アシュラ
- カテゴリ:アニメ
- 2023/07/14 06:09:27
dアニメストアで今月いっぱいまで配信予定のアニメ「アシュラ」は
おススメ。
ジョージ秋山という漫画家はわたしの中で特別。
小学生の頃に「デロリンマン」という漫画を雑誌で読み、
その不条理さとダークさに慄いた。
実写ドラマ「浮浪雲」の原作者というとご存じの方もぃるかもしれない。
「アシュラ」にしても「デロリンマン」にしても「浮浪雲」にしても
現代の日本人が失くしてしまったものを呼び起こすようなテーマが
隠されているように思える。
何かを為すためでも、生み出すためでもなく生きること。
それに価値はあるのか。
そんな思いをあざ笑うような「オロカモノめ」という嘲笑を思い出す。
「アシュラ」の生きざまは哀しくおぞましいが、美しくもあるのだ。
そうそう、戦争経験は大きいよね。水木しげる先生なんかは代表的だけど。
たしか水木先生の自伝漫画で、戦地で瀕死だったときに仲間から
「あいつはもうだめだ食料はやらなくていい」
というのが聞こえてきて飛び起きたというエピソードがあったなあ。
自分なら「そうかあ、わたしもうだめぽ。みんな生きてね」ってあきらめそうな気がする。
でも、「やだ!食べたい!!」ってなるような気もするw
小学生の頃の雑誌に「漫画のカッコいい主人公ベスト10」みたいな記事があって
星飛雄馬がトップだったのを覚えてる。
今なら誰になるんだろう。
というか、好みが細分化して突出した存在って出にくくなってるような。
わたしはアニメに限れば「坂本ですが?」の坂本君です。
ワタシもしっかり読んだことないんよなぁー。
あのマンガ創成期の先生方は、戦争を経験されてる方もおられたこともあってか、何が何でも生き抜くってことに軸がドーンって通されてる感じがする。
カッコいいの定義なんかも、時代とともに本当に変わってきてるもんねぇ。