Nicotto Town



スチームパンク農法と各地域

浮遊庭園の次。

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2023/03/24 16:02
ここまで
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2023/03/24 16:02
ピローグ

ここで言う自重湯沸かし器とは何か?
それはタンクに入れた自らの水の重さでお湯を沸かす機器である。
細長いタンクに下にある水を人工光合成で水素-酸素に別ける。
水素は軽いから自ら上昇していく。
細長いタンクの一番上で水素-酸素により燃料電池で蒸留水を作る。
蒸留水を下に落とせば位置エネルギーで発電してコイルで熱を作れば、
『お湯』になる。
事実上水源さえあれば規模次第ではどれだけでも蒸気タービン発電も出来る。

さて、石炭発電、石油系発電、天然ガス発電、地熱発電、原子力発電とあるが
最上のスチーム・パンクとは何であろうか?

                                   了
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2023/03/24 06:04


動画機能付きのチャットに繋ぐと書き込みだけ残す。
コトル〈何故スチーム・パンク農法なの?水やりなんて上からやればいいじゃない〉
イムス〈土は下から固くなるんだ。水源が下あれば根は下を目指すだろ?だからあまり耕す必要がなくなるんだよ〉
ユノリー〈土が温かい方が良く育つし微生物培養の意味でもあるよ〉
コトル〈竹酢液の魚介類液肥は?〉
紗江〈植物も栄養食べて育つのよ。食べたものがたい肥になり再度植物の栄養になる。
地球は循環してなりたっているの〉
ユノリー〈循環を止めたら悪影響あるのは経済もだな。
自分だけ自社だけではなくその次その次その次と考えて一周させるなら物事は上手くいくそうだよ〉
コトル〈誰が言ったの?〉
紗江〈水原智〉

                                       了
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2023/03/24 06:03


 日本福島の畑で新規でスチーム・パンク農法をやることになった。
貯水池と蒸留水を溜めるタンクの皿の上にシリコン・チューブ製の潅水パイプを均一に並べ置いていく。
自重湯沸かし器の蒸気は潅水パイプで地下から水やりするのだが水の出口を作らねば均一の水やりにならない。
潅水パイプの出口に排水のホースを置くと再度皿に流れて蒸留水に変える。
そのあとは潅水パイプの入り口と出口それぞれに印をつけて竹酢液魚肥料でたい肥化した
完熟のキノコクズを撒いて土の代りとする。
そのあと畝を作るがそれは4月の仕事だ。


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2023/03/24 06:03


オーストラリアの南に位置するヤラータとユークラの自重湯沸かし器蒸気タービンが始まった。カルンバとアッカイのは10月に停止し固形メタンに切り替わる。
アリーナ一夜城型の農業栽培は天窓を閉めて保温をする。
サウスヘッドランドは永久給水タンクが無ければ水に困る。
高い塔の給水施設だ。
塔から各地域に伸びる給水ホースはその地域に長細い日影の列を作る。
風が吹けばなびく音がやかましいがこれがこの地域の日常だ。


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2023/03/24 06:02


オーストラリアの南に位置するヤラータとユークラの自重湯沸かし器蒸気タービンが始まった。カルンバとアッカイのは10月に停止し固形メタンに切り替わる。
アリーナ一夜城型の農業栽培は天窓を閉めて保温をする。
サウスヘッドランドは永久給水タンクが無ければ水に困る。
高い塔の給水施設だ。
塔から各地域に伸びる給水ホースはその地域に長細い日影の列を作る。
風が吹けばなびく音がやかましいがこれがこの地域の日常だ。


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2023/03/24 06:02
第3章 12月



 イムスは畑を耕運機で浅く耕しⅠ列畝を作る。
10年くらい耕してない。スチーム・パンク農法はそんなに土を耕す必要はない。
水管の前と後ろに印をつけているのでその真上に一列畝を作るように耕耘する。
耕耘では竹酢液魚肥料を撒いていくが、海水魚由来の魚のため定期的に塩抜き植物を植えるがそれも10年周期の仕事だ。
塩抜き植物は手作業で抜いて溜めて竹酢液のタンクが来た時一緒に海に返す。


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2023/03/24 06:02


動画機能付きのチャットに繋ぐと書き込みだけ残す。
ユノリー〈福島産伊勢海老をくれよ〉
コトル〈僕もそれがいい〉
イムス〈伊勢海老かあ…おれもそれが良い〉
紗江〈対価次第よ。私は農家だもの。わざわざ購入なら対価もそれだけ要求するわよ〉
コトル〈原発汚染の心配も無くなったからね。福島魚介類も有名だよ〉

第3章 12月
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2023/03/24 06:01


 日本福島の夫沢にあるコンピラサン市場に農作物を卸しに来た。
原発は解体され地球に原発は存在しないがここは大きな市場として大いに栄えている。
トリチウムも元素分離されたらしいが下駄から生じるのは蒸留水のため付近の漁場で魚を洗うのにも安心して使える。
紗江は家族と海鮮丼を食べて帰った。…水がとてもおいしい。


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2023/03/24 06:01


 ロシアのウラル山脈から東のオビ川の麓にあるマクニドは物流が基本的にオビ川に作られた運河に頼る。船は川を上りマクニドからの荷物を載せるとさらの下流に下って行く。
小型双胴船の船は船の前後に布を張ると空気を送ればホバークラフトとして浅瀬を乗り越え物流する。
中ロシアの西では川運河が発展し、東では鉄道網がしっかりしている。
長い煙突のこの車両は自重湯沸かし器を使う蒸気タービンであり加圧水型のタービンは少ない水量で大きな蒸気機関を稼働する。
ところで、中ロシアのモチーフは霜の巨人ユミルだがその大地に拡がるロシア温室はアリーナ一夜城の転用で王蟲の抜け殻の集団のようだ。


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2023/03/24 06:01


 オーストラリアの北東と東、カルンバとアッカイにこの時期から自重湯沸かし器が稼働始める。ヤラータとユークラのは6月に停止し固形メタンのエネルギーに切り替わる。
北と北東からオーストラリア中心方向に水蒸気が流れ雨となり現地に多くの湖を作る。
砂漠は減り沼地は増えるのだがオーストラリアの気象はコントロールが難しい。
カンガルーは大いに増えるがオーストラリア全固有種は増減の差が激しい。
ユノリーはカンガルー狩りに来て捕まえて屠殺解体してバイオビニールに入れて顧客の要望に応える。カンガルーの肉は濃厚な風味という。
作者も食べたことはないが。食べてみたいと思う。


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2023/03/24 06:01
この紙マルチは西アフリカの企業製でオニャンコポンという神様がユーモアに漫画になって印刷されてある。
花が枯れ実れば根本から刈り取り下にシートを敷いた小屋に半月立てて置き、その後逆さまにして半月干す。
ほぼ機械化された時代なのであまり労力を必要としない。

現代、アフリカは近代化していて皆が学問に励む。


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2023/03/24 06:00
第2章 8月

 1

 スーダンの巨大耕作地に広く植えてある胡麻。
薄紫の花が辺りを占める。
胡麻の花言葉はたくましく生きるらしい。
それくらい胡麻は丈夫な作物だ。
胡麻は一列に畝を作り一列に栽培するのだが最近はスーダンにも降雨量が増えたので
胡麻専用紙マルチを敷いてある。
油紙で作ったマルチは丈夫でビニールマルチと違い使用後そのまま耕耘すれば畑の肥料と化す。
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2023/03/24 06:00
*
イムス〈コトルから珈琲もらい胡麻油送るでいいか?〉
紗江〈福島の米でいいなら交換してもいいわ〉
ユノリー〈魚の肥料を珈琲と交換しないか?タンク1個分送るぞ〉
*
コトル〈お父さんが魚の肥料と珈琲の交換でいいって〉

農家によくある物々交換は無事に終わった。

第2章 8月

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2023/03/24 06:00


動画機能付きのチャットに繋ぐと書き込みだけ残す。
イムス〈沙江。また魚の肥料を作っておいてくれ〉
ユノリー〈カンガルー肉とおのおの現地の特産物と交換しないか?〉
コトル〈僕は他の地域の暮らしぶりがもう少し知りたいな。昔に比べたら温かいらしいけど寒いんだ〉
沙江〈魚の肥料は送るのはいいけど私はカンガルー肉が食べたいな〉
*
ユノリー〈じゃあ。僕がカンガルー肉を沙江に送るから僕がイムスから胡麻を貰うよ〉
コトル〈珈琲は誰か欲しくないの?〉
*
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2023/03/24 05:59
蒸気に混ぜるのは納豆菌水であり地面の上から竹酢液で培養された廃棄の魚介類の液肥で土と混ぜて肥やしを作っては畑に撒いていく。
時々撒かれる納豆菌水は土に混じった放射能をエネルギーに変えて安全な土に変えてくれる。
納豆がなければ福島の復興も遅れていただろう。
佐藤沙江は父母と共に農作業に励むと漁場に足を運んだ。
漁師から余った捨てる魚を貰うとタンクに入れて竹酢液を少し足してかき混ぜる。
これが畑の肥料になるのだ。


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2023/03/24 05:59


 日本 福島 双葉町の両竹に作られた幻想建築物群に住んでいるがこれは全部皿の上に発砲ダイヤモンド製の建築で再度大津波が起きても水に沈まず崩壊もしない建築様式だ。
アントニオ・ガウディのような曲線を描くのは3Dプリンターで作られているで大量生産されてある。
福島の最大の悩みは放射能人災であり、耕作地に舞った放射性物質は多くの風評災害を呼んだ。
畑の真ん中にある煙突は自重湯沸かし器であり皿に溜めた蒸留水を蒸気に変えて周囲の畑の地下に送る。
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2023/03/24 05:59


 ロシアのウラル山脈から東のオビ川の麓にあるマクニドから南に少し行くと
ショル・コトル・ケメロヴォ(姓・名・父名)は13歳少年だ。
ロシア先住民として産まれるが父が温室アリーナを購入し温室珈琲栽培をしている、
温室の名はショル。
ロシア先住民の子孫でロシア温室はその先住民の姓が付けられる習わしになった。
自重湯沸かし器で地下に蒸気を送り土を暖めメタンを燃やし温室にしする。
根に水分があり乾燥した葉の部分は効率良く光合成を行う。
最近はロシア産温室栽培も軌道に乗り始め一時的に上がった珈琲の値が下り一般市民も
気軽に飲めるようになり始めた。
温室だから設定の季節は自由でコトル家では収穫をしている。
ロボットの摘み取りは正確で品質はとてもいいと自負するがブランドとしては天然物に負ける。低コスト大規模栽培がロシア温室なのだ。


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2023/03/24 05:58
オーストラリアの気候は安定しにくいため小麦などは難しいが故に食肉業者も牛や羊は少なくなり放し飼いのカンガルーを捕まえて販売している。
気候は安定しいからアリーナ温室が流行しトマトや茄子を栽培し流通している。
今ではオーストラリア各地が湖が増えたので各地に降水量が増えたがサウスヘッドラン
では海水を人工光合成で水素酸素に別けて高い塔の最上階で蒸留水に変えて給水ホースで内陸部まで運ぶ方法がとられ生活用水含め水源になっている。
自重湯沸かし器の蒸気を地中の潅水パイプに送られての水やりのため電力源を得て水やりでもあり作物は根深く育つ。
作物が潅水パイプまで届くまで納豆菌水で上から水やりされる。


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2023/03/24 05:58


 西オーストラリア サウスヘッドランドにある温室アリーナに農作物管理に行く。
ユノリー・ジョンは早朝アリーナの天窓を開ける。
スイッチを入れると天窓は収納され一斉に光が室内に入る。
南半球の4月はまだ暑い。
光は通すが熱を少なく通す布で天窓全域を覆い、蒸発水分を集め蒸留水に変えて再利用する。
12月からオーストラリアの南に位置するヤラータとユークラに自重湯沸かし器を稼働させ半年現地民の電力源にしているがそれで生じる水蒸気はオーストラリアに潤いをもたらす
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2023/03/24 05:58
水源はナイル川だが使える水量が増えているのは理由がある。
エリトリアの紅海側に核電池があり海水を人工光合成で水素と酸素に別ける。
水素は軽いのでシリコン・ナノチューブ布のパイプを自ら登る。
高地でその水素と酸素で燃料電池により蒸留水を作り水量ある川になりナイルに合流する。
ナイルのアル・ダッバーに巨大な分水嶺が置かれ分岐しリビア方向に流れるヌン大河となる。

イムスは他の地域の農業を見るのが最近の日課だ。
チャットを通して西オーストラリアやロシアのマクニドや日本の福島と連絡を取っている。



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2023/03/24 05:58
第1章 4月



 アフリカ スーダン 白ナイルの西にある街オンハダに住みそこから畑仕事に行く
ハービーブ・アブドゥル・イムス(出身地名・父名・本人の名)は
白ナイルを水源に自重湯沸かし器の蒸気タービンを見て。それが電力源に街の灯りを見る。
建物の外に光が出にくい建築でも昔より光量は増えた。
小屋で畑に紙ポットの鉢受けを下に備えごまの種を入れると自動的に種の播種の作業は終わる。
一つのトレイに終わる時間は30秒。
イムスの所有する畑では1時間もせずに播種の作業は終わる。
ハウスにあるゴマ用の芽だしのため自動の保温と水やりをする棚に入れる。
農機具は地域農家共同使用のため地域中のゴマ農家がこうして同じように棚に入れて芽だしを待つ。
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2023/03/24 05:57
プロローグ

 最高のスチームパンクは何か?
例えば石炭火力も蒸気機関、原子力発電だって蒸気機関である。


第1章 4月




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