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半夏生

ニコットおみくじ(2023-07-02の運勢)

おみくじ

こんにちは!梅雨前線の影響で九州は雨。

四国と、中国から関東は晴れる。
東北や北海道は所々で雨。
沖縄は晴れ。
気温は高めで、真夏日の所も。

【半夏生】 はんげしょうず はんげしょう

☆雑節の一つで、半夏「烏柄杓(からすびしゃく)」という薬草が生える頃です。
 様々な地方名がありまして、ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウとも
 呼ばれています。

 [カラスビシャク] Pinellia temata

  ★サトイモ科の植物の一種です。
   乾燥させました根茎は半夏の名で知られています。

   花は小型の仏炎苞で、紐のような付属帯が上部で伸びますのが特徴です。

   *仏炎苞・・・サトイモ科の植物にみられます苞の一つです。
      
          肉穂花序を包み込みますように発達したものを指します。
          仏炎苞は花のように見えますが、
          花本体は肉穂花序という棒状のものです。
          また、仏炎苞は苞が大型に変化しまして、 
          花弁のようになりましたもののことです。

<概要>

〇七十二候(ななじゅうにこう) 半夏生(はんげしょうず)

7月2日からは・・・

・七十二候:半夏生

・雑節  :半夏生

@田植え

 半夏生は中国から伝わりました暦であります「七十二候」の一つですが、
 日本独自の暦「雑節」の一つでもあります。

 雑節の半夏生は七十二候の半夏生を元に作られました。

 農作業を行います上で重要な意味を持ちます半夏生は、
 田植を終える目安とされてきました。

 天候不順当でどんなに作業が遅れたとしましても、
 半夏生以降は田植えを行わないようにしていたそうです。

 半夏生以降に植えられました稲は秋まで十分に実らずに、
 収穫には繋がらないとのことです。
 
 ☆半夏半作(はんげはんさく)

  平年の半分程の収穫になってしまいますことから、
  この日までに田植えは終わらせようという目的で半夏生を設けたのです。

@半夏と半夏生

 七十二候の半夏生は半夏が生える時期ということを伝えています。

 半夏とは、別名カラスビシャクと呼ばれています。
 あまり馴染みのない植物ですが、現在でも漢方として活用されています。

 因みに・・・

 半夏とは別に「半夏生」という植物も存在しています。

 [半夏生(はんげしょう)] 半化粧 Saururus chinensis

                   Chinese Lizards Tail

  ★ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草です。

  <概要>

  ≪分布≫

   北海道を除きます日本及び東南アジアに広く分布します
   ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草です。

  ≪名前の由来・別名≫

   夏至から11日目にあたります半夏に葉が白くなりまして、
   花が咲きますことからハンゲショウと命名されました。

   *半夏・・・7月2日頃

   別名はカタシログサ(片白草)、オシロイカケ(白粉掛)等です。

  ≪特徴≫

   漢字表記は「半夏生」ですが、
   葉の半分だけが白くなりますので「半化粧」とする説もあります。

   *葉の半分・・・表面のみ

   葉が白くなります理由は、葉緑体から葉緑素が抜ける為です。

   この現象が起きますのは、茎の先端近くの2~3枚に限られまして、
   これに因みまして生け花の世界では「三白草(さんぱくそう)」と
   呼ばれています。

   白くなりますのは葉の付け根側です。
   葉の先端側から白くなりますマタタビとは異なります。

   ドクダミと同じように、横へ広がりまして白くて太い地下茎から   
   高さ1m程の茎を伸ばします。

   葉は15cm程の長さになりまして、5本の葉脈が目立ちます。

   草全体に精油成分が含まれていまして、
   ドクダミと同じような臭気があります。

   葉を煎じて飲みますと、利尿効果が期待出来るといわれています。

   ハンゲショウの開花は上記通り半夏の前後にあたります7月中旬です。
   白い花が穂状に集まりまして咲きます。

   蕾の段階では花穂が垂れ下がっていますものの、
   開花が進むにつれて立ち上がります。

   かつての農家では・・・

   ハンゲショウが咲くまでに田植えを終えるものとされまして、
   農作業の目安にされました。

   本州や九州及び四国の水辺や低湿地に自生しまして、
   庭園でも水辺の景色を造りますのに使用されます。
   そして、乾燥地にも強いです。

 半夏生の特徴は葉です。
 最初は青々としました葉ですが、
 花が咲く時期になりますと白く変化をします。

 木の葉の色が変化します時期が、
 半夏生に重なることからその名が付いたといわれています。

@大雨

 平年、半夏生の頃は梅雨の後半戦に当たりまして、
 大雨に見舞われることが多くなります。

 その為・・・

 西日本では半夏生の頃の大雨を「半夏雨(はんげあめ)」といいまして、
 その時の洪水を「半夏水(はんげみず)」といいます。

 河川の氾濫や土砂崩れ等の災害が起こりやすい時期ですので、
 注意が必要です。

〇半夏生の時期に食すもの

@蛸(たこ)

 半夏生に蛸を食しますのは、主に関西地方の風習です。

 蛸の足には吸盤が付いていまして、
 海底の岩等に吸い付くようになっています。

 このことから・・・

 「植えた稲の根が、蛸の足のように地面にしっかり張るように」

 このような願いが込められています。

@鯖(さば)

 半夏生に鯖を食しますのは、主に福井県の一部で残っています風習です。

 江戸時代に福井藩主が奨励したのが始まりといわれています。
 福井県では鯖は貴重なスタミナ源です。

 「田植えが終わりまして、厳しい夏が来るまでに体力を付けておこう」

 このような意味がありまして、現在も鯖の丸焼きを食します。

@饂飩(うどん)

 半夏生に饂飩を食しますのは、主に香川県の風習です。

 田植えが終わります半夏生の頃は、麦の刈り入れが終わる頃でもあります。

 この時に収穫した麦を使用してうどんを打ちます。
 そのうどんを作業を手伝ってくださりました人に振舞って
 労を労(ねぎら)ったことに由来しています。

 1980年香川県製麺事業協同組合さんが、
 7月2日を「うどんの日」に制定しています。

問題 奈良県では、半夏生餅・小麦餅・さなぶり餅(はげっしょうもち)・
   小麦餅・さなぶりもちを食す風習の所があります。

   「さなぶり」の意味を教えてください。

1、田植えの始めに神を迎えます行事「さおり」に対しまして、
  田の神を送ります行事。

2、御神酒や塩、蜆(しじみ)等を海上に撒きまして、
  続いて参列者らが拍手を打って、大漁と海上安全を祈ります。

3、農民が年頭に稲作等、作物の豊作を祈願する行事。

ヒント・・・〇早苗(さなぶり)餅

      奈良盆地では「半夏生」の頃に小麦の収穫が終わり、
      田植えも一段落することから「半夏生餅」を作り、一休みする。

      田植えの終わりに食すことが多いです。
      地域により水田にお供えするところもあるようです。

      @飲食方法

       小麦が入っている為、
       粘らず歯切れ良く、消化も良い為に胃もたれしにくいです。

お分かりの方は数字もしくは「さなぶり」の意味をよろしくお願いします。



 



 

  

 






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