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レ5年03月07日の地震


【レ5年03月07日の地震】

 

21時13分 M3.3 S2◎ 愛知県東部 H10km

 

令和5年3月7日16時00分

気象庁

 

南海トラフ地震関連解説情報

 

第65回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、

第443回地震防災対策強化地域判定会で、

南海トラフ周辺の地殻活動を評価しました。

 

2023年03月07日開催した

第65回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、

第443回地震防災対策強化地域判定会で評価した、

南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおりです。

 

 現在のところ、

南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が

平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる

特段の変化は観測されていません。

 

 (注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、

「平常時」においても

今後30年以内に発生する確率が70%から80%であり、

昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから

切迫性の高い状態です。

 

1.地震の観測状況

(顕著な地震活動に関係する現象)

 南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。

(ゆっくりすべりに関係する現象)

 プレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)のうち、

主なものは以下のとおりです。

 

(1)四国西部:2023年02月14日から2023年02月19日

 

2.地殻変動の観測状況

(ゆっくりすべりに関係する現象)

 上記(1)の深部低周波地震(微動)とほぼ同期して、

周辺に設置されている複数のひずみ計で

わずかな地殻変動を観測しました。

周辺の傾斜データでも、

わずかな変化が見られています。

 GNSS観測によると、

2019年春頃から四国中部で

それまでの傾向とは異なる地殻変動が

観測されています。

(長期的な地殻変動)

 GNSS観測等によると、

御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では

長期的な沈降傾向が継続しています。

 

3.地殻活動の評価

(ゆっくりすべりに関係する現象)

 上記(1)の深部低周波地震(微動)と地殻変動は、

想定震源域のプレート境界深部において発生した

短期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。

 2019年春頃からの四国中部の地殻変動は、

四国中部周辺のプレート境界深部における

長期的ゆっくりすべりに起因するものと推定しています。

 これらの深部低周波地震(微動)、

短期的ゆっくりすべり、

及び長期的ゆっくりすべりは、

それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。

(長期的な地殻変動)

 御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる

長期的な沈降傾向は

フィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、

その傾向に大きな変化はありません。

 

 上記観測結果を総合的に判断すると、

南海トラフ地震の想定震源域では

プレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、

南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が

平常時と比べて相対的に高まったと考えられる

特段の変化は観測されていません。

 

** (参考) 南海トラフ地震に関連する情報の種類 **

【南海トラフ地震臨時情報】

情報発表条件:

○南海トラフ沿いで異常な現象が観測され、

その現象が南海トラフ沿いの大規模な地震と

関連するかどうか調査を開始した場合、

または調査を継続している場合

○観測された異常な現象の調査結果を発表する場合

 

情報名に付記するキーワード:

○「調査中」 下記のいずれかにより臨時に

「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催する場合

・監視領域内※1でマグニチュード6.8以上の地震※2が発生

・1カ所以上のひずみ計での有意な変化と共に、

他の複数の観測点でもそれに関係すると思われる変化が観測され、

想定震源域内のプレート境界で

通常と異なるゆっくりすべりが発生している可能性がある場合など、

ひずみ計で南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる変化を観測

・その他、想定震源域内のプレート境界の

固着状態の変化を示す可能性のある現象が観測される等、

南海トラフ地震との関連性の検討が必要と認められる現象を観測

○「巨大地震警戒」 想定震源域内のプレート境界において、

モーメントマグニチュード8.0以上の地震が発生したと評価した場合

○「巨大地震注意」

・監視領域内※1において、

モーメントマグニチュード7.0以上の地震※2が発生したと評価した場合

(巨大地震警戒に該当する場合は除く)

・想定震源域内のプレート境界において、

通常と異なるゆっくりすべりが発生したと評価した場合

○「調査終了」 (巨大地震警戒)、

(巨大地震注意)のいずれにも当てはまらない現象と評価した場合

※1 南海トラフの想定震源域及び想定震源域の

海溝軸外側50km程度までの範囲

※2 太平洋プレートの沈み込みに伴う震源が深い地震は除く

 

【南海トラフ地震関連解説情報】

情報発表条件:

○観測された異常な現象の調査結果を発表した後の

状況の推移等を発表する場合

○「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」の

定例会合における調査結果を発表する場合

(ただし南海トラフ地震臨時情報を発表する場合を除く)

※すでに必要な防災対応がとられている際は、

調査を開始した旨や調査結果を

南海トラフ地震関連解説情報で

発表する場合があります。

 

07時24分 M5.0 S3▲ 釧路沖 H70km

 

▲地震情報(震源に関する情報)

令和5年3月7日07時27分 気象庁発表

 

2023年03月07日07時24分ころ、

震度3の地震がありました。

震源地は、釧路沖(北緯42.5度、東経144.6度)で、

震源の深さは約70km、

地震の規模(マグニチュード)は5.0と推定されます。

 

この地震による津波の心配はありません。

 

 




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