Nicotto Town


ガラクタ煎兵衛かく語りき


春の夜の夢



いつもテンション高くキーを叩いてるので
今回は抑えましょう たとえば眠りにつく前の一瞬のまどろみのように


テンションを低くして しっかりと生きている人が好き
流れる水のように 一緒に流れたい

朝 目覚める
昼 目覚める
夜 目覚める

いつも眠りから追放された瞬間は悲しい
もうあの夢の風景に戻れないんだ

吹く風
肌感
見上げる天井
無意識にベッドサイドのデジタルクロックの液晶表示を探す




もう戻れない
夢の余韻には戻りたいけど
今生きてる現世に還ってしまった


うん 夢の中で出逢えた人々はなんなのだろう
知ってる人もいれば 知らない人もいる
そう 今朝の夢で知り合えた人々は
私の脳内で創り上げた人格 外見なんだろう



無理やり夢に再びねじ込む
個人病院の待合室 仲間5~6人wで押し寄せて退屈な待ち時間
突然見知らぬ女性が横にいらっしゃった
快活に話しかけてくれていた
ちょっと嫌だった

待ち時間のはずなのに 次の瞬間待合室の裏口が開き
いきなり どっかの駅のホームに繋がった

医療行為を受けるためにここに来たのに
それを受けないまま 私達はそちらに向かった

目指すは6番ホーム(そう誰かに言われた)
少し仲間から遅れてしまった
間もなく電車が来る
でも前方に人影は見えない 私は何かで遅れてしまったようだ

ふと自分の居る表示板を見上げた そこには⑦の文字が踊っていた
脱力感のなか 自分の後ろにいらっしゃる数人の待合室にいた人々とともに
地下に降りて⑥番ホームへの道を探した

割とすぐに地下道は見つかり そこを下がって その後上がり⑥番ホームに辿り着いた
でも もう誰もいない ため息をつきながら そこの時間表を見る


その辺で目が覚めた





ああ まだいたかった そこに居たかった
この夢に特段の意味は無いと思っている

この世の流れについていけない老人のひと晩の夢でございました

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2023/05/01 02:19
夢でもし逢えたら素敵な事ねぇ〜




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