5/15(月) 19:46配信 FNNプライム
きのう5月14日、北海道・幌加内町の朱鞠内湖(しゅまりないこ)で釣りをしていた50代と見られる男性が行方不明になり、その近くではクマが目撃されていた。
釣りの常連「クマの怖さよく知っている」
行方不明になった男性は、この湖で十年以上釣りをしている常連だったという。
行方不明の男性を知る人は、「超ベテランだから、散々教わって、北海道生まれ北海道育ちの釣り好きの人だから、大げさにいえば神様みたいなものかな。ここに来てる釣り人って、かなりベテランが多いんですよね。 釣りの経験を散々してきた人が多いから、クマの怖さみたいなものも、自分が遭ってなくても、ものすごくよく知ってるんですよね」と話した。
男性は14日の午前5時ごろ、観光施設の職員が運転する小型船に乗り、一人で釣りに向かったとみられている。
しかし、約5時間後、職員が船で迎えに行くと、男性の姿はなかった。
その時、職員は「胴長」と呼ばれる釣り用の長靴をくわえているクマを目撃。 その後の警察などの捜索で、男性のライフジャケットやリュックが発見された。
そして、きょう15日午後1時頃、 クマを駆除するため約15人のハンターたちが出発。 捜索が始まると、ハンターらは“人体のようなもの”を発見した。
さらに午後4時50分、駆除されたクマが岸に到着。
体長約1.5mのクマで、大人が複数人で運ぶほどの大きさだった。
警察は、詳しい状況を調べることにしている。
(「イット!」5月15日放送)
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・痛ましい事件である。
・ブルーシートでくるまれた遺体の小ささ、別記事ではそれが頭部であったということからも、クマによる食害のおそろしさ、被害者へのいたましさはつのる。
ご遺族も 捜索に当たった関係者の方々にとってもショックなことであろう。お悔やみ申し上げる。
・それとは別に、記事で使われる用語への違和感がはんぱない。
①被害者の着衣「胴長」と、表題の「長くつ」とのちがい
・ネットでググれば画像がたっぷりと出てくるが、
この「胴長」というのは、漁師さんたちが、腰の上あたりまで水に浸かって、船をひきあげたり、釣りをするときに着る防水性の靴から胸元まで一体となった ボディスーツ(ウェットスーツ)のようなものである。
一応「胴付長靴」を略して、「胴長」「胴長靴」などと呼ぶらしいが、漁や渓流釣りとは無縁な人間にとっては、「長くつ」と言えば くるぶしまでの長さのずんどうなレインシューズのイメージしかない。
ひざ丈の長くつ(ゴム長)すら、日常的にみなくなって40年以上たちますw
私自身、「胴長」という名称と実物は知っていたけど、
それを「胴付き長くつ」と呼ぶとは知らなんだ。
だから、表題に「長くつ」と持ってくるのは、読者にかなり錯誤を与える表現だと思う。
せめて 「防水着衣」くらいの呼称にしておくべきなのでは?
②「クマを駆除」
用語としては まちがっていない。
でも 日常感覚からすると、駆除って 害虫駆除程度のイメージ。
とてもじゃないが 人を丸っと食べるクマに使うこととは思えない。
しかも 動物愛護の精神からすると、勝手に害虫扱いして駆除と言うなと言われそう。
実態に即して、「射殺」と表現すべき。
クレーマー対策で、あえて「射殺」という表現をさけたのかもしれないが、それでは ますます 人々の感覚が恣意的に偏向したまま固まっていくだけだと思う。
「クマに襲われれば、人は食われて、体も残らない」この現実を直視し、日本国内で共有してこそ
「動物愛護の為には、人もクマも死なせないために、
遭遇しないように対策することが一番重要。
やむおえない時には命の選択(クマと人のどちらが生き残るのか?)に至る」という認識につながるのだと考える。
③最近、東日本では 人がクマに襲われ食べられる事件が目立つ。
かつての酷暑暖冬にくらべ、ここ2年ほどは、暑さやわらぎ冬らしい冬になっている=クマにとってはエサ不足なのでは?
あるいは 中国人が原野を買いあさって クマの生息域を荒らしているのか?
外国人たちが集団で、日本人が足を運ばないような自然の中までずかずか入り込んで 生ごみ(クマの餌)を大量放置して
クマを養っていたのでクマの個体数が増える一方、
コロナで観光客が減って 餌不足になった成体クマが
地元の日本人が出かける場所まで降りて来たのか?
そのような状況で、
「観光船で送迎しないと 往来できないような奥地」に行って釣りをするのは危険ではないか?
これまで クマが出てこないから 食われなかった。
でも 昨今のクマは 人を食いに来るから、
そんな 船で送迎しないと逃げ場のない釣り場でにクマが来たら、アウトだったんじゃないか?
と思うのだが。
・世の中が便利になると、
自然の細かい変化(脅威の発生)に気づくのが遅れがちになる。
・「安全対策」をしています。
はい、その安全対策とは、照準をどこに置いてますか?
昨年・前回適切であった「安全対策」が、
今回も適切とは限らない、それが自然ってやつです。
・自然・野生における「安全基準」というのは、かなり頻繁に変動しているのです。
都会で地震が起きれば 「びっくりした!」ですむことでも、野生動物にとっては 「生息域を変えようかな?」って感じるほどの脅威であるかもしれません。
・昨今では 人の活動領域が集中して活動範囲が狭まる傾向にあるから、野外活動のフィールドが、かつては 里山程度に 少数の人が頻繁にでいりすることにより、危険な野生動物を遠ざけていた場所が、
いつのまにか 地元の人の訪れが減って、知らないうちにクマなど害獣の縄張りになってしまっている
それが 今の日本の現状だという認識を強く持つ必要があると思います!
そんなところに 観光開発とばかりに、観光船などで送迎してどうするよ!
・外国人が 勝手に船を使って、無許可でそういう場所で釣りをして、釣った魚や残飯をポイ捨てするのも日常化している日本・北海道では、
クマにとったら 「人が来た⇒餌場に餌が補充されたぞ」という認識になって「今回は一人で来てるから隠れて待つ必要ないな」という認識で出て来て、人が食い殺されているかもしれないんだよ。
・記者なら 忖度することに頭を使うんじゃなくて
事件の背後にありそうな事象を想定して 仮説を立証しそうな状況証拠を調べて記事を書くくらいのことをしなさいよ!
5/28(日) 15:36配信 共同
https://news.yahoo.co.jp/articles/e09777eb84ea47848c8afe315894e218944555aa
北海道各地でヒグマの目撃通報が相次いでいる。道警によると、今年1月~5月20日の通報件数はここ5年で最多。釣り客が襲われて死亡するなど人身被害も出ている。個体数増加が背景とされ、道は絶滅の恐れから30年以上前に廃止した春の駆除を解禁するなど対策を強化。担当者は「フェーズが急速に変わった。個体数の積極的な管理が必要だ」と指摘する。
幌加内町の朱鞠内湖で5月14日、釣りに来ていた男性(54)が死亡した。翌15日には周辺でハンターが体長約1.6mの雄グマを駆除。男性の死因はクマに襲われたことによる全身多発外傷と判明した。札幌市や室蘭市などでは住宅地に近い場所でもクマが目撃されている。
道警によると、今年は5月20日までの目撃通報が487件で2019年以降で最多。人身被害も朱鞠内湖の件を含めて5月20日までに3件発生している。
道によると、道内のヒグマ生息数は2020年度に推計値で1万1700頭。1990年度の5200頭と比べて約2.3倍に増え、目撃や被害増加につながっているとみられる。
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「フェーズが急に変わった」って言い方><
2019年以降で最多ってことは、5年ぶりに目撃情報が増えたってことなのかな?
実際には、コロナの間 人の動きが少なくて、目撃する機会も減っていた可能性はないのかな?
北海道内に クマが1万頭以上もいるとは思わなかった。
日常生活県内でも クマに追いかけられたという情報が増えているから 怖いなと思う
ちなみに「駆除」問う表現より「捕殺」という言い方の方が そぐうと思う