Nicotto Town


かきくけこのブログ。


脇道 セーラームーン・ギャラクシア

セーラームーンが面白いと夫もとい神にそう言ったら、夫は訳知り顔で「あの作品は、作者がセーラー服書きたかっただけの漫画だよ」って言っていた。そうなのか。そうだったのか…?と驚きでした。作者の友達?とかちょっと時々思うんですけど。そうなんですか?私の夫(神)はアルバイトで漫画のアシスタントした事があるとか昔言ってたけど、黒歴史なのか…????なぜか詳しく教えてくれない。成人指定漫画のアシスタントでもしてたんでしょうか?
 セーラームーンの面白さときたら。ギャラクシアというキャラクターが最大の敵みたいな感じで出てくるんですけど、ギャラクシアさん外見がなんだか大昔のエジプトのファラオみたいな雰囲気ありますよ。コワイ感じでもなく、大きかったりお化けみたいだったりする強敵いっぱいでてくるセーラームーンの中で、特に最強だったのに、外見がなんとも平和というか。平穏というか。ファラオみたいですよ。エジプトのハムラビ法典でも説明してきそうな雰囲気。ハムラビ法典とは、「やられたら同じことやるぜ」という法律です。そういえば、大昔私が小さいころ、母がよく「目には目を、歯には歯をだようちは」と、よく言ってた。あれってハムラビ法典の事だったんだ…とメソポタミア文明を知った時衝撃でした。私って、小さいころハムラビ法典を叩きこまれてたんだ…って。実家がメソポタミア流だった。もちろん半分冗談でしたが、母はよく言っていた。言っていただけで厳粛に戒律を守ってたとかではないし、なんというか、ヤクザが子分にバカさせないために冗談でかます戯言、みたいな冗談の進化版家庭内トークで「ハムラビ法」を冗談で茶化すという事は、誰しもみなやってるのではないかと思う。あれ?やってないかな。まぁ私の今の夫と子供とは、ハムラビ法がどうのなんて一回もトークしてないけれども。現代日本にもなればハムラビ法は、復讐の品格、とでも銘打って本として読まれたりするようなものなのかも。
 話がそれてしまった。セーラームーンのギャラクシアは別にエジプトは関係なく、頭なんか十一面観音菩薩みたいな髪型してるし。
 ギャラクシアさんってどっかくまのプーさんみたいな雰囲気もあり、どこか憎めない悪役なんですよね。セーラームーンに勝てないというところも。アニメではラストに罪を悔いて善行を積んでるっぽいし。普通の人は「え?なんで徳とか積まないといけんの?生きるのだけで必死なのに」っていう感じですが、大悪人は大悪人ゆえに「悪い事したからいい事を必死にしよう」というモチベを持つ可能性が高いとう事は、普通の人よりも神聖な人間になる可能性が高いという事…。なんという大矛盾。でもこういう事が、現実に社会である可能性があるというのは、どう思うのだろう。適度に善人よりも、大きな長い目でみると障碍者で無職でどうしようもないみたいな人のほうが稼ぐ事を生きる為に必死に考えて世の為人の為になる仕事をするかもしれない……。そんな事を思うと、健常者より障碍者のほうが、パンピーよりヤクザが、昼の人より夜の人のほうが…優しい人になるかもしれない…。と考えるとゾっとしますね。コワイ話ですよ。
「この銀河で頼れるのは己のみ!」
とギャラクシアさんは言っていたけども、それは若い人の若い人だけが持てる価値観なのかもしれない。自立という言葉が、意味合いが、大人になってきてからどうとらえるか考えるか、いろいろ複雑で一言で言えない気がしているこの頃。私は今まで一人で生きてきたという自覚が全くないからな。そういう意味では凄い事由に生きてる、みたいな印象がありますけどね。ギャラクシアさんは。そんな自由度銀河系ナンバーワンの人間に自由にできなかったセーラームーンの腰の重さというか。セーラームーンって何…???なんでああなのか。超絶絶対美少女戦士なんだな~…。と。それは誰にも動かせない燦然と輝くまさに星ではなく、月なんだな。スターシードスターシードっていうけど、スターじゃなかった、セーラームーンはムーンだった、という誤解が互いの間にあったのかなという気がしました。銀河の中で月って…。惑星でなくて衛星という事になるのか。惑星の女の子はギャラクシアの傘下なのに、月は違うなんて。なんって孤独なんだろう。孤独すぎる…。銀河の中の一つしかない孤独なんだ。月って。地球レベルじゃないんだ。もうこの銀河から外に出るしか孤独じゃなくなる方法ないんだ…っていう孤独が猛烈に強いところが、私のセーラームーンが好きな理由の一つです。この孤独の深さはなかなか。




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