Nicotto Town


✿古山詩織✿さんの日記


凄いね。ウチのベランダのシンビジウム。

お気に入りコーデ

もらったステキコーデ♪:162





ウチの二階のベランダに、だいぶ前に母が運んだ

ラン科でしょうね。そう・・・

シンビジウムの花があります。


(随分、大きな重たい鉢植えで、私は、あの高齢者の母が

どうやって二階のベランダに、シンビジウムの鉢植えを

運んだのかわかりません。聞いても答えない人そうだけど)


さて、私はシンビジウムについて調べてみると、

比較的寒さに強く、東南アジア、熱帯アジア、

オーストラリアが原産地で日当りの良い場所を好み、

直射日光はダメ。だそうです。

秋冬以降は室内に取り込むそうで、7~8度が最低気温で

保ち、暖かい午前中に水をあげます。

夏は、夏で気温30度を超えると、これもダメだそうで、

夏場は夜に気温が下がらない環境では温度の低い場所に

移動させなければいけない。との事です。


思えば、このシンビジウムという花は、45年近くも

ウチには、置いてあって、私の母親が知り合いの方から、

何回も、この花の鉢植えを頂いて、頂いた時に鑑賞会が

一度あるんだけど、母は、この鉢植えを、一度葉落ち

させて、そこから更に、2~3度と花を咲かせる事を趣味と

していましたが、これが凄い!

上記に、記された内容で、育てないとシンビジウムの二度

咲き、三度咲きは出来ないそうで、シンビジウムの鉢に

温度計を刺して、更に部屋の温度を測り、本来は、室内の

植物管理が出来る部屋というのかな。

(昭和の頃には、そーいうお部屋があった家もありました)

そーいう家で、栽培するのが正確なのかな?

とも思いましたが、母は自己流で、午前中の何時から何時

には日陰に出して、お水は、細いジョーロの先で少しと

冬場は霧吹きでお水はあげて、根元にはあげない。

だとか色々、まぁー細やかに世話をしては、

「あんなに世話したのに、今年は咲かない。この鉢は、

3年も世話をしたのにどうしても咲かない。やっぱり、

シンビジウムの花を咲かせるのは、簡単ではない。」

と言いつつ、まぁ負けず嫌いになって何年も世話していた

ようですが、今年、ウチの母が家を留守にしている時に

私が二階のベランダで、洗濯物を干していると、

「あれっ?!シンビジウムの花が咲いているよ。」

と気が付いたのですが、どーも凄い事に気が付いたんですね

私は・・・


二階のベランダに置かれたシンビジウムの鉢植えですが、

上記に記載した育成の付き合い方を全部無視して、

夏は日照りの炎天下の中に放りっぱなし。

直射日光の下でガンガンさらされて、夕立ちの時の雨水以外

は水やりはなし。

水はけが悪くても誰も世話はしないでクチャとしたまま。

冬は、繊細な温度調節と日光浴の時間は決まりがあるの

ですが、温度調節も何も無くて、氷点下になっても

知らん顔。

(凍っていても雪が被っていても無視。)

当然の事ながら、台風の時は家の中に避難させなければ

いけないんだけど、これも放りっぱなしで吹き飛ばされそう

になっても無視。

勿論、シンビジウムのための虫よけの薬や、堆肥は一回も

あげていません。(どーしよう!!!)

これだけ、シンビジウムにやっちゃいけない話、全部やった

ら、枯れるかと思ったら、太ぶとと立派に、どこがいいのか

わかりませんが、凛とした上品で少し可憐な佇まいで、

大輪の花咲かせているのを発見した私は、当然の事ながら

「凄い!」

の一言でした。

あんなに、何十年も母が苦労して育てて花なんか咲かないよ

うですが、それなのに、二階のベランダにブッ飛ばして

置いたら、ビックリしますよねぇ・・・



それで、あんなに立派な花が咲きました・・・(*_ _)


私は腰をかがましてして、シンビジウムの鉢植えと顔を

合わせながらじっくりと、花の顔を見つめながら、

「これじゃー、長い間苦労したシゲが泣くだろうな。

何のために頑張ったのか・・・

そして、私と周の責任ではありません。」

とだけ春のベランダでシンビジウムの鉢植えに

地味に呟いた私でした。





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