Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


スルーしないで読んで




なんじゃこの題名は
あ でもそうだね 長くなりそうだしね
それも単なる一家庭の出来事(?)だからね
それを”読め”とは言えないわな

ちょっとニュアンス変えましょ できたら読んでね♡



それでは始めます


自分がある程度の回りの環境を理解しだして すぐに疑問に思ったことがある
ある時点での我楽多家の子供の構成と年齢を以下に記そう


長女14歳
次女12歳
三女10歳
長男 6歳

あ まだ数列と級数は学んでいなかったな
でもなんか不思議だったな
言葉にできない違和感が6歳の僕でもそこはかとなく感じられた

そりゃ子供の授かり事情なんて まだまだ6歳の僕には未知の世界だった
それより普段遊んだり転げまわったり たまには勉強してるふりをしてみたり
一瞬思った「あれ?」なんていう疑問なんて すぐに泡のように消えていく



いつ頃だろう この世には水子という存在があるのだということを

あ ここからセンシティブな話題に触れなければいけないので
そういうのが苦手な方 殿方には 題名を覆してスルーしてください
まったくもうしっちゃかめっちゃか

若い時から札幌の中央区に住んでいた(1年半だけね)
それも山寄りではなく川(豊平川)寄りだったりする 
時折り小児喘息の発作が出ていた時だったが 札幌のど真ん中は遊び場だった
そんな時 中島公園は格好のメインランドだった

明治以来の迎賓の役目を全うした豊水館の雅な雄姿を水面に浮かべた菖蒲池で
僕達はサブマリン707のプラモデルを糸に繋いで泳がせすぐに失くした

その中島公園の北側の小さな神社に”水天宮”というものがあることに
気付かないわけがなかった


ああ もうぼかすね


でもこれだけははっきりと言うわ
僕には4番目の姉がいたのかもしれないかもしれない


長女14歳
次女12歳
三女10歳
四女 8歳
長男 6歳


じつは当時一番年長だった長女はこの説を否定している
(みんな大人になってからの膝をつきあわせての会話でだった)
それを否定するだけのエビデンスは他の誰も持っていなかった

偶然こんな数字になってしまった
あの世で母は頭を抱えているかもしれない
「あんときは※※:※※だったのよーっ! もーっなによーっ!」


でもいいじゃない
戴きました
しっかりと戴きました

僕には4番目の姉がいるかもしれないんだ
そりゃこの世に出るまでになんかで息絶えたかもしれない
あまり考えたくないことだが  女の子と分かった瞬間処置されたかもしれない
炭鉱病院の一番奥の暗い部屋で(知らんけど)

でも魂は飛んでるよ 水天宮の霊験はそりゃあらたか 
ほら今でも飛んでるよ 僕の回りを ねえねえ 御尊顔を拝してもいいかな?
こんちわ~ おとうとだよ~ 
その一瞬目と目が合った


キツネ目だった 母にそっくりだった 不遜な目で冷たくこっちを見てた




以上で「スルーしないで読んで」を終えたいと思います
そんなに長くなんなかったね

書いてる途中で4番目の姉との邂逅のシーンを思い浮かべているだけで
涙溢れそうで半ば強制終了みたいなもんです


姉全員が大好きな 可愛い可愛い弟からの  んもう ラブレターです





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