のようで暖かい雰囲気で、とっても良かった。

彼女の作品のテーマは自然や人間自身の感情と密接に関係してると思う。

日本だと、ポーラミュージアムで最近やってたから、そのホームページを貼っておくね。
https://www.polamuseum.or.jp/sp/roni-horn/

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2023/07/27 04:59
ありがとう



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