シン・三太郎物語1
- カテゴリ:日記
- 2023/05/28 19:01:06
1、出会い
ナ 大海原に大きな大きなバカでかい桃が漂っています。
砂浜では金太郎が亀にまたがりお馬の稽古。
金 亀!行けーーー!ハイドウ!ハイドウ!亀!おそーーーい!
ナ そこへ浦島太郎がやってきました。
浦 おいおい。亀をイジメたらかわいそうだろ。
金 イジメてねーよ。こいつは馬だ。
浦 ・・・かわいそうに、どう見ても亀なのに馬だなんて・・・大丈夫じゃ、おまえを責めたりせんでのう。とりあえず亀から降りてこい。
金 なんだおまえ、オレは亀と遊んでいただけだぞ。
浦 さっき魚をたくさん釣って来たんじゃ。
焼いてやるから食べていけ。
金 魚!焼き魚か!ちょうど腹が減ってたんだ。
おまえいいやつじゃん。
浦 わしは浦島太郎じゃ、おまえは何という名じゃ。
金 オレ?オレは金太郎。
浦 そうか金太郎か。・・・亀、好きな所へ行っていいぞ。
亀 いや、本当に遊んでいただけなのでお気遣いなく。
浦 え?なんだそうなのか!これは勘違いだったか、
すまなかったのう金太郎。よし、魚を焼こう。
腹いっぱい食べよう。
金 おお!なんだかよくわからんが魚は食べるぞ。
亀、おまえも食べるだろ?
ナ 亀はこの二人がなんだかとても気に入りました。
竜宮城へ連れて行けば乙姫様も喜ぶに違いないと思いました。
亀 浦島太郎さん、助けてくれようとしてありがとうございます。金太郎さんも遊んでくれてありがとうございます。お礼がしたいので一緒に竜宮城へ来てくれませんか?ご馳走をたくさん用意しますよ。
金 なに!ご馳走!
浦 竜宮城?聞いたことのない城じゃな。
亀 それはそれは美しい海の中にあるお城です。
金・浦 行きたい!
ナ 亀は金太郎と浦島太郎を背中に乗せて海の中へと潜っていきました。金太郎と浦島太郎は海の中の美しさに大興奮です。
金 なんじゃあれは!でかい!蛇か!
浦 あれはうつぼじゃ!なにも知らんのじゃのう。
金 魚がひらひらと泳いでおる。これはなんとも美しいではないか。
亀 お二人とも!背中であまり暴れないでください!
まっすぐ進めません。
金 な、なんだ?あれは・・・。
浦 桃じゃ!桃とぶつかるー!亀!前じゃ、前を見ろ!。
金 なんで海の中に桃が?しかも、でかい!
金・浦 うわぁ~!!!!
ナ どんがらがっしゃーん!パッカーン!
亀と桃がぶつかった衝撃で桃が真っ二つに割れてしまいました。
桃の中から現れたのはもちろん桃太郎!
桃 私の潜水艦ももたろう号がぁー!ブクブクブク・・・。
浦 溺れているー!イヌとサルとキジと人が溺れているー!
亀 大丈夫です!わたくしの背中に乗せてください。
ナ 亀の背中に乗せると不思議なことに息ができたのです。
桃 助かったー!
ナ 息を吹き返した桃太郎は潜水艦ももたろう号を見て嘆きました。
鬼ヶ島に鬼退治に行くところ海で迷っていたら亀にぶつかり潜水艦が大破してしまったからです。
桃 イヌとサルとキジ、お前たちが無事でよかった!
亀 鬼ヶ島のことでしたら、乙姫様が御存じです。桃太郎さん、
このまま一緒に竜宮城へ行きましょう。
ありがとうございます。
楽しく読んで貰えて光栄です。
どんがらがっしゃーん!ぱっかーん!^^
これは子どもがとても好きないいまわしです
とても楽しいですね
楽しんでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。
残念ながら鬼さんたちは助かりませんが・・・
>総悟さんへ
面白いと言ってもらえるのが一番嬉しいです。
励みになります。ありがとうございます。
続きは随時準備ができ次第upしますね。
また、よろしくお願いいたします。
これ…めっちゃ面白いです(*゚0゚*)スゴイ!
ていうかたまごさんの想像力本当みんな楽しくて
子供達には絶対学べる事いっぱいあると思います(*´▽`*)
喧嘩と思ってからのお互い誤解から生まれる友達、仲良し、友情!
そして桃太郎は潜水艦に乗って鬼が島に向かったから
亀さんと二人に出会って合流する展開も自然で楽しく拝見させて頂きました!
続き楽しみです(*∩∀∩*)ワクワク♪
明日も素敵な一日になりますように☆